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頚椎椎間板ヘルニアと診断され、「どれくらい仕事を休むべきなのか」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。 休職期間の目安は症状の強さや治療内容によって大きく異なり、軽い場合は数日〜1週間ほど、しびれや力の入りにくさが強い場合は1〜2週間以上になることもあります。 この記事では、頚椎椎間板ヘルニアの休職期間の平均日数や仕事を休めない場合の対処法について解説します。 また、近年の頚椎椎間板ヘルニアの治療では、損傷した組織の改善が期待できる再生医療が注目されています。 以下のページでは、頚椎椎間板ヘルニアによって歩行や手の動きが失われた患者さまが、再生医療の治療後に手指の動きや食事動作を取り戻した症例をご紹介しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療によって頚椎椎間板ヘルニアが改善した症例(80代女性)はこちら 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。 頚椎椎間板ヘルニアにおける休職期間の平均日数 頚椎椎間板ヘルニアにおける休職期間の平均日数は、以下の通りです。 軽度の場合|数日〜1週間程度 重度の場合|1〜2週間程度 手術を受けた場合|数週間〜1カ月程度 頚椎椎間板ヘルニアの休職期間は、症状の強さ・回復の速さ・仕事内容によって大きく異なります。 復職時期は必ず医師と相談し、無理をして再発・悪化を招かないようにしましょう。 また、頚椎椎間板ヘルニアで一定期間の休職が必要になった場合、傷病手当金(健康保険の補助制度)を利用できる可能性があります。 症状が強いときは無理に働かず、必要に応じて制度も活用しながら体を休めましょう。 軽度の場合|数日〜1週間程度 軽度の頚椎椎間板ヘルニアでは、数日〜1週間ほどの休息で仕事に戻れるケースが多いです。 痛みやしびれが比較的弱く、首や腕の動きに大きな支障がない状態であれば、短期間の安静で日常生活に復帰できます。 ただし、細かな手作業を伴う仕事では、軽度のしびれでも業務に影響が出る場合があるため、指先の感覚が戻るまで少し長めに休む判断が必要になることもあります。 症状の現れ方には個人差があり、無理に作業を続けると痛みが悪化する可能性もあります。 復帰のタイミングは、医師の診断や自身の体調と照らし合わせながら慎重に判断しましょう。 重度の場合|1〜2週間程度 痛みやしびれが強く、腕の力が入りにくい、指先が思うように動かない、といった症状が現れている場合は、1〜2週間ほど休職して治療を優先するケースがあります。 営業職や販売、工場勤務など体を動かす仕事が中心の方は症状が落ち着くまで働き続けるのが難しい状況になりやすいため、医師の判断に沿って職場と調整しましょう。 また、家事や身の周りのことに支障が出ている際は無理を続けると悪化する可能性があるため、短期間でも休息を確保して治療に専念することが重要です。 復職後もしびれや痛みが強まる場合は、早めに医師へ相談し勤務形態を見直しましょう。 脱力や細かい手作業が難しい状態が続く際は、追加の治療や手術を検討される場合もあります。 手術を受けた場合|数週間〜1カ月程度 頚椎椎間板ヘルニアの手術を受けた場合、仕事復帰までの期間は数週間〜1カ月程度が目安となります。 保存療法で症状が改善しない場合や、手先の細かな動きが難しくなる・歩きづらさが出るといった神経症状が進んでいる場合には、前方除圧固定術と呼ばれる手術が選択されることがあります。 頚椎前方除圧固定術は、首の前から飛び出した椎間板を取り除いて神経の圧迫をやわらげ、プレートやネジで首の骨を固定する手術です。 手術から退院までには経過観察やリハビリが必要となり、入院期間は概ね10〜14日ほどが目安です。 その後も、首に負担をかけないよう慎重に回復を進める必要があります。 デスクワークであれば比較的早期に復職できる場合が多い一方、長時間の前傾姿勢が続く作業や重量物を扱う仕事では、復帰までにより慎重な判断が必要です。 なお、手術を行ってもすべての神経症状が消えるわけではなく、神経が長期間圧迫されていた際はしびれや力の入りにくさが残ることもあります。 症状が残る場合には復職時期の調整や働き方の見直しが必要となることもあるため、医師と相談しながら無理のないペースで進めましょう。 頚椎椎間板ヘルニアで休職が必要になるケースとは 頚椎椎間板ヘルニアで休職が必要になるケースは、以下の通りです。 仕事に支障が出ている場合 ドクターストップがかかる場合 休職が必要かどうかは症状の強さや神経へのダメージの程度、仕事内容によって変わります。 症状が軽くても無理をすると悪化する可能性があるため、医師と相談して判断しましょう。 また、症状や職種に応じて在宅勤務や時短勤務など、柔軟な働き方の検討も重要です。 仕事に支障が出ている場合 頚椎椎間板ヘルニアによる症状で仕事に支障が出ている場合、休職が必要と考えられます。 具体例は、以下の通りです。 痛みで集中できない 指が思うように動かない 歩行が不安定になる 職種による影響も大きいため、医師と相談しながら自身の症状と仕事内容に合った判断をしましょう。 症状が強いと、働き方だけでなく普段の姿勢や動作にも影響が出ることがあります。 日常生活の過ごし方によって症状が悪化する場合もあるため、避けたほうが良い行動については以下の記事を参考にしてください。 ドクターストップがかかる場合 頚椎椎間板ヘルニアの症状が重い場合、仕事や運動について医師からドクターストップがかかることがあります。 症状の具体例は、以下の通りです。 手や腕のしびれや感覚異常が悪化する可能性がある 脊髄への圧迫や影響が疑われる 首や肩に負担のかかる業務内容 安静や休業、手術が必要な状況 症状が軽度であれば、無理をすれば仕事を続けられることもありますが、頚椎椎間板ヘルニアは放置すると悪化するリスクがあります。 ドクターストップが出た場合は指示に従い休業し、症状の回復や悪化防止につなげましょう。 頚椎椎間板ヘルニアで仕事を休めないときの対処法 頚椎椎間板ヘルニアで仕事を休めないときの対処法は、以下の通りです。 首を後ろに反らす動作や上を見上げる姿勢は避ける 首を大きく回す運動は避ける うつ伏せでの読書・テレビ視聴は控える 必要に応じて頚椎カラー(首を支える装具)で首を固定する 適切な高さで首のカーブをサポートする形状の枕を使用する 頚椎椎間板ヘルニアの症状があってもさまざまな事情で仕事を休めない場合は、症状を悪化させない工夫をしながら整形外科での治療を継続することも大切です。 整形外科では痛み止めや神経ブロック注射、リハビリなどを受けながら仕事を続けることも可能です。 症状が悪化すると日常生活にも支障が出るため、休日や業務の合間に通院して早めに治療を受けましょう。 以下の記事では、頚椎椎間板ヘルニアの痛みを和らげる方法を紹介しているので参考にしてください。 頚椎椎間板ヘルニアの休職期間についてよくある質問 頚椎椎間板ヘルニアの休職期間についてよくある質問は、以下の通りです。 頚椎椎間板ヘルニアの安静期間はどれくらい? 頚椎椎間板ヘルニアで仕事を続けるには? 頚椎椎間板ヘルニアの適切な治療につなげましょう。 頚椎椎間板ヘルニアの安静期間はどれくらい? 頚椎椎間板ヘルニアの安静期間は、症状の重さや神経の圧迫の程度、仕事や日常生活の条件によって大きく異なります。 普遍的な期間はないため、医師と相談しながら経過をみて判断しましょう。 日常生活での姿勢や首への負担のかけ方によって、症状が悪化する場合もあります。 自宅でできるストレッチや予防法を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。 頚椎椎間板ヘルニアで仕事を続けるには? 頚椎椎間板ヘルニアの症状があっても、仕事を続けなければならない場合は、首や神経への負担を最小限に抑えて症状の悪化を防ぎましょう。 具体的なポイントは、以下の通りです。 デスクワークの際は長時間同じ姿勢を避け、1時間ごとに10分程度休憩する※ 椅子の高さやモニターの位置を調整し、首が前に傾かない姿勢を保つ 首を後ろに反らす、大きく回すなどの動作は避ける 頚椎カラーや首を支える枕を使用する 在宅勤務や半日勤務、休憩の増加など勤務時間や作業内容の調整する ※出典:厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」 症状の強さや仕事内容により、無理に働き続けると悪化のリスクがあります。 状況に応じて休職や治療の優先を検討しましょう。 頚椎椎間板ヘルニアの休職期間を短くしたい方は再生医療をご検討ください 頚椎椎間板ヘルニアの休職期間は、軽度で数日〜1週間程度、中等度から重度で1〜2週間以上、手術が必要で数週間〜1カ月程度が目安となります。 休職の判断は、症状の程度や仕事の内容によって個人差があるため、必ず医師と相談しましょう。 近年では、頚椎椎間板ヘルニアの治療において、損傷した組織の改善が期待できる再生医療が注目されています。 再生医療は、患者さまの血液や脂肪から採取した細胞を用いて、損傷した神経や組織の再生・修復を促す治療法です。 以下のような方は、再生医療をご検討ください。 できるだけ休職せずに治したい 早く治したいけれど、手術は避けたい 薬物療法や注射、手術を行ったが回復には至らなかった 当院「リペアセルクリニック」が行った症例については、以下をご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=HD84MUeROxE 頚椎椎間板ヘルニアの早期改善を目指したい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックへご相談ください。
2025.12.26 -
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加齢・姿勢の悪さや交通事故など、さまざまな要因によって頚椎椎間板ヘルニアを発症した場合、症状に応じてリハビリを行うことが一般的です。 適切なリハビリを行うことで、痛みの緩和や症状の進行を抑えられる可能性があります。 一方で、「頚椎ヘルニアでは、どのようなリハビリをするのだろう」「自宅でできることはあるのだろうか」と、不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、頚椎椎間板ヘルニアのリハビリ方法や自宅でできるメニュー、注意点について解説します。 ぜひ参考にして正しい対処法を知り、痛みや不安のない生活を取り戻しましょう。 また「できるだけ手術は避けたい」「リハビリを続けているが、後遺症がつらい」という方は、再生医療も検討しましょう。 再生医療とは自身の細胞の力を使って、損傷した椎間板や神経組織の修復・再生を促す治療法です。 実際に当院(リペアセルクリニック)の治療を受けた患者様の症例は、以下の動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/HD84MUeROxE?si=K4UVmQka1JYpOQZE >>実際に当院の治療を受けた患者様の症例はこちら 首の痛みの原因を根本から治したいという方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)にご相談ください。 頚椎椎間板ヘルニアとは? 頚椎椎間板ヘルニアは、首の骨(頚椎)の間にある「椎間板」というクッションの一部が飛び出し、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こす病気です。 椎間板は、以下のように外側の硬い部分と内側の柔らかい部分で構成されています。 部位 名称 特徴 外側 線維輪(せんいりん) 硬い組織 加齢や負担によって亀裂が入ることがある 内側 髄核(ずいかく) 柔らかい組織 亀裂から外へ飛び出して神経に炎症を起こす 主な原因には、以下のようなものがあります。 加齢による椎間板の劣化 猫背やストレートネック(スマホ首)などの不良姿勢 長時間のデスクワークやスマートフォンの使用 事故やスポーツでの強い衝撃 喫煙 現代ではスマートフォンやパソコンの使用により、うつむく姿勢が続くことが発症の要因となります。 神経の圧迫が進行すると手足のしびれだけでなく、ボタンがかけにくい・歩きにくいといった症状が現れる場合があるため、早期の対策が必要です。 ただし症状が出ているからといって自己判断でリハビリを始めるのではなく、まずは医師の診断を受けることが大切です。 頚椎椎間板ヘルニアのリハビリ方法|低負荷・全身運動が基本 頚椎椎間板ヘルニアのリハビリテーションは、主に以下2つの方法を組み合わせて行います。 運動療法|筋トレ・ストレッチ 物理療法|牽引・電気・温熱 リハビリテーションは医師や理学療法士の指導のもと、患者さまの状態に合わせて進めます。 焦って負荷をかけすぎたり自己流で進めたりすると、かえって症状が悪化する可能性があるため、専門家の指導を受けながら正しい方法で行うことが大切です。 運動療法|筋トレ・ストレッチ 運動療法では首への負担を減らすために、姿勢の改善や体幹の強化を目指します。 自宅で取り組める主なメニューと方法は、以下のとおりです。 種類 メニュー名 具体的な方法 ストレッチ 胸筋ストレッチ 壁に肘をつけて体を前に出し、胸を開く 肩甲骨寄せ 左右の肩甲骨でペンを挟むイメージで背中の中央に寄せる 筋トレ チンイン(顎引き) 顎に指を置き、水平に後ろへスライドさせる ドローイン 仰向けで膝を立て、息を吐きながらお腹を凹ませる プランク 肘とつま先で体を支え、頭からかかとまで一直線に保つ ストレッチには、猫背やストレートネックなどの不良姿勢を改善し、症状の緩和につなげる狙いがあります。 プランクやドローインといった体幹を中心とした筋トレによって姿勢が矯正され、頚椎にかかる負担の軽減が期待できます。 