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腰の筋断裂について詳しく解説!原因やセルフケアの方法も紹介

公開日: 2019.12.26

重いものを持ち上げたときやスポーツの途中など、いきなり腰が痛くなった場合、「腰の筋断裂」が疑われます。

腰の痛みを「ぎっくり腰」だと自己診断し、安静のみで対処する方もいらっしゃいますが、筋断裂には適切な治療が必要です。

腰の筋断裂を放置した場合、症状によっては手術が必要になるため、仕事や日常生活に支障をきたす恐れも。

本記事では、腰の筋断裂をチェックする方法や、症状に応じた治療方法などを詳しく解説します。

腰の痛みが慢性化している方や、通院のみで筋断裂を治したい方は、手術不要の治療方法も参考にしてみてください。

当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、すぐに腰の筋断裂を改善したい方に向けて、再生医療の症例や治療内容を紹介しています。

最短で治療に進める無料相談を活用して、より早く日常生活へ復帰したい方はご確認ください。

腰の筋断裂とは?

腰の筋断裂とは、腰の筋肉に大きな力が加わり、負荷に耐えられなくなった筋繊維が切れてしまう症状です。

ぎっくり腰と混同しやすい症状ですが、腰の筋断裂は内出血などを引き起こすケースがあるため、以下の点について十分な理解が必要です。

痛みが発生したときの状況や、患部の状態は治療方法に影響します。

腰の筋断裂の特徴や原因、肉離れやぎっくり腰との違いは、以下を参考にしてみてください。

腰の筋断裂の特徴・原因

腰の筋断裂には特徴的な症状があり、以下のような原因が考えられます。

腰の筋断裂の特徴

・強い痛み(急激に痛む)

・腰まわりの脱力感

・患部の炎症

・内出血による腫れ

・腰の可動域制限

・腰の筋力低下

腰の筋断裂の原因

・腰の筋肉の急激な伸長や収縮

・疲労や冷え、加齢による筋肉の柔軟性の低下

・運動不足

・血行不良

腰の周辺には脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)や腰方形筋(ようほうけいきん)などがあり、過度な負荷によって断裂すると、強い痛みを引き起こします。

断裂した筋肉には力が入らないため、立ったり歩いたりするときに支えが必要になるケースも。

スポーツや重いものを持つ動作は筋断裂の主な原因ですが、疲労や運動不足などが影響する可能性もあります。

急激な動作も腰の筋断裂を引き起こす恐れがあるので、長時間のデスクワークを終えた後や、ベッドから立ちあがる際にも注意が必要です。

痛みが激しい場合は、筋繊維の完全断裂が考えられるため、必ず医療機関で治療を受けておきましょう。

筋断裂や肉離れ・ぎっくり腰の違い

腰の筋断裂や肉離れ、ぎっくり腰には以下の違いがあります。

症状 損傷部位 主な原因
腰の筋断裂 腰の筋肉(脊柱起立筋など) 筋肉の一部または全部の断裂
腰の肉離れ 腰の筋肉(脊柱起立筋など) 筋肉のわずかな損傷や部分断裂
ぎっくり腰 腰の筋肉や神経、関節など 筋断裂のほか、椎間板や関節、靭帯などの損傷

肉離れも筋繊維の断裂ですが、腰の筋断裂にくらべて重症度が低く、痛みは伴うものの、一般的には自力歩行できるレベルです。

ただし、患部が炎症を起こすと痛みが強くなるので、安静や冷却などの初期対応が必要です。

ぎっくり腰は複合的な原因で発生するため、腰の痛みだけではなく、足のしびれなどを引き起こす場合があります。

痛みの原因や初期対応がわからないときは、まず医療機関の診察を受けましょう。

腰の筋断裂の症状チェックリスト

腰が急に痛くなった場合、ぎっくり腰や肉離れも考えられます。

筋断裂かどうかを自分で判断したいときは、以下のチェックリストを活用してみましょう。

チェック項目 解説
急激な動作 久々のスポーツや重いものを持ち上げる動作など、腰に負担がかかっていたかどうか。
断裂音 筋繊維が切れると、「ブチッ」などの断裂音が聞こえる場合があります。
腰の痛み 患部を押したときや、特定の方向に動かしたときだけ痛い。
脱力感 腰に力が入らない。
腰の可動域 ひねりなどの動作に制限がかかる(無理に動かすと痛い)。
患部のへこみ 筋断裂で損傷した部分はへこむ場合があります。
患部の腫れ 内出血で皮膚が青紫色に腫れている。
安静時の症状 ズキズキとした痛みがある(熟睡できない)。

