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脊柱管狭窄症は整体で治る?期待できる効果やメリット・デメリットについて解説

脊柱管狭窄症は整体で治る?期待できる効果やメリット・デメリットについて解説
公開日: 2026.01.30

「脊柱管狭窄症は整体で治せる?」
「手術せずに脊柱管狭窄症を治したい」

脊柱管狭窄症のつらい腰痛や足のしびれにお悩みで、上記のように考えている方も多いのではないでしょうか。

整体は、脊柱管狭窄症による痛みやしびれを一時的に緩和できますが、病気そのものを「完治」させることはできません。

本記事では、脊柱管狭窄症に対する整体で期待できる効果や、施術を受けるメリット・デメリットについて解説します。

脊柱管狭窄症の症状にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

脊柱管狭窄症は整体で治せないので要注意

整体やカイロプラクティックの手技によって、脊柱管狭窄症を完全に治すことは不可能です。

人体の構造上、以下の理由から整体で完治することはありません。

  • 加齢によって変形した骨や分厚くなった靭帯を手技では元に戻せない
  • 体の外側からの刺激で脊柱管内部の物理的な圧迫を解消できない

しかし、脊柱管狭窄症に対して「整体を受ける意味がない」わけではありません。

整体によって骨盤のゆがみを矯正したり、筋肉の凝りをほぐすことで、下肢のしびれや痛みの緩和が期待できます。

脊柱管狭窄症の適切な治療を受けつつ、症状緩和や再発予防のための身体のメンテナンスとして整体を受けるのは有効です。

脊柱管狭窄症に対する整体で期待できる効果

整体は、脊柱管狭窄症によって引き起こされる「二次的な不調」を取り除き、今ある症状を楽にするための対症療法として有効です。

特に以下の3つのアプローチによって、身体への負担を減らし、日常生活を過ごしやすくする効果が期待できます。

それぞれの効果について、具体的にどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。

姿勢改善

脊柱管狭窄症を悪化させる「反り腰」などの姿勢不良は、神経への圧迫を強める大きな原因です。

整体では骨盤や背骨のバランスを整え、神経の通り道が確保されやすい「楽な姿勢」へと導きます。

正しい姿勢を身体が覚えることで、立位や歩行時にかかる腰への負担が分散され、結果としてしびれや痛みが出にくい環境を整えることが可能です。

根本治療にはなりませんが、生活の中での負担を減らす土台作りとして有効な手段といえます。

痛みの軽減

整体によって身体のバランスを整えることで、脊柱管狭窄症による痛みの軽減が期待できます。

脊柱管狭窄症にお悩みの方の中でも、痛みをかばうことで生じる「筋肉の硬直」が症状を悪化させているケースは少なくありません。

整体によって筋肉の緊張をほぐすことで、圧迫されていた血管が広がり、血流が改善します。

これにより、痛みの原因となる発痛物質が排出され、痛みや重だるさが緩和される可能性があります。

一時的でも痛みが緩和されることで、精神的なストレスも軽減されるでしょう。

関節可動域の向上

脊柱管狭窄症に対して整体を受けることで、股関節などの関節可動域が向上し、スムーズに動けるようになります。

動作時の負担から腰を守るためには、その上下にある「股関節」や「背中」の柔軟性が不可欠です。

股関節が硬いと歩行時の衝撃を腰がダイレクトに受けてしまいますが、整体で関節可動域を広げることで、腰を過剰に動かさずにスムーズに歩けるようになります。

これにより、長く歩くと痛くなる「間欠性跛行」が出るまでの距離が伸びたり、階段の上り下りが楽になったりと、日常生活の質(QOL)を高める効果が期待できます。

脊柱管狭窄症に対する整体のメリット・デメリット

整体は、病院での治療と併用することで生活の質を高める手段になり得ますが、利用する目的を間違えると時間や費用が無駄になるリスクもあります。

本章では、脊柱管狭窄症に対して整体を受けるメリットとデメリットについて解説します。

以下でそれぞれの内容について詳しく確認していきましょう。

整体を受けるメリット

脊柱管狭窄症に対して整体を受ける大きなメリットは、薬や手術といった身体への負担を伴わずに、つらい症状を緩和できる点です。

単体では疾患を完治させることはできませんが、治療と併用することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • 硬くなった筋肉をほぐすことで痛みが緩和される
  • 不良姿勢を改善し、脊柱への負担を軽減できる
  • 手術を回避・延期できる可能性がある

整体は、「手術せずに痛みをなんとかしたい」「薬ばかり飲みたくない」という方にとって、生活の質を保つための有効な選択肢となります。

整体を受けるデメリット

整体は医療行為ではないため、費用面や安全性においてデメリットや注意すべき点も存在します。

通院を検討する際は、以下のリスクを十分に理解しておく必要があります。

  • 保険適用されないため、全額自己負担となる
  • 施術者による技術差が大きく、知識や技術にバラつきがある
  • 無理な矯正やマッサージを受けると、筋肉や神経を傷つけてしまう恐れがある