ただし痛みが強い時期(急性期)には無理な筋トレは避け、痛みが出ない範囲で慎重に取り組む必要があります。 物理療法|牽引・電気・温熱 物理療法は、運動療法を行いやすくするための環境づくりとして行います。 主な種類と特徴は、以下のとおりです。 治療法 特徴 牽引(けんいん)療法 専用の機器で頭部を引き上げ、骨の間を広げる 温熱療法 患部を温めて血流を良くし、筋肉の緊張をほぐす 電気療法 電流で神経を刺激し、痛みの伝達を抑えたり血流を促したりする ※出典:日本ペインクリニック学会 上記の療法は痛みをコントロールし、リハビリを進めやすくするために役立ちます。 痛みが和らぐことで、運動療法にも無理なく取り組めるでしょう。 症状や体調に合わせて、医師と相談しながら患者さまに合う方法を選択します。 頚椎椎間板ヘルニアでリハビリをする目的|根本的な原因にアプローチする 頚椎椎間板ヘルニアでリハビリを行う目的は、以下のとおりです。 目的 詳細 患部の安静保持 首を不用意に動かさず、安定させる力をつける 機能的な負荷分散 体幹や肩甲骨を使いやすくし、首一点にかかる負担を全身に散らす 姿勢の改善 ストレートネックや猫背を直し、頚椎本来のカーブ(生理的弯曲)を取り戻す 首のトラブルは、姿勢の崩れや体幹の弱さが原因であるケースが少なくありません。 全身のバランスを整えることで、首へのストレスを減らし生活の質を高めることが、リハビリの目標といえます。 頚椎椎間板ヘルニアのリハビリ頻度は?改善までの期間と費用の相場を紹介 頚椎椎間板ヘルニアのリハビリの頻度、期間、費用の目安は以下のとおりです。 項目 目安 リハビリ頻度 週に1~3回 リハビリ期間 ・初期・中期:1週間~8週間程度 ・後期:数カ月から1年程度 リハビリ費用(1回当たり) ・約600円~1,000円(1割負担) ・約2,000円~3,000円(3割負担) リハビリの効果が出るまでには個人差がありますが、数カ月程度は継続して様子を見ることが一般的です。 この期間に症状が軽くなれば、手術を避けられる可能性が高まります。焦らずにじっくりと治療に取り組むことが大切です。 頚椎椎間板ヘルニアのリハビリに対する注意点・禁忌 頚椎椎間板ヘルニアのリハビリは以下のように正しい方法で行わないと、かえって神経を傷つけたり、症状を悪化させたりする恐れがあります。 項目 注意点 上を向く動作 神経の通り道が狭くなり、圧迫が強まるため避ける 重いものを持つ 5kg以上の荷物は首や肩に負担がかかるため避ける 自己流のマッサージ 強く揉んだり首をボキボキ鳴らしたりするのは厳禁 リハビリ中に腕や指先へ痛みが広がる場合(末梢化)は、すぐに運動を中止してください。 自己判断で無理な運動をせず、少しでも違和感があれば専門家に相談しましょう。 頚椎椎間板ヘルニアはリハビリが重要!手術を避けるなら再生医療という選択肢も 頚椎椎間板ヘルニアのリハビリは保存療法に数カ月程度取り組み、症状の改善を目指します。 しかし保存療法やリハビリで症状が改善しない場合や、運動麻痺・歩行障害・排尿障害などの重い症状が進行した場合は、手術が検討されます。 手術では神経の圧迫を取り除くことはできますが、変性した椎間板そのものを元に戻すことはできません。 術後にしびれや痛み、筋力低下などの後遺症が残るリスクがあることを把握しておきましょう。 以下のような悩みをお持ちであれば、再生医療(幹細胞治療)という新たな選択肢があります。 手術はできる限り避けたい これまでの治療で効果が得られなかった 仕事が忙しくて長期の休みが取れない 再生医療は自身の脂肪などから採取した幹細胞を利用し、炎症を抑えたり傷ついた組織の修復を促したりする治療法です。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=2K7J4X3Lk9w7lbP7 当院(リペアセルクリニック)では、頚椎椎間板ヘルニアに対する再生医療を提供しています。 治療法や症例については当院の公式LINEでも紹介していますので、手術以外の方法をお探しの方や、痛みの根本的な改善を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2025.12.26 -
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脊髄損傷のあと、「リハビリを続けたいのに、何をどこまでやってよいのか分からない」と感じる方は少なくありません。 体調が日によって揺れたり、痛みや疲れが出たりすると、継続そのものが難しくなる場面もあります。 一方で、焦って負荷を上げると、皮膚トラブルや自律神経の問題など、別のリスクが前面に出てしまうことがあります。 そこで本記事では、脊髄損傷のリハビリトレーニングを「目的別の組み立て」と「安全管理」の両面から整理し、自宅で続けるコツまでを分かりやすく解説します。 結論|回復は「目的別トレーニング+合併症予防+継続設計」で最大化できる 回復を伸ばす要点は、やみくもに頑張ることではなく、目的別トレーニングと合併症予防を同時に設計することです。 【回復を最大化する3本柱】 目的別トレーニング:歩行・移動、上肢機能、体幹安定、持久力など 合併症予防:自律神経過反射、褥瘡、過負荷・痙縮悪化などを先回りする 継続設計:疲労・生活動線・介助体制に合わせて「続けられる形」に落とし込む 脊髄損傷のリハビリでは、同じ運動でも「狙い」が違うとやり方も量も変わります。 また、合併症の予防は“別メニュー”ではなく、トレーニングの安全性を支える前提です。 さらに、良いプログラムでも続かなければ効果は積み上がらないため、継続設計が重要になります。 次の章から、安全管理と目的別メニューを順番に整理していきます。 トレーニング前に必ず押さえる安全管理(危険サイン) トレーニングを安全に続けるには、まず危険サインを見逃さないことが最優先です。 【この章のチェック項目】 自律神経過反射(AD)の症状と緊急性 皮膚トラブル・褥瘡予防(運動とセットで考える) 痛み・痙縮・過負荷のサイン(“頑張りすぎ”を避ける) 脊髄損傷では、痛みの感じ方が変化したり、体温調節が難しくなったりして、体の異変に気づきにくい場合があります。 だからこそ「よくある不調」と「危険な兆候」を分けて理解しておくことが大切です。 自律神経過反射(AD)の症状と緊急性 自律神経過反射(AD)は、突然の血圧上昇などを起こし得るため、脊髄損傷の方にとって緊急性が高い状態です。 【ADで疑う症状(例)】 突然の強い頭痛 顔や上半身の紅潮・発汗、鳥肌 動悸、息苦しさ、不安感 血圧の急上昇(普段より明らかに高い) ADは、膀胱や腸の刺激、皮膚への圧迫など「損傷レベルより下の刺激」が引き金になると説明されています。 命に関わる高血圧につながり得るため、医療的に緊急対応が必要なケースがある点が重要です。 運動中に「いつもと違う強い頭痛や発汗」が出た場合は、無理に続けず、速やかに中止して対応を確認してください。 皮膚トラブル・褥瘡予防(運動とセットで考える) 褥瘡を防ぐには、運動の質だけでなく、除圧(体圧を逃がす習慣)をトレーニング計画に組み込む必要があります。 【褥瘡予防で押さえるポイント】 座位が長い日は、計画的に体圧を逃がす時間を入れる 皮膚の赤み・熱感・ただれを毎日確認する クッションや座り方の調整を「運動の一部」として扱う 衣類の縫い目やずれなど、小さな刺激も見落とさない 車いす生活では、同じ部位に圧が集中しやすく、皮膚トラブルが運動継続の障害になります。 「運動を増やしたい時期」ほど座位時間が伸びやすいため、除圧を先に整えると継続が安定します。 痛み・痙縮・過負荷のサイン(“頑張りすぎ”を避ける) 回復を急ぐほど起こりやすい落とし穴は、過負荷で痛みや痙縮が悪化することです。 【過負荷を疑うサイン】 運動後の痛みが翌日以降も強く残る 痙縮が増えて動作がぎこちなくなる 睡眠の質が落ち、疲労が抜けにくい 皮膚のこすれ・赤みが増える 痛みや痙縮が増えると、フォームが崩れて別の部位に負担が移り、負の循環になりやすいです。 また、運動後に疲労が長引くと、日常生活の動作量が落ち、結果として活動全体が低下します。 “頑張った分だけ回復する”とは限らないため、反応を記録して負荷を調整する姿勢が重要です。 気になる変化が出た場合は、運動内容・時間・強度を一度分解し、医療者と再設計してください。 目的別|脊髄損傷の代表的リハビリトレーニング 脊髄損傷のトレーニングは、目的を先に決めることで、「やるべき運動」と「今は避ける運動」が整理しやすくなります。 【目的別メニューの全体像】 移動・歩行を目指すトレーニング(立位・歩行・ロボット歩行など) 上肢・体幹のトレーニング(車いす操作・移乗・日常動作の土台) 電気刺激(FES等)を活用したトレーニング 同じ「歩く」でも、神経の状態、装具の有無、介助量で現実的なゴールは変わります。 また、歩行が目標でなくても、上肢と体幹の強化は生活の自立度を大きく左右します。 さらに、電気刺激の活用は、運動量の確保や筋の働きを補う観点で検討されることがあります。 移動・歩行を目指すトレーニング(立位・歩行・ロボット歩行など) 移動・歩行を目指す場合は、単に脚を動かすよりも、立位での荷重と歩行パターンの学習を段階的に積み上げることが要点です。 【歩行系トレーニングの例】 立位練習:安全な支持で荷重に慣れる 歩行練習:平行棒・歩行器などを用いてパターンを作る 免荷歩行:反復回数とフォームを確保する 持久力の土台:疲労でフォームが崩れない範囲で量を調整する 歩行練習は、皮膚トラブルや過負荷のリスクも伴うため、安全管理とセットで進めてください。 介助量や疲労度を記録すると、負荷の調整がしやすく、継続にもつながります。 上肢・体幹のトレーニング(車いす操作・移乗・日常動作の土台) 上肢・体幹は、生活動作の土台であり、移乗や車いす操作の質を左右します。 【上肢・体幹で狙う代表項目】 車いすの直進・旋回・段差の操作性を上げる 移乗(ベッド⇄車いす)の安定性を上げる 肩の過負荷を避けるフォーム(押し方・手の位置)を整える 体幹の支持性を高め、上肢だけで無理に代償しない 上肢トレーニングは「強くする」だけでなく、「痛めない使い方」を同時に作ることが重要です。 特に肩は負担が集中しやすく、痛みが出ると生活の自由度が大きく下がります。 体幹の安定が整うと、移乗や更衣などの日常動作が安定し、疲労の積み上がりも抑えやすくなります。 運動は“できる日だけ”になりやすいため、短時間でも毎日回せるメニューに落とし込むと継続しやすいです。 電気刺激(FES等)を活用したトレーニング 電気刺激を用いたトレーニングは、状況によっては運動量の確保や筋機能の補助として検討されます。 【FESを用いる代表例】 FESサイクリング:下肢に刺激を入れ、回転運動を補助する FESローイング:上肢運動に下肢刺激を組み合わせる 課題志向の練習:動作の一部を電気刺激で補う 適応・刺激条件・実施体制で結果は変わるため、導入前に目的と評価指標を確認することが重要です。 皮膚刺激や疲労の出方も個人差があるため、無理のない範囲で段階的に調整してください。 脊髄損傷のリハビリトレーニングを自宅で続けるコツ 自宅で続ける最大のコツは、意志ではなく仕組みで回すことで、「続けられる条件」を先に整えることです。 【自宅継続が安定する工夫】 時間:5〜10分でも「毎日できる枠」を先に確保する 場所:ベッド横・車いす周辺など、準備が最小で済む配置にする 記録:疲労・皮膚・痛みの変化を簡単に残し、調整材料にする 安全:ADや皮膚トラブルの兆候が出たら中止するルールを作る 自宅では、体調や介助者の都合で予定が崩れやすく、完璧な計画ほど破綻しやすいです。 そのため、短時間でも積み上がるメニューを核にし、調子の良い日に追加する形が現実的です。 また、記録があると「何をした日に悪化したか」が分かり、過負荷を避けた再設計が可能になります。 トレーニング器具がなくても、姿勢・呼吸・体幹支持など、土台に当たる要素は自宅でも積み上げられます。 継続が難しい場合は、生活動線や介助体制を含めて医療者に相談し、やり方を“生活に合わせる”発想へ切り替えてください。 改善が頭打ち・慢性期におすすめの再生医療という選択肢 慢性期で改善が頭打ちに感じる場合は、現状の目標を再設定しつつ、再生医療を含めて選択肢を整理する視点が役立つことがあります。 【慢性期にまず整理したい論点】 「何が伸びていないのか」(移動・上肢・疲労・痛み・痙縮など)を分ける 合併症(皮膚・自律神経・肩痛など)が継続を阻害していないか確認する トレーニングが目的に合っているか、量と質を見直す 治療選択肢の比較を行い、納得できる方針へ組み替える 慢性期の課題は、単に「回復が止まる」ことよりも、「続けられない要因が増える」ことにあります。 痛みや皮膚トラブルが重なると、トレーニングの量が確保できず、改善の実感が得にくくなります。 この段階では、運動メニューだけでなく、環境調整や症状の切り分けも含めて総合的に再設計することが重要です。 選択肢を比較できる相談先があると、漫然と同じ対応を続ける状態を避けやすくなります。。 リペアセルクリニック大阪院では、慢性期での停滞感や合併症の不安を含め、状態評価と選択肢の整理を重視し、必要に応じて再生医療の可能性も含めて相談を受け付けています。 「安全に続けたいが不安が残る」「自宅継続が破綻してしまう」と感じる場合は、現状を評価し直すことが第一歩になります。 リペアセルクリニック大阪院の特徴 内容 相談の軸 症状の経過、生活上の困りごと、リハビリ継続状況の整理 治療の視点 危険サインの確認、皮膚・痛み・痙縮の影響、負荷のかかり方の分析 提案の方向性 目的別トレーニングの再設計、継続計画の最適化、治療選択肢の比較 サポートの考え方 安全確保と継続の両立、生活動線に合わせた実行可能性の重視 脊髄損傷のリハビリトレーニングは安全を守りながら続けられるトレーニングが重要 成果を積み上げる条件は「安全」と「継続」であり、続けられる設計こそが回復の土台になります。 【この記事の要点】 危険サイン(AD・皮膚・過負荷)を先に押さえ、安全を最優先にする 目的別にメニューを組み、狙いと評価指標を明確にする 自宅継続は「仕組み化」と「記録」により安定しやすくなる 慢性期は目標の再設定と選択肢整理が前進のきっかけになる 脊髄損傷のリハビリは、短期の頑張りではなく、長期に積み上がる形に整えることが重要です。 そのためには、合併症予防を運動と切り離さず、生活の中に落とし込む必要があります。 改善が頭打ちに感じる場合も、目標と手段を見直すことで、進み方が変わることがあります。 リペアセルクリニック大阪院では、状態評価と選択肢の整理を重視し、必要に応じて再生医療の可能性も含めて相談を受け付けています。 安全に継続するための方針が曖昧な場合は、早めに相談し、継続設計を整えましょう。