該当する項目が多い場合は、早めに医療機関の診察を受ける必要があります。

腰の筋断裂が重症化すると、強い痛みの慢性化や歩行困難などを引き起こすので、仕事や私生活に支障をきたす恐れも。

診察を受ける際には、痛みを感じたときの状況などを詳しく伝えておきましょう。

自宅でできるセルフケア

腰の筋断裂を防ぐためには、自宅でできるセルフケアをおすすめします。

筋肉の柔軟性を高めると、筋断裂が起きにくくなるので、以下のストレッチを実践してみましょう。

腰のストレッチ 手順
脊柱起立筋のストレッチ(ヒップロール)

1.仰向けに寝て両手を真横に広げる

2.両膝を立てる

3.肩を床に付けたまま、両脚を閉じた状態で左右のどちらかに倒す

4.20~30秒キープしたら膝を元の位置に戻し、反対側にも倒す

【ポイント】膝を倒すときはゆっくりと

大殿筋のストレッチ

1.椅子に座って片足を反対側の足の太ももに乗せる

2.膝を抱えて反対側の肩の方向に引き寄せる

3.10秒程度キープしたら、反対側の足も実践

【ポイント】背筋を伸ばしたまま大殿筋を伸ばす

太もものストレッチ

1.仰向けに寝て、片足を伸ばしたまま持ち上げる

2.伸ばした足の太ももを両手で抱え、ゆっくりと引き寄せる

3.20~30秒キープしたら反対側も実践

【ポイント】太ももの裏側が伸びる感覚を意識する

腰と背骨のストレッチ

1.四つん這いになる

2.息を吐きながら背中を丸める

3.息を吸いながら背中を反らせる

【ポイント】ゆっくりとした動作で10回程度繰り返す

ハーフスクワット

1.立ったまま足を肩幅くらいに開く

2.股関節と膝を曲げながら、ゆっくりとお尻を下す

3.膝の角度が45度くらいになったら動きを止め、ゆっくりと元の位置に戻す

【ポイント】1セット5~10回、1日3セットが目安

筋断裂の発生直後は腰を安静に保ち、痛みが引いたらストレッチを開始します。

入浴後は筋肉が柔らかくなっており、ストレッチの効果がより高くなります。

急激なストレッチは腰を痛める可能性があるので、無理をせず、毎日少しずつ続けていきましょう。

医療機関に行くべきタイミングと診療の流れ

腰の筋断裂を初めて経験すると、医療機関に行くべきなのか、自宅で安静にするとよいのか、判断できない場合があります。

医療機関に行くべきタイミングや、診療の流れは以下を参考にしてみてください。

医療機関に行くべきタイミング

・腰から断裂音が聞こえた

・腰に力が入らない

・患部がへこんでいる

・患部が青紫色に腫れている

・患部が熱をもっている

・強い痛みで日常生活に支障をきたいしている

・支えがなければ立ち上がりや歩行が困難

・痛みの原因がわからない

診療の流れ

1.医師による問診

2.患部の視診や触診

3.画像検査(エコーやMRIなど)