整体は国家資格を必要としない「医業類似行為」に分類されるため、無資格の施術者では知識や技術が十分でない可能性があります。

民間資格である「整体セラピスト」「カイロプラクター」などの認定資格を持つ施術者を指名しましょう。

脊柱管狭窄症における整体以外の改善方法

脊柱管狭窄症を治すには、整体だけに頼るのではなく、生活習慣の改善と医療機関で治療を受けることが不可欠です。

整体はあくまで身体を整えるサポート役と考え、根本的な対策を並行して行うことが痛みのない生活を取り戻す近道となります。

それぞれの具体的な取り組み方について確認していきましょう。

生活習慣の改善

脊柱管狭窄症において日常生活の中で意識すべきなのは、神経の圧迫を強めてしまう「腰を反らせる動作」を避けることです。

脊柱管は構造上、後ろに反ると狭くなり、前かがみになると広がる性質があります。そのため、洗濯物を干す際や高い所の物を取る際は、踏み台を使って腰を反らないよう工夫しましょう。

運動を取り入れる場合も、前傾姿勢で行える「エアロバイク」や水の浮力で腰への負担が軽減される「水中ウォーキング」が推奨されます。

また、睡眠中も腰を守るために、仰向けなら膝の下にクッションを入れるか、横向きで背中を少し丸めて寝ると、朝起きた時の痛みが和らぎやすくなります。

医療機関での治療

脊柱管狭窄症が完全に自然治癒することはほとんどないため、症状の進行度に合わせて治療を受ける必要があります。

主に以下のような治療を組み合わせて行われます。

  • 薬物療法:痛みや炎症を抑える薬や血流を改善する薬を服用
  • 運動療法:腰の安定性を高めるトレーニングを実施
  • ブロック注射:痛みの強い部位に直接注射し、痛みの伝達を一時的にブロック
  • 手術療法:神経の圧迫を取り除く、不安定な骨を固定するなど

まずは、薬物療法で痛みや炎症をコントロールしながら、運動療法で腰の安定性を高めるトレーニングを行い、症状の改善を目指します。

日常生活に支障が出るほど痛みが強い場合は、神経の周りに麻酔薬を打つブロック注射を行い、直接炎症を鎮めます。

排尿・排便障害や足に力が入らなくなる重症例では、神経が回復不能になる前に手術療法が検討されます。

脊柱管狭窄症に対する整体についてよくある質問

本章では、脊柱管狭窄症に対する整体についてよくある質問に回答します。

これらを知らずに通院を始めると、思わぬ出費や症状の悪化を招く恐れがあるため、事前に正しい知識を持っておくことが大切です。

以下でそれぞれの内容について確認していきましょう。

脊柱管狭窄症の整体は保険適用される?

残念ながら、脊柱管狭窄症の整体は健康保険の適用外であり、全額自己負担となります。

健康保険は整骨院での「急性の怪我(骨折や捻挫など)」に限定されており、脊柱管狭窄症のような「慢性疾患」や「加齢による変性」は対象外となるためです。

一般的には1回あたり5,000〜10,000円程度の費用がかかるため、経済的な負担も考慮したうえで長期的に通院が可能かどうか計画を立てましょう。

脊柱管狭窄症は整体で悪化する?

施術内容や施術者の知識・技術によっては、脊柱管狭窄症の症状が悪化するリスクがあります。

脊柱管をさらに狭めてしまう「腰を強く反らす動作」や、変形した骨への過度な圧迫は、神経へのダメージを増幅させかねません。

「痛い方が効く」という思い込みは捨て、施術中に少しでも痛みや違和感を感じたらすぐに伝えることが重要です。

脊柱管狭窄症は整体以外にも「再生医療」をご検討ください

脊柱管狭窄症に対する「整体」は根本治療にはならないものの、骨盤のゆがみを矯正したり、筋肉の凝りをほぐすことで、下肢のしびれや痛みの緩和が期待できます。

また、身体のバランスを整えることで腰への負担が軽減され、治療後の再発防止策としても有効です。

「脊柱管狭窄症を少しでも早く治したい」「根本的に治したいけど手術は避けたい」という方は、再生医療をご検討ください。

再生医療は、自身の細胞や血液を用いて、痛みやしびれの原因となっている損傷した神経の再生・修復を促す治療法です。

以下のページでは、実際に再生医療の治療を受け、脊柱管狭窄症の症状が改善した症例を紹介しているので、併せて参考にしてください。

>>再生医療によって脊柱管狭窄症が改善した症例(80代男性)はこちら

当院リペアセルクリニックでは、脊柱管狭窄症に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。

脊柱管狭窄症にお悩みの方は、ぜひご相談ください。

監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長