2025.12.26 -
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首から腕にかけての痛みやしびれが続くと、「このまま悪化したらどうしよう」と不安になる方も多いかと思います。。 病院で手術の話が出ると、次に気になるのが「頚椎ヘルニア手術の後遺症」ではないでしょうか。 「手術をしたのに痛みが残ったら?」「逆に動かしにくくなったら?」と考えるほど、決断が重く感じられるものです。 一方で、つらい症状を我慢し続けるのも現実的ではなく、仕事や家事に影響が出ている方も少なくありません。 この記事では、起こり得る後遺症の種類と理由、後悔しないための判断基準を、できるだけわかりやすく整理します。 当院(リペアセルクリニック)では、頚椎ヘルニアをはじめとした症例に対し、幹細胞治療やPRP療法などの再生医療を用いた治療を行っています。 症例や治療内容については、以下の公式LINEでも紹介しています。 「自分の頚椎ヘルニアの状態でも適応になるのか知りたい」という方は、まずは当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 結論|頚椎ヘルニア手術で後遺症が残るケースはある 頚椎ヘルニア手術は症状改善が期待できる一方で、後遺症が残るケースが「ゼロではない」ことも事前に知っておく必要があります。 神経が長く圧迫されていた場合、しびれが残ることがある 手術部位や方法によって、首の動かしにくさが残ることがある まれに神経症状の悪化などの合併症が起こることがある 手術は「押されている神経を解放する」ことに強みがありますが、傷んだ神経そのものを一瞬で元通りにする治療ではありません。 そのため、手術後に痛みが軽くなっても、しびれや違和感がしばらく続く人がいます。 逆に言えば、後遺症の不安は「起こり得ることを知り、確率を下げる準備をする」ことで小さくできます。 焦って決めるのではなく、今の状態と目的(痛みを取るのか、悪化を止めるのか)を整理することが第一歩です。 頚椎ヘルニア手術とは?基本的な治療の考え方 頚椎ヘルニア手術は、「神経や脊髄(せきずい)への圧迫を取り除く」ことを目的に行われます。 強い痛みやしびれが続き、生活に支障が出ている場合に検討される 筋力低下(力が入らない)や歩きにくさがある場合は急ぎで判断が必要なことがある 前から入る方法(前方)と、後ろから入る方法(後方)など複数の術式がある 「手術=完治」と思いたくなりますが、実際は“症状の原因である圧迫を解除し、悪化を止める”という意味合いが強い場面もあります。 特に、神経の圧迫期間が長いほど、術後にしびれが残りやすい傾向があるため、手術の目的を医師とすり合わせておくことが大切です。 また、術式によって起こりやすい合併症が変わるため、「自分はどの方法で、何が起こり得るのか」を具体的に確認するほど不安は減ります。 頚椎ヘルニア手術後に起こり得る後遺症 頚椎ヘルニア手術後の後遺症は「一つだけが起こる」とは限らず、痛み・しびれ・動かしにくさが組み合わさることもあります。 しびれや痛みが残るケース 感覚異常・力が入りにくい症状 首の可動域制限や違和感 「後遺症」と聞くと重い言葉に感じますが、実際には“軽い違和感が続く”レベルから“日常動作に影響する”レベルまで幅があります。 大切なのは、起こり得る症状を知ったうえで「自分はどれに当てはまりそうか」を見立ててもらうことです。 次から、よく相談される後遺症を具体的に整理します。 しびれや痛みが残るケース しびれや痛みが手術後に残ることは珍しくなく、「手術を受けたのにゼロにならないのか」と戸惑う方がいます。 神経が長期間圧迫されていた場合、回復に時間がかかる 痛みは改善しても、しびれが残ることがある 天候や疲労で症状がぶり返したように感じることがある 手術で圧迫が取れても、神経は「すぐに新品に戻る」わけではなく、回復には時間差があります。 そのため、術後すぐは「痛みは軽くなったのに、指先のしびれだけ残る」といった経過をたどることがあります。 また、忙しい時期や睡眠不足が重なると、症状が戻ったように感じて不安になりやすいので、経過の見通しを事前に聞いておくと安心です。 しびれが強くなる、範囲が広がる、歩行が不安定になるなどの変化があれば、我慢せず早めに受診してください。 感覚異常・力が入りにくい症状 感覚異常や力が入りにくい症状は、本人にしかわからない不安として残りやすく、「このまま戻らなかったら」と気持ちが沈む原因になります。 細かい作業がやりにくい(ボタン、箸、ペンなど) 腕が上がりにくい、握力が落ちた感じがする まれに特定の神経症状(例:C5麻痺)が問題になることがある しびれと同じく、神経の回復は段階的なので、術後しばらくは「触った感じが変」「力の入り方が左右で違う」と感じることがあります。 特に仕事で手を使う方は、「作業効率が落ちて焦る」「周囲に理解されにくい」といったストレスが重なりやすいので、リハビリの段取りまで含めて相談できる環境が重要です。 また、頚椎手術後の神経学的合併症としてC5麻痺などが論じられることがあり、術式や状態によって注意点が変わります。 「可能性がある」と聞くと怖くなりますが、だからこそ“自分の手術で何をどう予防するのか”を医師に具体的に聞くことが後悔を減らします。 症状の変化をメモして受診時に伝えるだけでも、判断の精度は上がります。 首の可動域制限や違和感 首の可動域制限や違和感は、痛みが落ち着いた後に「そういえば回しにくい」と気づきやすい後遺症の一つです。 固定術を行った場合、構造上動きが小さくなる 筋肉のこわばりで「引っ張られる感じ」が残ることがある 姿勢の崩れが続くと、肩こりや頭痛につながることがある 固定術では、痛みの原因を取り除く代わりに「動きを安定させる」側面があるため、首の回旋が小さくなることがあります。 また、手術自体がうまくいっても、痛みを避ける姿勢が癖になると、首や肩周りが固まりやすくなります。 この段階で「もう治ったはず」と無理をすると、逆に違和感が長引くことがあるので、リハビリやセルフケアの設計が重要です。 日常では、長時間のスマホ姿勢やうつむき作業を減らすだけでも負担が変わります。 首の動かしにくさが強い場合は、術式と経過を踏まえて医師と調整してください。 なぜ後遺症が残ることがあるのか 頚椎ヘルニア手術の後遺症が残る背景には、「手術の成功・失敗」だけでは説明できない体の事情があります。 神経が圧迫されていた期間が長いほど回復に時間がかかる 脊髄や神経のダメージが強いと、症状が残りやすい 術式により起こりやすい症状(嚥下障害、嗄声など)が異なる たとえば、圧迫が長引いて神経が弱っている場合、圧迫を取り除いても回復には“貯金の回復期間”が必要になります。 この期間に焦って動かしすぎたり、逆に怖くて動かさなすぎたりすると、筋肉の硬さや姿勢の崩れが残りやすくなります。 また、前方からの手術では嚥下(飲み込み)や声の問題が起こり得ることが知られており、術式ごとの説明は欠かせません。 つまり後遺症のリスクは、病気の状態・術式・術後の過ごし方の掛け算で動きます。 「自分の条件だと何が起こりやすいか」を具体的に聞けるほど、後悔は減ります。 後遺症が出やすい人・出にくい人の違い 頚椎ヘルニア手術の後遺症は誰にでも同じように起こるわけではなく、「出やすい条件」が重なるほど注意が必要です。 しびれや筋力低下が長期間続いている 画像で脊髄の圧迫が強いと言われている 糖尿病など、神経回復に影響しやすい基礎疾患がある 喫煙習慣がある(骨癒合や回復の面で不利になることがある) たとえば「最近急に痛くなった」よりも、「数か月〜年単位で続いている」ケースのほうが、神経が疲弊している可能性があります。 また、体の回復力は睡眠・栄養・持病のコントロールで左右されるため、手術だけで全部決まるわけではありません。 ここが見落とされやすく、「手術は成功と言われたのに、思ったより回復しない」というギャップにつながります。 逆に、症状が比較的短期間で、筋力が保たれている人は改善を感じやすい傾向があります。 だからこそ、手術の前に“今の自分の条件”を丁寧に評価してもらうことが重要です。 手術を受ける前に知っておきたい注意点 頚椎ヘルニア手術で後悔を減らすには、手術そのものよりも「決める前の確認」で差がつきます。 目的は「痛みを取る」か「悪化を止める」か、どちらに近いか 術式(前方/後方)と、その方法で起こり得るリスクは何か 術後どのくらいで仕事・家事に戻れる見込みか 残りやすい症状(しびれ等)はどれくらい想定すべきか 説明を聞くときは「成功率は?」だけでなく、「自分の症状はどこまで改善が見込める?」と主語を自分に置くのがコツです。 また、術後の生活は現実的な問題なので、休職期間や家族のサポートの見通しまで含めて相談すると、気持ちが落ち着きます。 不安が強い場合は、セカンドオピニオンで説明を聞き比べるのも自然な選択です。 「迷うのは当然」と割り切り、確認事項を紙に書き出してから受診すると、聞き漏れが減ります。 納得できる説明があるかどうかが、手術の満足度を大きく左右します。 手術以外の治療選択肢はある? 頚椎ヘルニアは手術しかない病気ではなく、症状や段階によっては「手術以外」で改善を目指す道もあります。 痛み止めや神経痛の薬で痛みを抑える リハビリ(運動療法・姿勢指導)で負担を減らす ブロック注射などで痛みの悪循環を断つ 生活動作(スマホ姿勢、長時間作業)の調整を行う 「手術は怖いけれど、今の痛みも限界」という方は多く、まずは保存療法で“生活を回す”ことが現実的な場合があります。 特に痛みが強い時期は、痛みを我慢して動かすより、適切に抑えて回復の土台を作るほうが結果的に近道になることがあります。 ただし、筋力低下や歩行障害などが進む場合は、保存療法にこだわりすぎない判断も重要です。 「どの症状が出たら手術を急ぐべきか」を医師と共有しておくと、様子見の不安が減ります。 保存療法の内容は幅があるため、自分の生活に合わせたメニューに調整できるかがポイントです。 手術後・保存療法で改善しない場合の選択肢 手術や保存療法を続けてもつらさが残る場合は、「次の選択肢」を知ること自体が心の支えになります。 痛みが長引き、生活の質(睡眠・仕事)が落ちている しびれや違和感が残り、回復の見通しが持てない 「これ以上どうしたらいいか」情報が整理できていない この段階では、治療の良し悪し以前に「情報が足りない」「相談先がない」ことが苦しさを増やします。 だからこそ、治療を一段上から整理し直し、今の状態に合う手段を検討する価値があります。 リペアセルクリニック大阪院では、慢性的な痛みやしびれに対して、再生医療という選択肢も含めて相談できる体制を整えています。 「いきなり治療を勧められるのが不安」という方でも、状態整理から入れると、判断がしやすくなります。 治療の選択肢が増えることは、我慢するしかない状況から抜け出すきっかけになります。 リペアセルクリニック大阪院の特徴 内容 相談の考え方 症状・画像・生活背景をふまえ、治療の優先順位を整理して検討 提案の方向性 手術・保存療法の延長だけでなく、再生医療を含む複数の選択肢から比較 向き合い方 「どこまで改善を目指すか」「何を避けたいか」をすり合わせ、期待値のズレを減らす 再生医療は「すべての症状に効く万能薬」ではありませんが、選択肢として知っておくことで、判断の幅が広がります。 再生医療を含めた治療の比較ができる 「今の治療でよいのか」を整理してから次に進める 長引く症状に対して、生活の視点で相談できる 「手術をしたのに不安が消えない」「保存療法の限界を感じる」といった気持ちは、決して珍しいものではありません。 つらさを抱えたまま我慢するより、まずは情報を整理し、納得できる道筋を作ることが大切です。 まとめ|後遺症の不安は正しい理解から始めよう 頚椎ヘルニア手術の後遺症は「起こり得る」一方で、正しく理解し、準備することで不安を小さくできます。 しびれや違和感は、術後に残ることがある 後遺症の背景には、神経の回復時間や術式の違いがある 決める前に確認すべきポイントを整理すると後悔が減る 手術を選ぶか迷うのは、それだけ真剣に体と向き合っている証拠です。 大切なのは「怖いからやめる」「勧められたからやる」ではなく、自分の状態と目的に合う選択をすることです。 もし手術後も症状が続く、または保存療法で限界を感じる場合は、治療の選択肢を増やして考えることが助けになります。 リペアセルクリニック大阪院では、再生医療を含む視点で、長引く痛みやしびれに悩む方の相談を受け付けています。 不安を一人で抱え込まず、「今の状態を整理する」ことから始めてみてください。
2025.12.26 -
- 首