4.診断結果の説明

5.治療方針の決定

6.治療開始と回復状況のチェック

筋繊維の断裂は徐々に進行する場合があるため、痛みや脱力感が続くときは、早めに診療を受けましょう。

医療機関の診療では、まず問診によって痛みの発生状況を聴き取り、次に患部の腫れや内出血などをチェックします。

痛みの原因がわからないときや、筋断裂の重症化が考えられる場合は、エコーやMRIなどの画像検査を行うケースがあります。

レントゲンの画像では筋繊維の損傷がわからないので、医療機関を選ぶ際は、エコーやMRI検査ができるかどうかの確認が必要です。

治療方針は総合的に判断されるため、どの部分がどのように痛むのか、正確に伝えておきましょう。

腰の筋断裂の治療方法

腰の筋断裂が起きた場合、医療機関では以下のいずれかの治療方法を選択します。

腰の筋断裂の治療方法

薬物などの保存療法は軽度の筋断裂に効果的ですが、重症化している場合は手術の可能性も。

手術は入院を伴うケースが多いので、切らずに腰の筋断裂を治したい方は、再生医療を選択肢に入れてもよいでしょう。

治療方法の具体的な内容や、特徴などは以下を参考にしてみてください。

薬物・保存療法

腰の筋断裂が軽度や中程度だった場合、保存療法で治療するケースがあります。

保存療法の種類は以下のようになっており、主な目的は痛みの緩和や症状の悪化防止です。

保存療法の種類 具体的な治療内容
薬物療法

・ステロイド注射により、患部の炎症や痛みを抑える

・筋肉弛緩薬を投与し、硬くなった筋肉を柔らかくする

・痛みが強いときは鎮痛剤も併用

装具療法

・コルセットやサポーターで患部を固定し、治癒を促進させる

・患部の可動域を制限し、症状の悪化を防ぐ

・強力な固定が必要なときは金属製の装具を使用する場合も

ステロイド注射は強い痛みを抑えられますが、骨や腱をもろくする可能性があるため、慎重な判断を求められます。

また、薬物療法では筋繊維を修復できないので、痛みが緩和されても、腰に負荷がかかると筋断裂が再発する恐れも。

装具療法はコルセットなどを装着し、腰の筋肉を固定するため、症状の悪化を防止できます。

ただし、長期間の装着は筋力低下につながりやすく、体幹に悪影響を及ぼす可能性もあります。

真夏に装具を装着すると、かぶれてしまう可能性があるため、肌が敏感な方は必ず医師に伝えておきましょう。

手術療法

腰の筋断裂を保存療法で改善できないときは、手術療法を用いる場合があります。

手術療法には以下の種類があり、主な目的は筋繊維の修復や、腰まわりの筋肉の安定化です。

手術療法の種類 具体的な治療内容
縫合術 断裂した筋肉や腱を縫い合わせる手術
移植術 他の部位の筋肉や腱を断裂部に移植する手術
固定術 椎間板や脊椎などを固定し、安定性を高くする手術

腰の筋肉が完全断裂していると、手術療法しか選択肢がないケースがあります。

手術は腰の機能を回復できますが、症状によっては1週間程度の入院が必要になるため、仕事や家事を休めない方には難しい選択です。

また、手術では筋力や柔軟性を改善できないので、スポーツなどを再開する場合は、筋力トレーニングやストレッチを続ける必要があります。

腰の筋断裂を手術で治すときは、体にかかる負担や、感染症のリスクなども考慮しておきましょう。

再生医療

腰の筋断裂を根本的に治したいときは、再生医療を選択肢に入れてみましょう。

再生医療とは、幹細胞を培養して患部に注射し、損傷した部分を修復する治療方法です。

手術や入院は必要ないので、仕事や家事を休めない方でも、腰の筋断裂の根本治療を目指せます。

また、再生医療には以下の特徴があり、筋断裂以外の治療にも活用されています。

再生医療の特徴

  • 体にかかる負担が軽い
  • 自分の幹細胞を活用すると、拒絶反応やアレルギー反応が起きにくい
  • 骨や血管、神経の損傷なども修復可能
  • 日帰り治療も可能

再生医療は最新の医療技術になるため、治療を受けられる医療機関は限定されています。

手術を避けたい方や、より詳しい情報を知りたい方は、リペアセルクリニックにご相談ください。

リペアセルクリニックには再生医療の専門医が在籍しており、患者一人ひとりに応じた治療方針をご提案させていただきます。

手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。

腰の筋断裂は放置せず、適した処置を行うことが重要

腰の筋断裂が疑われる場合は、まず自宅でできるセルフケアを実践してみましょう。

痛みが引いたらストレッチを行い、筋肉や関節を柔らかくすると、筋断裂の再発を防止する効果があります。

痛みを我慢して仕事を続けるなど、腰の筋断裂を放置した場合は、歩行困難になる恐れがあるので要注意です。

一度切れてしまった筋繊維は自然治癒を期待できないので、症状が進行すると、「手術しか治療方法がない」といわれる可能性も。

腰に強い痛みがあるときは、必ず医療機関の診察を受け、適切な治療方法を提案してもらいましょう。

筋断裂の再発を防ぎ、元どおりの機能を取り戻したい方は、再生医療の検討もおすすめです。

リペアセルクリニックでは、初回のカウンセリングに1時間程度を確保しており、治療も予約制になっているため、待ち時間がありません。

医師とじっくり話し合い、自分に合った治療方法を選びたい方は、ぜひリペアセルクリニックにご相談ください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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