首の痛みや違和感が続き、「首の骨がずれているのでは?」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。 首の骨(頚椎)は、頭を支え神経の通り道を守る重要な部分です。 わずかなずれでも神経や筋肉を圧迫し、痛みやしびれ、肩こりなどの不調を引き起こすことがあります。 本記事では、首の骨がずれる原因や考えられる疾患、診断方法について解説します。 また、首の骨のずれによる神経障害や痛みに対し、再生医療による治療が注目されています。 再生医療は、患者さまご自身の細胞や血液を活用して、損傷した組織や神経の再生・修復を促す医療技術です。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、再生医療に関する内容や症例を公開中です。 長引く首の痛みやしびれがなかなか改善しない方や、手術以外の方法で回復を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。 首の骨がずれる主な原因 本章では、首の骨がずれる主な原因について解説します。 加齢による変形 外傷などの強い衝撃 不良姿勢 それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。 加齢による変形 首の骨がずれる主な原因の一つに、加齢による変形が挙げられます。 加齢に伴い、首の骨と骨の間にある椎間板の水分が減少し、骨にかかる負担が増えることで、骨の端にトゲ状の突起(骨棘)ができたり、骨の位置がずれたりすることがあります。 加齢による骨のずれは、一般的に次のような症状として現れます。 首の痛みや肩こり 手や腕のしびれ 手足の動きにくさ 歩行障害 放置すると症状が徐々に悪化し、日常生活に支障をきたす恐れがあるため整形外科を受診しましょう。 外傷などの強い衝撃 首の骨(頚椎)は、交通事故・転倒・スポーツなどによる強い衝撃で椎間板・靭帯・筋肉に負担がかかり骨の位置がずれたり損傷が生じたりする場合があります。 外傷による首の骨のずれは、放置すると慢性的な痛みや手足のしびれなどにつながる可能性があります。 とくに骨折や脱臼は神経に大きなダメージを与える可能性があるため、早急な治療が必要です。 事故や転倒後に首や肩の違和感、しびれを感じた場合は早めに医療機関で診察を受けましょう。 不良姿勢 首の骨は、不良姿勢により負担がかかることで変形性頚椎症を引き起こすことがあります。 長時間の前かがみ姿勢やスマートフォンを見るときの姿勢で首が前に傾いた状態が続くと、椎間板・靭帯・筋肉に負担がかかり骨の微細なずれが生じることがあります。 頚椎症の主な症状は首の痛みや肩こり、手や腕のしびれなどです。 そのため、日常生活での見直しが重要です。 日常生活でできる工夫 具体例 姿勢の改善 ・背筋を伸ばし肩の力を抜く ・スマートフォンやパソコンは目の高さに近づける 定期的な休憩 ・1時間に1回は立ち上がって首や肩を軽く動かす 軽い運動 ・首や肩甲骨周囲の筋肉をほぐすストレッチや簡単な運動をする 寝姿勢の調整 ・枕の高さを調整し、首に負担がかからない寝方を意識する 上記の工夫で症状の進行を抑えられることがありますが、痛みやしびれが続く場合は医療機関で診察を受けましょう。 首の骨がずれて痛いときに考えられる疾患 首の骨(頚椎)がずれることで痛みやしびれが生じる場合、以下のような疾患・状態が考えられます。 疾患 特徴 頚椎すべり症 加齢などの原因によって椎間板がもろくなり、支えきれなくなった首の骨が本来の位置から前後にずれてしまう 環軸椎亜脱臼 (かんじくついあだっきゅう) リウマチの合併症や転倒などの外傷によって、首の骨の1番目と2番目が不安定になり、大きくずれる状態 変形性頚椎症 首への負担が蓄積され、骨が変形したりトゲ(骨棘)ができたりすることで、骨の並びが悪くなり神経を刺激する状態 むち打ち(頚椎捻挫) 交通事故などの衝撃で首が鞭のようにしなり、関節が一過性にずれて筋肉や靭帯を損傷する状態 症状が続く場合は放置せず、早めに医療機関で診察を受けることが重要です。 以下の記事では、頚椎すべり症の原因にもなる「頚椎椎間板ヘルニア」の症状について解説しているので、併せて参考にしてください。 首の骨がずれる疾患の診断方法 首の骨がずれることで首の痛みやしびれがある場合、整形外科では以下の検査を行います。 診断方法 内容 診察・問診 痛みの部位や経過、発症のきっかけ(外傷、長時間のデスクワークなど)を確認する 触診 首の動きや姿勢・筋肉の緊張・圧痛(押したときの痛み)などを観察してどの部分に異常があるかを見極める レントゲン 首の骨の位置関係や変形の程度を調べる MRI 神経や椎間板などの軟部組織を確認して神経の圧迫状態を詳しく調べる CT検査 骨の異常をより精密に確認して、骨折や脱臼がないか確認する 腱反射や感覚テスト、筋力検査 しびれや筋力低下などがある際に、どの神経が障害されているかを確認できる 自己判断では、首の痛みの原因を正確に見極めることは困難です。 筋肉のこりなのか、骨や椎間板のずれによる神経圧迫なのかによって治療法は異なります。 診断を受けて原因を明確にし、症状に合った適切な治療につなげましょう。 首の骨のずれを治す方法 首の骨のずれを治す方法は、以下の通りです。 保存療法 手術療法 それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。 以下の記事では、頚椎椎間板ヘルニアの治療法やセルフケアについて解説しているので参考にしてください。 保存療法 多くの場合、首の骨のずれによる痛みやしびれは保存療法によって改善を目指します。 保存療法とは、手術を行わずに痛みを和らげ首の安定を図る治療法です。 主な治療法は、以下の通りです。 治療法 内容 薬物療法 消炎鎮痛薬やステロイドなどで、痛みや炎症を和らげる 物理療法 温熱療法や電気治療で血流を促し、筋肉の緊張をほぐす 安静・装具療法 首に負担をかけない姿勢を保ち、必要に応じて首を固定する装具で安静を保つ リハビリ 医師や理学療法士の指導のもと、首や肩周囲の筋肉を強化し、再発予防を図る 神経ブロック注射 神経の周囲に麻酔薬を注射して痛みの緩和を目指す 症状が軽度な場合や炎症が落ち着いている場合は、リハビリを中心に徐々に改善を目指します。 一方で、強い痛みやしびれが長期間続く場合は、医師の判断により手術が検討されることもあります。 手術療法 首の骨のずれが強く痛みやしびれが生活に支障をきたす場合は、手術で神経の圧迫を取り除く治療が検討される場合があります。 主な手術の内容は、以下の通りです。 手術名 内容 頚椎前方固定術 首の前側から圧迫している骨や椎間板を取り除き、神経への圧迫を軽減 環軸椎固定術 金属製のインプラントで環軸椎を固定し、骨の安定性を確保する 手術が必要かどうかは、症状や画像検査の結果によって判断されます。 手術を検討する場合は効果やリスクを医師と十分に確認しましょう。 首の骨のずれに関するよくある質問 首の骨のずれに関して、多くの方が抱く疑問や不安にお答えします。 首の骨のずれを自分で治す方法は? 首の骨がずれるとどうなる? 首の骨のずれに効果的なストレッチは? 以下の回答を参考に、適切な治療につなげましょう。 首の骨のずれを自分で治す方法は? 首の骨のずれを自己判断で無理に調整したり揉みほぐしたりすると、かえって症状を悪化させる恐れがあります。 首には重要な神経や構造が集中しているため、痛みやしびれ、めまいがある場合は医療機関で専門医の診断を受けましょう。 診断の結果、問題がないと判断された場合にセルフケアを取り入れましょう。 首の骨のずれに関する主なセルフケアは、以下の通りです。 首の後ろや横、胸を開くストレッチをゆっくり行う デスクワーク中は1時間に1回、軽く体を動かす習慣を取り入れる 耳が肩の真上にくるよう意識し、背筋を伸ばす姿勢を心がける 枕や睡眠姿勢を見直し、首に負担をかけない寝方を意識する 市販薬や湿布を活用し、急な痛みを一時的に和らげる 診察を受けたうえでセルフケアを行っても痛みやしびれが続く場合は、再度医師に相談しましょう。 首の骨がずれるとどうなる? 首の骨(頚椎)がずれると、首・肩・腕に以下のような症状が現れることがあります。 首や肩の痛み・こり 手や腕のしびれ・脱力感 頭痛 首や肩に痛みやしびれが続く場合は、早めに医療機関で診察を受けましょう。 首の骨のずれに効果的なストレッチは? 首の骨のずれに対しては、首や肩周囲の筋肉をほぐし、柔軟性を保つストレッチが有効です。 強い痛みやしびれがある場合は無理に行わず、必ず医師や理学療法士の指導の下で実施しましょう。 首の横を伸ばすストレッチを紹介します。 1.右手で頭の左側を持ち、ゆっくり右に倒す 2.左肩が上がらないように注意し、左手で椅子の座面を支える 3.左の首筋が心地よく伸びる範囲で20秒キープ 4.反対側も同様に行う 心地良い伸び感を感じる範囲で、無理せず行うのがポイントです。 以下の記事では、頚椎椎間板ヘルニアに効果的なストレッチについて紹介しているので参考にしてください。 首の骨がずれて痛いときは再生医療をご検討ください 首の骨のずれによる痛みやしびれは、頚椎や椎間板、靭帯、神経の損傷が原因で起こることがあります。 以下の症状に該当する場合は、症状の進行に関わらず早めに整形外科を受診しましょう。 首や肩に痛みやこわばりを感じる 手や腕にしびれや力が入りにくい感覚がある めまいや頭痛が伴う また、「手術せずに痛みを改善したい」「日常生活への負担を少なくしたい」とお考えの方は、再生医療をご検討ください。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いる治療法で、以下の特徴があります。 【再生医療の特徴】 損傷した組織や神経の根本的な改善を目指せる 手術や入院せずに通院のみで治療できる 自身の細胞を利用するためアレルギーのリスクが低い 再生医療による治療の具体的な効果や経過については、当院での症例紹介ページで詳しくご覧いただけます。 痛みやしびれを我慢せず、症状の進行を抑えたい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックへご相談ください。
2025.11.28 -
- 首
- 肩
首の重さや張りを感じながら「なぜこんなに疲れが取れないんだろう…」とお悩みの方もいらっしゃるかと思います。 仕事や家事で忙しい人ほど首こりを軽く考えがちですが、首は自律神経が敏感に影響を受ける部分なので注意が必要です。 そこで本記事では、首こりと自律神経の関係を分かりやすく解説したうえで、すぐに実践できる首こり解消ストレッチや、自律神経を整える生活習慣までまとめて紹介します。 また、慢性的な首の不調が続く場合に考えたい専門的な治療や、リペアセルクリニック大阪院で相談できる再生医療という選択肢についても後半で解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。 首こりと自律神経の関係とは?まずはしくみを理解しよう 首こりは自律神経のバランスを乱す大きな要因となるため、その仕組みを理解することが改善の第一歩です。 首の周囲には自律神経の一部である交感神経が通っており、この部分の血流が悪くなると神経の働きが過敏になり、心拍・呼吸・消化など全身の調整機能が乱れやすくなります。 とくにデスクワークやスマホ使用が長い人は、首まわりの筋肉が硬くなりやすく、自律神経の乱れにつながるリスクが高いとされています。 首こりを放置すると、めまい・不眠・頭痛などの不調が重なりやすくなるため、早めのケアが重要です。 自律神経を整える首こり解消ストレッチ 首こりによる自律神経の乱れは、目的に合わせたストレッチを取り入れることで効率よく改善できます。 ストレッチは首まわりの筋肉をほぐし、血流を整えることで、交感神経(※体を活動させる神経)の高ぶりを抑える効果が期待できます。 ここでは日常のタイミングに合わせて実践しやすい3種類の方法を紹介します。 どれも短時間で取り入れられる内容なので、自律神経の不調や首こりに悩む方は、まずはこの中からできるものを試してみてください。 デスクワーク中にすき間時間でできる簡単ストレッチ デスクワークによる首こりは、1〜2分の軽いストレッチを挟むだけで自律神経の乱れを予防可能です。 長時間同じ姿勢をとり続けると胸鎖乳突筋(※頭の向きを支える筋肉)や肩甲挙筋(※肩甲骨を持ち上げる筋肉)が固まり、交感神経が優位な状態が続きやすくなります。 無理に強く伸ばす必要はありません。 「気持ちよい」範囲で行うほど効果が出やすく、首の負担も少なくなります。 デスクワークが続く日は1時間に1回の実施が理想です。 寝る前におすすめのリラックスストレッチ 寝る前のストレッチは副交感神経(※体を休める神経)を優位に切り替え、睡眠の質を高める効果があります。 首こりがあると呼吸が浅く、自律神経が不安定になりやすいため、寝る前に首まわりをゆっくりとほぐすことが効果的です。 照明を暗くし、スマホの使用を控えることで副交感神経がより働きやすくなります。 寝つきが悪い日ほど、呼吸に意識を向けながらゆっくり行うと効果的です。 ストレッチ前に知っておきたい注意点 首のストレッチは正しい方法で行わないと、かえって痛みやしびれを悪化させる可能性があります。 とくに首は神経や血管が密集しており、強い牽引や急な動きは症状を悪化させるリスクがあります。 首の痛みが長引く・しびれが続く・動かすと強い痛みがある場合は、ストレッチではなく医療機関での診断が必要です。 症状に合わないストレッチは状態を悪化させることがあります。 ストレッチ+生活習慣で自律神経を整えるコツ 首こりによる自律神経の乱れを整えるには、ストレッチに加えて生活習慣も一緒に見直すことが大切です。 首だけをほぐしても、長時間の同じ姿勢や睡眠不足、スマホの見すぎなどが続いていると、交感神経(※体を活動させる神経)が優位な状態から抜け出しにくくなります。 日常の小さな工夫を積み重ねることで、ストレッチの効果も高まりやすくなります。 ストレッチだけで首こりと自律神経の乱れを完全にリセットすることは難しく、日頃の姿勢や睡眠環境もセットで整えることが重要です。 無理な完璧主義を目指すのではなく、「できることから一つずつ」取り入れていくことで、体の負担が少ないペースで改善を目指しやすくなります。 それでも良くならない首こり・自律神経の乱れとは? ストレッチや生活習慣の見直しを続けても改善しない首こりは、筋肉以外の原因が隠れている可能性があります。 首まわりは神経・血管・関節が密集しているため、単なる筋肉のこりではなく、別の要因が重なって自律神経の乱れにつながっているケースも。 無理なセルフケアを続けるほど悪化することもあるため、原因を正しく見極めることが重要です。 「どれだけほぐしても戻ってしまう」「最近は痛みやしびれも出てきた」という場合は、筋肉ではなく神経や椎間板が関係している可能性があります。 そのまま放置してしまうと回復に時間がかかることもあるため、早めに医療機関へ相談することで原因を正確に把握し、適切な対策を選びやすくなります。 慢性的な首のトラブルには再生医療という選択肢も 首の痛みや自律神経の乱れが慢性化している場合は、再生医療という専門的な治療を選択肢に入れることも有効です。 ストレッチや生活改善だけでは回復しにくい首の不調には、筋肉・靭帯・関節の損傷が背景にあることがあります。 こうしたケースでは、患部の自然治癒力を高める再生医療が、根本的な改善に向けたサポートとなることがあります。 再生医療は、慢性的な首の痛みや自律神経の乱れが続く場合の新しい選択肢となり得ます。 リペアセルクリニック大阪院では、症状の原因を丁寧に確認したうえで、生活習慣やリハビリ的アプローチも含めた総合的な提案を行っています。 自己判断で悩む期間を減らし、安心して相談できる環境を持つことが回復への近道になります。 首こりと自律神経は「セルフケア+専門医」で賢く整えよう 首こりと自律神経の乱れは、セルフケアと専門医のサポートを組み合わせることで最も効率よく改善を目指せます。 ストレッチや生活習慣の見直しは土台として大切ですが、慢性化した痛みや不調は、自分だけで対処し続けるよりも専門家の視点を取り入れたほうが原因を正しく把握しやすくなります。 首こりは放置すると自律神経の乱れを招き、頭痛・不眠・だるさなどの不調が続く原因になります。 「そのうち良くなる」と我慢しすぎず、セルフケアで改善しない部分は専門医に任せることも大切です。 リペアセルクリニック大阪院では、検査・生活アドバイス・再生医療まで含めた包括的なサポートを行っており、一人で悩まず相談できる環境が整っています。 ぜひお気軽に無料カウンセリングを体験してみてください。
2025.11.28 -
- 首
交通事故やスポーツなどで急に首を痛めてしまい、痛くて不安に感じている方もいるのではないでしょうか。 その痛みは、「むち打ち」と呼ばれる頚椎捻挫(けいついねんざ)かもしれません。 頚椎捻挫は、怪我をした直後にあまり痛みがなくても、数時間後に激痛が襲ってくる場合があります。 頚椎捻挫を早く治すためには、症状経過の時期に合わせた適切な治療・対応が重要です。 この記事では、頚椎捻挫を早く治すための正しい治療法と自宅でできるセルフケアについて解説します。 首のつらい痛みを長引かせないために、ぜひ参考にしてください。 また慢性的に続く首の痛みや神経症状に対して再生医療も新たな選択肢として注目されています。 再生医療は、患者さま自身の細胞や血液を用い、損傷した組織や神経の修復を促す治療法です。 症例や治療法については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 頚椎捻挫を早く治す方法|週3の通院がおすすめ 頚椎捻挫からの早期回復を目指す場合、週に2〜3回以上の頻度で通院してリハビリを受けることが推奨されています。 筋肉が固まってしまう前にケアを続けることで、少しずつ本来の首の動きを取り戻しやすくなると考えられているからです。 頚椎捻挫の経過は、大きく分けて以下の3つの時期があります。 時期 期間の目安 主な状態 急性期 受傷直後〜1週間 炎症が強く痛みがある 亜急性期 1週間~3ヶ月 炎症が治まり筋肉が硬くなる 慢性期 3ヶ月~ 痛みが長引き慢性化する 時期ごとに体の状態が異なるため、それぞれのタイミングに合わせた対処が必要です。 ここでは、各時期における具体的な過ごし方や治療法について解説します。 急性期(受傷直後〜1週間程度) 亜急性期(1週間~3ヶ月) 慢性期(3ヶ月~) 急性期(受傷直後〜1週間程度) 受傷直後から約1週間の「急性期」は首の内部で炎症が起きているため、安静にして首を休めるようにします。 この時期に無理に首を動かしたり、自己判断でマッサージをしたりすると、炎症が悪化する可能性があるため避けましょう。 急性期における主な対処法は、以下のとおりです。 患部を冷やして炎症を抑える コルセットで首を固定する 痛みを我慢せず安静にして過ごす 炎症が強い間は保冷剤をタオルで包み、患部を冷やす処置が効果的です。 コルセットは首への負担を減らして再損傷を防ぐ効果が期待できますが、長期間使い続けると筋力が低下する原因にもなります。 コルセットの使用期間については、必ず医師の指示に従いましょう。 亜急性期(1週間~3ヶ月) 激しい痛みが和らぎ、炎症が落ち着いてくる「亜急性期」は、硬くなった筋肉をほぐして血行を良くする段階に入ります。 急性期とは逆で、冷やす治療から温める治療へ切り替えていくタイミングでもあります。 「急性期」との治療方針の違いは、以下の表のとおりです。 項目 急性期 亜急性期 基本方針 安静にする・冷やす 体を動かす・温める 主な目的 炎症を鎮める 筋肉の柔軟性を取り戻す 注意点 無理に動かさない 安静にしすぎない 炎症が治まった後に安静にしすぎると、筋肉や筋膜が癒着(ゆちゃく)し、後遺症の原因になる場合があります。 癒着とは 本来は別々に動くはずの組織同士がくっついて、固まってしまう現象のこと。 そのため、亜急性期からはリハビリテーションを開始し、少しずつ首を動かして本来の動きを取り戻していきましょう。 慢性期(3ヶ月~) 3ヶ月を過ぎても痛みが長引く「慢性期」は、痛みの根本的な原因にアプローチする治療が中心となります。 この時期の痛みは、筋肉の癒着や瘢痕化(はんこんか)に加え、脳や神経が過敏になっていることが関係していると考えられています。 慢性期の改善に向けたアプローチには、次のようなものがあります。 マッサージで硬くなった筋肉をほぐす ウォーキングなどの軽い運動を取り入れる 専門的な治療で痛みの悪循環を断つ 急性期には避けるべきだったマッサージも、慢性期では筋肉の血流を良くするのに役立ちます。 ただし、強すぎる刺激は組織を傷つける可能性があるため、専門家の施術を受けるようにしましょう。 頚椎捻挫の痛みが落ち着いたら行うべき改善方法 頚椎捻挫の激しい痛みが落ち着いてきたら、ご自宅でのケアも取り入れて、回復を少しでも早めていきましょう。 ここでは、ご自宅でできる改善方法を紹介します。 自宅でできるセルフケア 軽いストレッチを行う 姿勢改善で負担を減らす 適度に体を動かす(散歩・軽い有酸素運動) 医療機関での治療と並行して、通院以外の時間も首への負担を減らすセルフケアを実践してみましょう。 軽いストレッチを行う 自宅でできる運動として、主に以下の2つが推奨されています。 項目 方法 チンイン(あご引き運動) ・背筋を伸ばしたまま正面を向き、指であごを軽く押して、二重あごを作るように頭を後ろへスライドさせる ・首のインナーマッスルを鍛える効果が期待できる 肩甲骨の運動 ・肩をすくめないように注意し、肩甲骨を背骨に「寄せる」「開く」動作を繰り返す ・首や肩周りの血流改善に役立つ 痛みを感じる場合は無理に行わず、医師や理学療法士の指導を受けてから実践してください。 姿勢改善で負担を減らす 首への負担を減らすために、日頃の姿勢や「頭の位置」を少し意識してみましょう。 頭が前に出ると首への負荷が急増するため、以下のポイントを意識することをおすすめします。 スマホや画面を見る際は、視線を下げすぎない 頭が体の真上に来る姿勢を保つ 30分に1回は休憩し、同じ姿勢を続けない 長時間同じ姿勢でいると血流が悪化するため、こまめに体を動かすよう心がけてください。 適度に体を動かす(散歩・軽い有酸素運動) 慢性期には、適度に体を動かすことができるウォーキングなどの全身運動も良いでしょう。 軽い有酸素運動は心身のリラックス効果を高め、痛みの感じにくさを上昇させる効果が期待されます。 ただし、運動中は首が大きく振られたり、曲がったりしないよう注意が必要です。 頚椎捻挫を早く治すために避けるべき行動 頚椎捻挫を早く治すために良かれと思って行った行動が、かえって回復を遅らせてしまう場合があります。 医学的な観点から避けるべき行動は、以下の通りです。 避けるべき行動 理由 急性期のマッサージ 炎症・内出血の悪化リスクがあるため 痛みを我慢しての活動 組織の損傷が進行し、慢性疼痛の原因となるため 自己判断での治療中断 痛みの再燃や後遺症リスクがあるため アルコールの摂取 炎症を悪化させ、筋肉の回復を妨げるため 痛みがある時期のマッサージや無理な活動は、症状を悪化させる原因となります。 自己判断で治療を止めると痛みが再燃する可能性もあるため、完治までは医師の指示に従いましょう。 頚椎捻挫に対する治療法 頚椎捻挫の治療は、主に保存療法が中心です。 症状の時期や状態に合わせ、以下のような治療法が組み合わされます。 治療法の種類 内容 薬物療法 炎症や痛みを抑える薬や湿布を用いる 物理療法 急性期は冷却、亜急性期以降は温熱で対処する 装具療法 急性期にコルセットを使用し、首の安静を保つ 運動療法 リハビリで筋肉の柔軟性や筋力を回復させる 徒手療法 慢性期にマッサージなどで筋肉をほぐし、血流を改善する ※出典:「外傷性頚部症候群」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる これらの保存療法で改善しない場合は、神経ブロック注射(痛む場所の神経に麻酔薬を注射する方法)などが検討されます。 なかなか引かない痛みに対しては、傷ついた組織の修復を促す再生医療という新しい治療法も、選択肢の一つとして注目されています。 頚椎捻挫は正しいケアで早期改善を目指そう! 頚椎捻挫を早く治すには、週2〜3回のリハビリ通院を続けながら、時期に合わせた適切なセルフケアを実践することが大切です。 もし、ご自身でのケアを続けても痛みが長引くようであれば、一度専門の医療機関へ相談することをおすすめします。 当院(リペアセルクリニック)では、長引く首の痛みの原因を詳しく調べ、ご自身の血液や脂肪を活用した「再生医療」という新しい選択肢もご提案しています。 治療法に関する詳しい内容や症状については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介しています。 痛みのない生活を取り戻すために、ぜひお気軽にお問い合わせください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2025.11.28 -
- 首
- 腰
- 脊椎
- その他
デスクワークや運動不足により、背中や胸の痛み・下半身のしびれを感じている方もいるのではないでしょうか? これらの症状が続く場合、胸椎椎間板ヘルニアが関係している可能性があります。 ご自身の症状が当てはまるかどうか、セルフチェックで確認してみましょう。 この記事では、胸椎椎間板ヘルニアのセルフチェック方法や、初期から後期にかけての症状の進み方について解説します。 あわせて、他の病気との見分け方、原因や治療法・予防法も紹介します。 背中や胸の痛みの正体が気になる方や、胸椎椎間板ヘルニアかどうか心配な方は、最後までお読みください。 また、胸椎椎間板ヘルニアに伴う痛みやしびれ、術後の神経症状など、従来の治療では改善が難しかった症状に対し、再生医療は新しい選択肢となる可能性があります。 https://youtu.be/0hyJR5VW3oY 【こんな方は再生医療をご検討ください】 背中や胸の痛みを改善したい 手術せずに治したい 胸椎椎間板ヘルニアによる痛みやしびれにお悩みの方は、まずは当院(リペアセルクリニック)の公式LINEをぜひ参考にしてください。 【セルフチェック】この症状は胸椎椎間板ヘルニア? 胸椎椎間板ヘルニアの症状レベルについて、まずは以下でご自身の症状をチェックしてみましょう。 症状セルフチェック表 初期症状:下半身の痛みやしびれ 中期症状:背中や胸・脇腹の痛み 後期症状:歩きにくさや排尿障害 本項を活用し、ご自身が胸椎椎間板ヘルニアの症状に当てはまるかどうか、確認してみてください。 症状セルフチェック表 以下の症状に当てはまった場合、胸椎椎間板ヘルニアの可能性があります。 セルフチェック表 背中が痛む 脇腹が痛む 腰が痛む 下半身にしびれがある 身体の感覚が鈍い部分がある なんとなく力が入りにくい 足がもつれて歩きにくい 階段を降りるのが不安定で怖い 排尿・排便のタイミングが変わった 尿漏れがある 胸や背中に不快感がある 胸椎椎間板ヘルニアの症状には、レベルがあります。 当てはまる症状がどのレベルに該当するか、下の項目から順にご覧ください。 初期症状:下半身の痛みやしびれ 胸椎椎間板ヘルニアの多くは、下半身の痛みやしびれ・脱力感などの症状から気づくことが多いです。 代表的な症状は以下のとおりです。 セルフチェック表 腰が痛む 下半身が痛む 足に脱力感がある 感覚が鈍くなっている 足が軽くしびれている これらの症状が続くと、歩くと足がもつれやすい・階段の昇り降りで手すりが必要になるなど、日常生活での動きに少しずつ支障が出始めます。 最初は軽い症状でも、我慢しているうちに痛みやしびれが徐々に強くなることがあるため注意が必要です。 中期症状:背中や胸・脇腹の痛み 下半身の痛みやしびれから始まった胸椎椎間板ヘルニアの症状は、背中や胸・脇腹の痛みとして現れることがあります。 いずれも、胸椎にできたヘルニアによる神経の圧迫が原因です。 セルフチェック表 背中が痛い 肋間神経痛がある 身体を動かすと痛みが出る 痛みが背中から胸、脇腹などに広がる 身体を触った感覚がわかりづらい 服が皮膚に触れている感覚がわかりづらい この段階は初期に比べると痛みが強く、姿勢をかばうことで背中や肩まわりの筋緊張が高まり、頭痛や肩こりを併発するケースもあります。 後期症状:歩きにくさや排尿障害 胸椎椎間板ヘルニアで神経が圧迫され続けていると、以下のような症状が現れます。 セルフチェック表 排尿・排便障害がある 感覚が失われていると感じる 身体に強い麻痺がある 倦怠感や疲労感がある これらは、胸椎椎間板ヘルニアが重症化しているサインです。 上記の症状に進行すると日常生活にも影響を及ぼすため、中期症状の段階までに治療を開始しましょう。 胸椎椎間板ヘルニアと間違いやすい病気 胸椎椎間板ヘルニアには、間違われやすい病気がいくつかあります。 下表を参考に、胸椎椎間板ヘルニアと他の病気との違いを理解しましょう。 病名 特徴 胸椎椎間板ヘルニア ・背中から胸に痛みが広がる ・身体を動かすと痛む ・足のしびれや感覚の鈍さが出るケースがある 狭心症・心筋梗塞 左肩や左腕に痛みが広がる 胆石・膵炎 身体を動かしても痛みはあまり変わらない 帯状疱疹 皮膚症状がある 脳梗塞 身体の片側に麻痺やしびれが出る 頸椎椎間板ヘルニア・頸椎症 首や肩、腕など上半身に痛みやしびれが出る 腰椎椎間板ヘルニア 腰やお尻など、腰回りを中心に痛みやしびれが出る なお、本項は、あくまでセルフチェックの目安です。 判断に迷った場合や心配な場合は医師の診断を受けましょう。 胸椎椎間板ヘルニアとは? 胸椎椎間板ヘルニアはどのような病気か、以下の順に解説します。 主な原因 検査・診断方法 この機会に、胸椎椎間板ヘルニアの概要を知っておきましょう。 主な原因 胸椎椎間板ヘルニアは胸椎の椎間板が損傷し、内部の組織が飛び出して神経の通り道を圧迫することで発症します。 椎間板は、ゼリー状の髄核(ずいかく)と、髄核を取り囲む線維輪(せんいりん)から構成されています。 内部にある髄核が線維輪を突き破った状態が「ヘルニア」です。 胸椎の椎間板に発生したヘルニアが椎間板の外にある神経の管を圧迫し、症状が発生する仕組みです。 ヘルニアが発生するのは、以下のような外部からの刺激が主な原因です。 重い荷物を持ち上げる 体幹に強い負荷のかかるスポーツを行う 不意の衝撃が加わる また、椎間板が加齢により水分を失って弾力が低下すると、わずかな負荷でも損傷しやすくなり、加齢変化による発症も少なくありません。 検査・診断方法 進行性である胸椎椎間板ヘルニアは、まず診察で痛み・しびれ・運動障害の経過や進行度を確認します。 診察で胸椎椎間板ヘルニアが疑われた場合、以下のような検査を段階的に実施します。 レントゲン MRI CT 特に、下半身の麻痺や強いしびれがみられる場合は、脊髄がどの程度圧迫されているかを正確に把握するため、早期にMRIを撮影します。 レントゲンでは椎間板自体や脊髄の圧迫状況は十分に確認できないためです。 MRIで脊髄圧迫が確認され、手術の検討が必要な段階では、さらにCT検査を追加します。 胸椎では骨の構造異常が脊髄を圧迫している場合もあるため、CTで骨由来の圧迫かどうかを正確に見極める目的があります。 このように、胸椎椎間板ヘルニアの診断は、症状の重症度と画像検査の結果を総合的に判断し、治療方針を決定します。 胸椎椎間板ヘルニアの治療法 胸椎椎間板ヘルニアには、以下のような治療法があります。 保存療法 手術 再生医療 一つずつ見ていきましょう。 保存療法 保存療法は、主に症状が軽い場合に採用される治療法です。 まずは胸椎をできるだけ動かさないようにしつつ、コルセットや内服薬で痛みの軽減を図ります。 あわせてストレッチや体幹トレーニングを取り入れ、背中への負担を軽減します。 普段の生活でも、長い時間腰に負担をかける姿勢や同じ姿勢をしての作業は避けましょう。 胸椎椎間板ヘルニアは進行性で、保存療法だけでの完治は難しい病気です。 症状が進行した場合は、次のステップである「手術」を検討します。 手術 胸椎椎間板ヘルニアでは、以下のような症状がみられる場合に手術が検討されます。 痛み 麻痺 歩行障害 これらの症状は進行すると日常生活に大きな支障が出るため、早期の判断が重要です。 胸椎椎間板ヘルニアの手術には、大きく分けて以下の2つの方法があります。 前方固定術 脇腹(側方)からアプローチし、飛び出した椎間板を切除したうえで骨を移植し、背骨を固定する手術 後方除圧術 背中側からアプローチし、脊髄を圧迫している椎間板を取り除く手術 胸椎は脊髄の重要な部分が通るため、どちらの術式も高度な技術を要する難易度の高い手術とされています。 https://youtu.be/gUb_qD4tt-I しかし、「難しいから」と手術を避け続けると脊髄の圧迫が進行し、麻痺が悪化する可能性があります。 症状が進行している場合は、早めに専門医へ相談し、治療方針を検討することが大切です。 再生医療 胸椎椎間板ヘルニアの治療には外科手術や保存療法だけでなく、「再生医療」 という新しい選択肢があります。 再生医療とは、ケガや病気によって損傷した組織・細胞を、人が本来持つ自然治癒力を活用して修復・再生へ導く治療法です。 胸椎椎間板ヘルニアでは、脊髄の近くにある障害部位へ幹細胞を注入することで神経の修復を促し、痛みやしびれの改善を目指すことができます。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 手術後の後遺症が残っている方 痛みやしびれで日常生活に支障がある方 手術が難しい、または手術を避けたい方 当院(リペアセルクリニック)では、幹細胞を脊髄腔内へ直接届ける「脊髄腔内ダイレクト注射療法」で、神経により近い部位へ細胞を作用させることで高い治療効果が期待できます。 治療法については、以下でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs 胸椎椎間板ヘルニアの予防・再発防止法 胸椎椎間板ヘルニアの予防・再発防止には、身体を動かすことが欠かせません。 とはいえ、しっかり運動する必要はなく、日常生活で少し身体を動かすことが大切です。 以下を参考に、生活の中で身体に負担をかけないことを少しだけ意識しましょう。 長い時間同じ姿勢を取らない 30分に一度は姿勢を変える 体幹やお尻の筋肉を鍛える プランク、ドローイン、ヒップリフトなどがおすすめ 体重を管理する 腹部の脂肪を減らし、背骨への負荷を軽減する 胸椎のストレッチをする 胸の前側にある筋肉や背骨を支える筋肉を動かす いずれも、日常生活に取り入れられる簡単な予防・再発防止法になりますので、できることから試してみましょう。 背中や胸の痛みは放置厳禁!セルフチェック後は病院へ 胸椎椎間板ヘルニアは進行性の疾患であり、放置するほど症状が悪化しやすくなります。 本記事のセルフチェックを参考に、痛みやしびれが数日~数週間経っても改善しない場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を開始することが大切です。 再発防止や悪化予防のために、日常生活でできる対策も多くあります。 症状が悪化・再発しないよう、普段から背中への負担を減らす工夫を続けることが大切です。 しかし「従来の治療ではなかなか良くならない」「手術はできれば避けたい」という方に、新たな選択肢となり得るのが再生医療です。 当院(リペアセルクリニック)では、胸椎椎間板ヘルニアに対し、脊髄へ幹細胞を直接届ける脊髄腔内ダイレクト注射療法を行っています。 >>実際の椎間板ヘルニアの症例ページはこちら 胸椎椎間板ヘルニアの症状に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2025.11.28 -
- 首
- 肩
腕や手のしびれ、原因のわからない肩こりに悩まされていませんか。 その症状は「胸郭出口症候群」かもしれません。 一度発症すると、痛みやしびれで仕事や家事に集中できなくなるなど、日常生活に支障をきたす場合があります。 本記事では、胸郭出口症候群の症状チェックリストや自分でできるテスト方法について詳しく解説します。 従来の治療法に加えて、近年注目されている再生医療は胸郭出口症候群にも有効な選択肢の一つです。 再生医療は、患者さまご自身の細胞を活用して、圧迫によって傷ついた神経や組織の修復を目指す治療法です。 症例や治療法について、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEで詳しく紹介しているので、併せてご覧ください。 胸郭出口症候群の症状チェックリスト 腕や手のしびれ、原因のわからない肩こりに悩んでいる場合、胸郭出口症候群の症状の可能性があります。 胸郭出口症候群は、首から腕へつながる神経や血管が圧迫されることで起こります。 ご自身の症状が当てはまるか、まずはチェックリストで確認してみましょう。 胸郭出口症候群の症状チェックリスト 腕がひんやりと冷たく感じる 腕が全体的にパンパンとむくんでいる 腕に痛みやしびれを感じる 腕の肌の色がいつもより白っぽく見える 血管が青紫色に浮き出て見える 重いものを持つと肩や首まわりが強くこる 腕を上げたときに、腕から背中にかけて痛みやしびれが走る 上記の症状は、頚椎椎間板ヘルニアなど他の疾患と似ているものもあるため、自己判断には注意が必要です。 一つでも当てはまる症状があれば、自己判断せずに専門の医療機関で相談しましょう。 胸郭出口症候群になりやすい人とは 胸郭出口症候群は、特定の身体的な特徴や生活習慣によって発症しやすい傾向があります。 発症しやすい方の主な特徴は、以下のとおりです。 胸郭出口症候群になりやすい人の特徴 なで肩の人 巻き肩や猫背の姿勢が多い人 過度な筋トレで筋肉質な人 重い物を運ぶ職業の人 腕を上げる動作を繰り返すスポーツ選手 特になで肩の方は、鎖骨と肋骨の間のスペースが狭くなりやすく、神経や血管が圧迫されやすいです。 また、デスクワークなどで長時間前かがみの姿勢を続けると、肩が内側に巻いて胸の筋肉が硬くなり、症状を引き起こす原因となります。 胸郭出口症候群の症状が疑われる場合のセルフチェック方法 ご自身の症状が胸郭出口症候群によるものか確かめるために、自宅でできるセルフチェック方法について解説します。 一人で行うテストのやり方 二人で行うテストのやり方 特定の動作で症状が現れるかを確認するもので、あくまで目安ですが、医療機関を受診する際の判断材料にもなります。 テストで陽性の兆候が見られた場合は、自己判断で終わらせず、医療機関を受診しましょう。 一人で行うテストのやり方 一人で行う胸郭出口症候群テストのやり方として、信頼性が高いとされる「ルーステスト」を紹介します。 ルーステストは、神経や血管が圧迫されやすい姿勢をとり、症状が再現されるかを確認する方法です。 具体的な手順は、以下のとおりです。 椅子に座るか立った状態で、両腕を横に開いて肩の高さまで上げる 肘を90度に曲げ、腕を後ろにひねる(バンザイのような姿勢) その姿勢を保ちながら、両手の指を「グー」「パー」と3分間リズミカルに繰り返す しびれ、前腕のだるさ、指の疲労感やグーパー運動が続けられない場合は、胸郭出口症候群が疑われます。 健常者ではほとんど症状が出ないため、有効なチェック方法といえるでしょう。 二人で行うテストのやり方 二人で行う胸郭出口症候群テストのやり方では、協力者に手首の脈拍を触れてもらいながら行います。 特定の姿勢をとったときに、血流が変化するかどうかで圧迫の有無を確認します。 代表的なテスト方法は、以下のとおりです。 テスト名 手順 陽性の判断 アドソンテスト 顎を上げ、症状のある側に顔を向けて首を反らし、深呼吸する 脈拍が弱くなる、または触れなくなる ライトテスト 症状のある側の腕を横に開き、肩の高さまで挙上し、さらに肘を90度に曲げる 脈拍が弱くなる、または触れなくなる ライトテストは、健常者でも3〜5割が陽性(偽陽性)の結果になる場合があるため、注意が必要です。 アドソンテストも行い、2つのテストで陽性が出た場合は、胸郭出口症候群が疑われます。 上記のテストは確定診断ではないため、症状が疑われる場合は、必ず医療機関を受診して、適切な検査を受けましょう。 胸郭出口症候群の症状を放置するリスク 胸郭出口症候群の症状は、肩こりや一時的な不調と誤解されがちですが、放置すると深刻な状態に進行するおそれがあります。 適切な治療を受けずに自然治癒することはまれで、多くの場合、慢性化して日常生活に支障をきたします。 初めは一時的だったしびれや痛みが持続的になり、デスクワークや睡眠中にも現れるようになります。 さらに、神経や血管への圧迫が長期間続くと、以下のような回復が難しい状態に至る場合もあるため、注意が必要です。 損傷の種類 放置した場合のリスク 神経障害 手の筋肉が痩せてしまい、握力が低下して細かい作業が困難になる 静脈の圧迫 腕に血のかたまり(血栓)ができ、急な腫れや皮膚が青紫色に変色する 動脈の圧迫 できた血栓が指先まで飛び、動脈を詰まらせて激しい痛みや組織の壊死につながる このような深刻な状態を避けるためにも、腕のしびれや痛みといった初期症状を軽視せず、早期に専門医の診断を受け、適切な治療を開始しましょう。 胸郭出口症候群の主な治療法 胸郭出口症候群の治療は、主に「保存療法」と「手術療法」の2つに分けられます。 保存療法 手術療法 治療法は症状の重症度や原因に基づいて決定されますが、基本的には身体への負担が少ない保存療法から開始し、症状の改善を目指します。 保存療法で十分な効果が得られない場合や、症状が重い場合に手術療法が検討されるのが基本的な流れです。 保存療法 保存療法は、手術以外の方法で症状の緩和と機能改善を目指す治療法です。 特に、胸郭出口症候群で最も多い神経性のタイプでは、治療の第一選択とされています。 姿勢の改善や筋肉の緊張を和らげることで、神経や血管への圧迫を軽減させます。 具体的な治療法は、以下のとおりです。 治療法 内容 理学療法 ストレッチで硬くなった筋肉を伸ばし、筋力強化で正しい姿勢を保つ 薬物療法 消炎鎮痛剤や筋弛緩薬を用いて、痛みや筋肉の過度な緊張を和らげる 注射療法 痛みの原因となっている神経の周辺に局所麻酔薬などを注射し、痛みを抑える 日常生活での姿勢や動作の指導も受け、症状を悪化させない生活習慣を身につけるのも保存療法の一環です。 手術療法 手術療法は、保存療法で改善が見られない場合や、症状が重く日常生活に大きな支障が出ている場合に検討される治療法です。 神経や血管を物理的に圧迫している原因を、手術によって直接取り除きます。 主な手術方法は、以下のとおりです。 第一肋骨切除術 前斜角筋切除術 頚肋切除術 手の筋力低下が進行している場合や、血栓などの合併症が見られる場合は、緊急で手術が選択されるケースもあります。 手術にはリスクも伴いますので、医師と十分に相談したうえで決定しましょう。 胸郭出口症候群の症状に関するよくある質問 胸郭出口症候群について、患者さまから寄せられることの多い質問にお答えします。 胸郭出口症候群はどこが痛い? 胸郭出口症候群を自分で治すには? 胸郭出口症候群でやってはいけないことは? ご自身の症状と照らし合わせ、適切な対処法を見つけるための参考にしてください。 胸郭出口症候群はどこが痛い? 胸郭出口症候群の痛みは、圧迫されている神経や血管の場所によって、さまざまな部位に現れます。 主な痛みの部位は、以下のとおりです。 首、肩、肩甲骨周り 腕の内側から薬指、小指にかけて 胸の前面や脇の下 鎖骨の周辺 重だるい痛みだけでなく、ビリビリとしたしびれや感覚が鈍くなる状態を伴う場合もあります。 また、血行不良によって腕が白っぽくなったり、冷たく感じたりするのも特徴の一つです。 胸郭出口症候群を自分で治すには? 胸郭出口症候群の症状を緩和するために、自分でできるセルフケアがあります。 主なセルフケアの方法は、以下のとおりです。 ケアの種類 具体的な方法 ストレッチ 胸や首の前側の筋肉をゆっくり伸ばし、緊張を和らげる 姿勢改善 肩甲骨を背中の中央に寄せる運動で、巻き肩や猫背を矯正する 生活習慣の見直し 高すぎる枕を避け、入浴で体を温め血行を良くする 自己判断で無理なケアをすると、かえって症状を悪化させるおそれがあります。 セルフケアを試す際は、まず専門医に相談しましょう。 胸郭出口症候群でやってはいけないことは? 胸郭出口症候群の症状がある場合、特定の動作や習慣は神経や血管への圧迫を強め、症状を悪化させるため避けるべきです。 日常生活で以下の点に注意しましょう。 腕を繰り返し高く上げる動作(洗濯物を干す、つり革を持つ) 重い荷物を腕で持つ、またはショルダーバッグを片方の肩にかける 胸の筋肉を過度に鍛えるトレーニング(ベンチプレスなど) 猫背や巻き肩、長時間のデスクワークやスマホ操作 無意識に症状を悪化させる行動をとっていないか、日々の生活を見直してみましょう。 胸郭出口症候群の症状には再生医療もご検討ください 腕や手のつらいしびれ、痛みといった症状は、日常生活の質を大きく下げてしまいます。 治療の基本は、理学療法や薬物療法といった保存療法です。 しかし、これらの治療で改善が見られない場合には手術療法が検討されますが、手術に抵抗がある方も多いでしょう。 近年の治療では、手術せずに胸郭出口症候群を治療する再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、ご自身の脂肪から採取した幹細胞を使い、圧迫によって傷ついた神経や血管、筋肉組織の修復を促す治療法です。 胸郭出口症候群によるつらい症状の根本的な改善を目指したい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2025.10.31 -
- 首
頚椎椎間板ヘルニアは首の骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出すことで神経を圧迫し、首や腕に痛みやしびれが出る病気です。 日常生活に支障をきたすことも多く、痛みやしびれで悩まれている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、頚椎椎間板ヘルニアの症状を和らげるために効果的なストレッチや注意点、日常生活でできる予防法を解説します。 ただし、ストレッチは症状を和らげるのが目的であり、飛び出した椎間板を元に戻すことはできません。 根本的な改善を目指す場合は、手術や再生医療などの治療法を検討する必要があります。 現在リペアセルクリニックでは、手術をせずに損傷した組織の再生・修復を促す「再生医療」に関する情報をLINEで発信しております。 頚椎椎間板ヘルニアによる痛みやしびれでお悩みの方は、ぜひご登録ください。 頚椎椎間板ヘルニアに効果的なストレッチ 頚椎椎間板ヘルニアに効果的なストレッチとして、以下の4つを紹介します。 首(僧帽筋)のストレッチ 肩(肩甲挙筋)のストレッチ 胸(大胸筋)のストレッチ 体幹のストレッチ これらのストレッチを正しく行うことで、首周りの筋肉の緊張が和らぎ、痛みやしびれの軽減につながります。 しかし、発症直後の急性期に無理にストレッチすると、逆効果になるリスクがあるため注意が必要です。 各ストレッチは1日2〜3回程度にとどめ、心地よい範囲で行いましょう。 首(僧帽筋)のストレッチ 僧帽筋は首から肩、背中にかけて広がる大きな筋肉です。 この筋肉をほぐすことで、首にかかる負担を軽減できます。 デスクワークやスマートフォンの使用で硬くなりやすい筋肉のため、こまめにストレッチを行いましょう。 ストレッチを行う際は、肩が上がらないように意識しましょう。 また、無理に引っ張らず、心地よい程度の伸びを感じる範囲で行ってください。 肩(肩甲挙筋)のストレッチ 肩甲挙筋は首の後ろから肩甲骨につながる筋肉です。 この筋肉をほぐすことで、肩こりが軽減され、首への負担が減ります。 長時間同じ姿勢を続けると硬くなりやすい筋肉です。 ストレッチを行う際は、首の後ろから肩にかけて伸びる感覚を意識することが重要です。 急に動かさず、ゆっくりとした動作で行いましょう。 胸(大胸筋)のストレッチ 大胸筋は胸の前面にある大きな筋肉です。 この筋肉が硬くなると猫背になりやすく、首への負担が増えるため、ストレッチで胸を開くことが大切です。 猫背の改善により、首の自然なカーブが保たれます。 痛みを感じないよう適度に伸ばしましょう。 体幹のストレッチ 体幹の筋肉は姿勢を支える重要な役割があります。 体幹をほぐすことで姿勢が安定し、首にかかる負担を減らせます。 正しい姿勢を保つためには、体幹の柔軟性も必要です。 これらのストレッチを毎日続けることで、筋肉の柔軟性が保たれ、頚椎椎間板ヘルニアによる症状の軽減が期待できます。 無理のない範囲で、少しずつ習慣化していきましょう。 頚椎椎間板ヘルニアでストレッチするときの注意点 ストレッチは症状の軽減に効果的ですが、誤った方法で行うと症状を悪化させる可能性があります。 ストレッチを行う際の注意点として、以下の2つがあります。 痛みが強いときは中止する 専門家の指導のもと行う これらの注意点を守ってストレッチに取り組みましょう。 痛みが強いときは中止する ストレッチ中に強い痛みやしびれを感じた場合は、すぐに中止してください。 痛みは体からの警告サインです。 無理に続けると、神経をさらに圧迫したり、炎症を悪化させたりする可能性があります。 焦らず、自分のペースで進めることが大切です。 専門家の指導のもと行う 頚椎椎間板ヘルニアの症状は人によって異なります。 自己判断でストレッチを行うと、かえって症状を悪化させることがあるため、まずは医師や理学療法士などの専門家に相談することをおすすめします。 とくに初めてストレッチを行う場合や、症状が強い場合は、適切な指導のもとで安全にストレッチを行いましょう。 頚椎椎間板ヘルニアに対するストレッチ以外の予防法 頚椎椎間板ヘルニアの症状を改善・予防するためには、ストレッチだけでなく日常生活の見直しも重要です。 姿勢や生活習慣の改善により、首への負担を減らせます。日常的にできる予防法として以下の3つがあります。 正しい姿勢 首に負担をかけない生活習慣 筋力トレーニング これらを意識して実践することで、長期的に頚椎椎間板ヘルニアの発症リスクを減らせます。 正しい姿勢 猫背やストレートネック(首の自然なカーブが失われた状態)は、首の椎間板に強い負担をかけるため避けてください。 正しい姿勢を保つことで、椎間板への負担を大きく減らせます。 以下のポイントを意識しましょう。 姿勢 ポイント 座るとき 骨盤を立てて座り、背もたれに背中を軽くつけます。顎を軽く引き、耳と肩が一直線になるようにします。 立つとき 頭の上から糸で引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばします。肩の力を抜き、自然に胸を開きます。 歩くとき 視線は前方に向け、顎を引いた状態をキープします。肩を後ろに引き、胸を張って歩きます。 デスクワークやスマートフォンの使用時は、とくに姿勢が崩れやすくなります。 こまめに姿勢を確認し、正しい位置に戻す習慣をつけましょう。 首に負担をかけない生活習慣 長時間同じ姿勢を続けることは、首への負担を増やす大きな原因です。 日常生活の中で首に負担をかける習慣を見直すことで、症状の悪化を防げます。 首への負担を減らすためにできる工夫は、以下のとおりです。 場面 工夫 デスクワーク パソコンの画面は目の高さに調整し、1時間ごとに休憩を取ります。首を前に出さないよう注意します。 スマートフォン使用 画面を目の高さまで上げ、下を向き続けないようにします。長時間の使用は避けましょう。 睡眠 自分の首のカーブに合った高さの枕を使います。高すぎる枕や低すぎる枕は避けます。 重い荷物 片方の肩だけで荷物を持つことは避け、左右バランスよく持つか、リュックサックを使います。 また、喫煙や運動不足は血行を悪くし、椎間板の健康を損なう原因となります。 禁煙や適度な運動を心がけることも大切です。 筋力トレーニング 体幹の筋肉を鍛えることで姿勢が安定し、首への負担を減らせます。 とくに腹筋や背筋などの体幹の筋肉は、正しい姿勢を保つために重要な役割を果たします。 おすすめの筋力トレーニングは、以下のとおりです。 ただし、痛みが強いときは筋力トレーニングを避けてください。 無理に行うと症状を悪化させる可能性があります。 頚椎椎間板ヘルニアのストレッチに関するよくある質問 頚椎椎間板ヘルニアのストレッチに関してよくある質問を2つ紹介します。 頚椎ヘルニアはストレッチで悪化する? 頚椎ヘルニアでやってはいけないことは? 症状を悪化させないためにも、それぞれ確認しておきましょう。 頚椎ヘルニアはストレッチで悪化する? 適切な方法で行えば、ストレッチが症状を悪化させることは基本的にありません。 ただし、痛みが出るほど強く伸ばしたり、急激な動きをしたりすると、症状が悪化する可能性があります。 以下のような場合は、ストレッチを控えるか、医師に相談してから行いましょう。 強い痛みやしびれがある 腕や手に力が入らない めまいや吐き気を伴う 症状が急速に悪化している 心地よい伸びを感じる程度の強さで、ゆっくりと行うことが大切です。 頚椎ヘルニアでやってはいけないことは? 頚椎椎間板ヘルニアの症状を悪化させないために、以下の行動は避けましょう。 長時間同じ姿勢を続けること 重い荷物を持ち上げる動作 首を急に動かしたり、無理にひねったりすること 高い枕や柔らかすぎる枕を使うこと うつ伏せで寝ること(首に負担がかかります) 痛みがあるのに無理に運動やストレッチを続けること 下を向く姿勢を長時間続けることは首への負担が大きいため、スマートフォンの使用時間を減らしたり、画面の位置を工夫したりしましょう。 日常生活の中で首に負担をかける動作を意識して避けることが、症状の改善につながります。 つらい頚椎椎間板ヘルニアには再生医療をご検討ください ストレッチや生活習慣の改善は、症状を和らげるために有効です。 しかし、ストレッチはあくまで症状緩和を目的とする対症療法であり、飛び出した椎間板を元に戻すことはできません。 根本的な改善を目指す場合は、医療機関での治療が必要です。 従来は手術が主な治療法でしたが、近年では再生医療という新しい選択肢があります。 再生医療は、手術をせずに損傷した組織の再生・修復を促す治療法です。 患者さまご自身の体から採取した細胞を使用するため、体への負担や日常生活への影響が少ない点が特徴です。 当院「リペアセルクリニック」では、頚椎椎間板ヘルニアに対する再生医療を行っており、多くの患者さまの症状改善をサポートしています。 ストレッチや生活習慣の改善だけでは症状が改善しない方、手術に抵抗がある方は、ぜひ一度ご相談ください。 >当院の再生医療による椎間板ヘルニアの症例はこちら
2025.10.31 -
- 首
- 再生治療
- その他
鎖骨骨折で手術後、プレートを除去する時期はいつなのか悩んでいませんか? 「痛みは軽減しているものの、ゴルフをしたら肩の違和感があって動かしにくいから外したい」「インターネット上ではプレートを外した後に再骨折したなどの情報もあって除去する不安もある」 上記のように、プレートを外すべきかどうかを悩んでいる方も多くいらっしゃるかと思います。 結論から言えば、鎖骨骨折のプレートの除去は時期だけでなく鎖骨の状態が重要です。 そこでこの記事では鎖骨骨折後のプレートを除去する時期の目安や除去するメリット・デメリットなどを解説します。 鎖骨プレートはいつ外す?一般的な除去時期の目安 結論から言えば、鎖骨プレートは鎖骨が完全に癒合した後に除去します。 しかし、癒合したからといってすぐに除去できるものではありません。 ここからは、以下の2項目について深掘りしていきます。 それぞれ鎖骨骨折のプレート除去に関する重要な知識なので、ぜひご覧ください。 外す目安は術後1〜2年が多い 鎖骨骨折自体は3〜6ヶ月で癒合すると言われていますが、鎖骨骨折後のプレートは手術後1〜2年を目安に除去されるケースが多くあります。 個人差はもちろんありますが鎖骨は術後1〜2年経っていれば骨癒合がしっかりしているうえ、骨の強度も高まっているためです。 プレート除去後の問題は再骨折のリスクであり、過去の研究では術後1年経過していても約7%は再骨折のリスクがあるとしています。 そのため、骨癒合した後も骨の強度が強くなるまで待たなくてはいけません。 このような理由から、個人差はあるものの鎖骨骨折のプレートは術後1〜2年を目安に除去されます。 除去を検討するきっかけになる主な症状 鎖骨骨折後のプレート除去を検討するきっかけとなる主な症状は、以下のとおりです。 理由 内容・説明 1. プレートの違和感・出っ張り 鎖骨は皮膚の真下にあるためプレートが浮き出て触れたり、見えたりすることがあります。痩せ型の人ほど顕著で、物理的・審美的なストレスの原因です。 2. 肩が動く範囲の制限 プレートやネジが肩関節周囲の軟部組織(筋肉や靭帯など)の働きを阻害することがあります。それにより肩の動きが制限されることがあるため、生活に支障が出るケースでは除去するきっかけです。 3. 寒い季節に痛む プレートが冷えることで、神経や脂肪などの皮下組織を刺激して痛みにつながる可能性があります。とくに寒冷地で顕著な症状で痛みが強い場合には除去する理由の1つです。 4. 衣服やバッグが当たるストレス 鎖骨部はリュック・肩掛けバッグ・下着・シートベルトなどが直接当たる部位です。そのため、金属による違和感が出やすいため除去が検討されます。 このように物理的な刺激によるストレスだけでなく、見た目の問題もプレート除去を検討する理由になります。 鎖骨骨折プレートの除去時期を決める医学的判断基準 鎖骨骨折のプレート除去時期を決める医学的判断基準は、以下の4項目です。 評価項目 判断基準・臨床的目安 ① 骨癒合の状態 ・X線・CTで骨の状態を確認します。 ・骨の内部、表面共に癒合しているかどうか確認します。きちんと癒合していれば、鎖骨が途切れていない像が確認可能です。 ・骨が癒合しておらず途中で途切れていたり、動きの悪さや痛みがあったりする場合はまだ除去すべきでないと判断されます。 ② 骨折のタイプ (粉砕・転位の有無) ・単純骨折(骨が1箇所で折れている骨折)は癒合が早く、除去しやすいとされています。 ・粉砕骨折(骨が粉々に砕けた骨折)や折れた骨が大きくずれている場合は骨の癒合・再形成に時間がかかります。 ・粉砕骨折では除去後の再骨折リスクが単純骨折より高くなるため、プレートの除去判断は慎重にしなければいけません。 ③ 性別・年齢・骨密度 ・女性、高齢者、低BMI、骨粗鬆症は骨強度が低下しやすいため、再骨折リスクが高くなります。 ・若年男性では鎖骨の癒合が早く、異物感から除去希望が多くなる傾向です。 ・閉経後の女性はホルモンバランスの乱れから骨密度が下がり骨の強度が弱くなるため、再骨折のリスクに注意が必要です。 ④ プレートの位置・種類 ・上方プレート:プレートを固定する部分に力が集中しやすく、除去後の再骨折率がやや高いとされています。そのため、除去判断は慎重にしなければいけません。 ・前下方プレート:固定穴へ力がかかりにくく際骨折リスクが低いため、早期の除去が可能です。 ・デュアルプレート:除去することでの再骨折リスクが高く、基本的に除去は推奨されません。 このような理学的判断に基づき、プレートの除去が検討されます。 なおこれらの基準はあくまで目安であり、患者様の状況などによって個人差があるためご注意ください。 鎖骨骨折プレートは「外す」「外さない」どちらが正しい?それぞれのメリット比較 鎖骨骨折で使用されるプレートは、「外す」メリットと「外さない」メリットがあります。 それらは一長一短であり、一概にどちらが良いとは言えません。 そこでここからは、プレートを「外す」メリットと「外さない」メリットそれぞれを解説します。 プレートを外すメリット プレートを外す場合には、主に以下のメリットがあります。 プレートを外す最大のメリットは、体内から異物がなくなることです。 異物がなくなるため違和感や痛みが軽減されるうえ、心理的ストレスの緩和にもつながるでしょう。 また、プレートは細菌の温床になる可能性があります。 そのため、将来的な感染のリスク軽減につながる鎖骨プレートの除去は、メリットの1つです。 外さないメリット 一方で、プレートを外さない場合には以下のメリットがあります。 プレートを外さない最大のメリットは、骨が安定することです。 プレートを残すことで再骨折のリスクは大きく軽減されるうえ骨が安定するため、日常生活への復帰も早いでしょう。 また、プレートの除去には手術が必要です。 その手術によるトラブルの回避やコストの削減もプレートを外さないメリットと言えます。 再骨折を防ぐには「骨の回復力」を高めることが重要 鎖骨の再骨折は、プレートを外したあとのネジ穴など、骨の強さが一時的に弱くなるために起こることがあります。 骨がしっかり回復していないうちに強い力がかかると、同じ場所が再び折れてしまうのです。 そのため、骨の回復力を高めて再骨折を予防しなければなりません。 骨の回復力を高める方法はいろいろありますが、そのなかでも今「再生医療」が注目されています。 再生医療は自身の細胞から骨のもとになる細胞や成長因子を抽出して利用し、骨が自ら再生する力を助けることを目的とする治療です。 再生医療を利用することで骨が強く再生するため、再骨折の予防にもつながります。 なお当院リペアセルクリニック大阪院でも、骨折への再生医療が可能です。 もし鎖骨骨折でもっと骨の回復力を高めたいという方がいらっしゃれば、お気軽にご相談下さい。 鎖骨骨折プレートの除去は「時期」ではなく「骨の状態」で判断することが重要 鎖骨骨折のプレート除去の時期について解説しました。 ポイントは以下のとおりです。 鎖骨骨折のプレート除去について、およその目安はあります。 しかし、重要なことは時期ではなく骨の状態を見極めることです。 プレート除去の時期が来たからといって、骨の状態が回復していなければ再骨折のリスクが高まります。 プレートには除去するメリットも除去しないメリットもありますので、適切な判断ができるよう専門家の指示に従いましょう。 なお、鎖骨骨折では骨の強度を高めることが重要です。 骨の回復力を高める方法として、「再生医療」という方法もあります。 再生医療は自身の細胞から骨のもとになる細胞や成長因子を抽出して、骨の回復力を高める治療方法です。 当院リペアセルクリニック大阪院でも可能な治療なので、興味がある人はぜひご相談ください。
2025.10.14 -
- 首
「頸椎椎間板ヘルニア」は首の骨(頸椎)の間にある椎間板というクッションが変形し、首の後ろの神経を圧迫してしまう疾患です。 一度発症してしまうとなかなか治らず、痛みで寝れなかったり仕事に集中できなかったりすることもあります。 そのため痛みなどで日常生活に支障が出ると、すぐにでも痛みを和らげる方法を知りたいと考える人が多いでしょう。 しかし、体の姿勢を意識して首を安定化すれば痛みの軽減を図れるなど、対処方法があることをご存知でしょうか? この記事では、頸椎椎間板ヘルニアの痛みを和らげる方法や、近年注目されている再生医療についてを解説します。 従来の治療法に加えて、近年注目されている再生医療は頸椎椎間板ヘルニアの抜本治療に適しています。 再生医療は、患者さま自身の幹細胞を活用して、損傷を受けた脊髄の機能改善を目指す治療法で痛みを早期に改善できる特徴を持ちます。 症例や治療法について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEで紹介しているので、ぜひご登録ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 頚椎椎間板ヘルニアの痛みをすぐに和らげる方法(応急処置) 頸椎椎間板ヘルニアの痛みを和らげる応急処置として、以下の方法をお試しください。 それぞれ簡単にできる応急処置です。 やり方を解説するので、ぜひ最後までチェックしてください。 楽な体位・姿勢のとり方 頸椎椎間板ヘルニアと診断されたら、まず楽な体位と姿勢を覚えましょう。 具体的には、以下の方法をお試しください。 横向きで枕を高めに調整する 仰向け+膝下にクッション デスクワーク中の首を支える工夫 上記のような姿勢・工夫では首が安定しやすくなります。 頸椎椎間板ヘルニアは、首が前に倒れる(前屈み)と症状が強まる傾向がある疾患です。 これは椎間板が前屈みになることで首後方の神経を圧迫するためですが、首が安定すれば神経の圧迫が軽減されます。 そのため、上記のような方法で症状緩和が期待できるでしょう。 温める・冷やすの判断基準 温めたり、冷やしたりするのは頸椎椎間板ヘルニアの痛みを和らげる効果が期待できます。 ただし、発症からの期間によって使い分けないといけないため、以下の表をご参照ください。 発症からの期間 取るべき行動 理由 発症〜1週間程度 冷やす 炎症により痛みが強く出る時期なため、冷やすことで炎症を抑える効果が期待できる 1週間以降 温める 首周囲を温めることで血流が良くなり、筋肉の凝り緩和や痛みの軽減効果に期待できる 頸椎椎間板ヘルニアの発症直後は炎症が強いため、温めると炎症が強まってしまいますので温めてはいけません。 逆に発症から1週間以上経過すれば炎症は落ち着きますが、炎症の影響で筋肉の緊張が見られるかもしれません。 そのケースでは冷やすと逆に筋肉がより緊張してしまうため、温めて血流を良くしましょう。 セルフケアでやってよいこと/避けるべきこと 頸椎椎間板ヘルニアではセルフケアも有効です。 ただし、以下の表のようにやってよいことと避けるべきことがあります。 やってよいこと 避けるべきこと 軽い可動域運動 負荷の小さい全身運動 強いストレッチや首を急に捻る動き 長時間同じ姿勢 頸椎椎間板ヘルニアは首の支えが弱いことで発症しやすい疾患です。 そのため、首や体の筋肉を鍛えるような軽い運動は痛みの緩和効果が期待できます。 逆に、首に負担となるストレッチや姿勢は症状を悪化しかねません。 痛みのない範囲での運動や、たまに姿勢を変えるなどの工夫を心がけてください。 頚椎椎間板ヘルニアの痛みを和らげるためのフェーズ別のセルフケアと対策 頸椎椎間板ヘルニアは、適切なセルフケアや対策で痛みの緩和に期待できます。 ただし、時期に合わせて内容に注意する必要があるため、具体的には以下の表をご参照ください。 発症してからの時期 対策 急性期(発症〜1週間) 相対的安静・痛みを避ける姿勢の工夫 長時間のデスク作業は避ける 亜急性期(1〜4週間) 軽いストレッチや体操で首の動きを回復 デスク環境の改善(モニター高さ・椅子調整) 慢性期(1ヶ月以降) 首を支える筋肉や肩甲帯の安定化トレーニング 有酸素運動で血流促進 急性期は炎症が強く痛みも強いため、安静にするなど痛みの緩和に注力してください。 一方で亜急性期からは炎症も落ち着いてくるため、徐々に体にかける負荷を強くしていきます。 さらに、慢性期は体を動かして首を支える筋肉を鍛える時期です。 痛みの様子を見ながら、再発防止に向けたトレーニングを行いましょう。 頚椎椎間板ヘルニアの主な治療方法 2020年に発表された治療ガイドライン※によれば、頸椎椎間板ヘルニアにともなう神経症状ではまず保存療法で治療を行います。 治療方法 内容 薬物療法 痛み止めの内服や、ブロック注射などで痛みの緩和を図ります。 理学療法 運動やストレッチを通して首が動く範囲の回復や筋力強化を図ります。 物理療法 頸椎牽引や温熱・電気の治療器を使い、首の関節や筋肉の緊張緩和を図ります。 頸椎椎間板ヘルニアではこれらの保存療法での治療が主流です。 しかし、なかには効果がなく保存療法では痛みの緩和がないケースもあります。 そのようなケースでは、手術療法も検討されます。 頸椎椎間板ヘルニアが軽度であれば内視鏡による負担の小さい手術も可能ですが、場合によっては骨を削る手術も検討しなければいけません。 また、手術しても損傷した神経は完全に元に戻らない可能性もあります。 どのような方法が良いかは症状によるため、詳しくは医師にご相談ください。 ※出典:頚椎症性脊髄症 診療ガイドライン 2020改訂第3版 根本改善のための再生医療という新しい選択肢 頸椎椎間板ヘルニアの治療方法は、前項で解説したとおりです。 しかし、なかには手術が怖いという人もおられるでしょう。 手術は怖いけど保存療法の効果は感じない、そんな人は「再生医療」を検討しても良いかもしれません。 再生医療は患者様ご自身の血や脂肪から抽出した細胞を利用して、傷ついた組織の修復を促す治療です。 前述したとおり、傷ついた神経は手術しても元に戻らないことが多い組織ですが、再生医療であれば修復する可能性があります。 そのため、再生医療は以下のような人におすすめの治療です。 手術をせずに頸椎椎間板ヘルニアを治したい人 長期的な改善を求める人 頸椎椎間板ヘルニアの後遺症に悩んでいる人 なお、当院リペアセルクリニック大阪院でも再生医療に取り組んでいます。 患者様の負担が少ない「自己脂肪由来幹細胞治療」を行い、患者様に寄り添ったプランのご提供が可能です。 実際に当院の再生医療が効果的だった人症例もございますので、よろしければ以下もご確認ください。 https://youtu.be/HD84MUeROxE?si=k7gjqAr4bvd_6kMh 頚椎椎間板ヘルニアは一時的に痛みを和らげても再発する可能性も!根本解決には再生医療の検討を 頸椎椎間板ヘルニアの痛みを和らげる方法について解説しました。 ポイントは以下のとおりです。 頸椎椎間板ヘルニアは放置すると神経を圧迫し続け、症状の悪化を招きます。 まずはこの記事でご紹介した方法で痛みの緩和を図り、早めに受診して専門家の指示を仰ぎましょう。 また、どうしても手術を受けたくない人には再生医療という選択肢もあります。 当院リペアセルクリニック大阪院でも積極的に取り組んでおり、頸椎椎間板ヘルニアでも効果を実感したとのお声を複数いただきました。 また、再生医療は手術前の症状だけでなく、手術後の後遺症にも効果が期待できる治療方法です。 長期的な目線で根本から治療したいという人は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
2025.09.30







