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骨粗鬆症はどんな痛み?初期症状や痛みを緩和するための治療法について解説

「骨粗鬆症になるとどんな痛みが出るのだろう」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
実は、骨粗鬆症になっただけでは自覚症状がほとんどなく「沈黙の病気」とも呼ばれています。
しかし、自覚症状がないまま骨がもろくなり、転倒などの大きな衝撃以外にも日常生活でのささいな衝撃でも骨折し、さまざまな形で痛みが現れ始めます。
本記事では、骨粗鬆症によって生じる痛みの特徴や痛みを和らげるための治療法について詳しく解説します。
なお、近年の治療では、自己細胞を用いた「再生医療」が注目されています。
再生医療とは、患者さまの細胞や血液を用いた治療法で、骨粗鬆症においても骨組織の再生・修復を促す効果が期待できます。
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目次
骨粗鬆症はどんな痛みなのか特徴をチェック
骨粗鬆症が原因で起こる痛みは、骨の変形や骨折の度合いによって感じ方がそれぞれ異なります。
本章では、骨粗鬆症に関わる痛みの特徴として以下の3つを解説します。
ご自身の感じている痛み・違和感がどのタイプに当てはまるのか、具体的な症状の特徴を見ていきましょう。
背中や腰の鈍痛
骨粗鬆症が進行すると、立ち上がったり重いものを持ったりした際に背中や腰に重だるい鈍痛を感じることがあります。
骨密度が低下して背骨がもろくなり、自身の体重を支えきれずに骨が少しずつ潰れてしまうことが主な原因です。
この段階の痛みは、単なる加齢による腰痛や日々の筋肉の疲労と勘違いされるケースが多く見受けられます。
安静にしていると痛みが和らぐことが多いため、病気だと気づかずに放置してしまう方が少なくありません。
背中や腰に長引く鈍痛や違和感がある場合は、念のため整形外科で骨密度の検査を受けましょう。
いつのまにか骨折による軽い痛み
明確なケガをした記憶がないにもかかわらず、背骨が少しずつ潰れてしまう状態を「いつのまにか骨折」と呼びます。
転倒などの大きな衝撃がなくても、くしゃみや寝返りといった日常のささいな動作で骨折に至る場合があります。
骨折と聞くと強い痛みを想像しがちですが、このケースでは軽い痛みや違和感にとどまることも珍しくありません。
痛みが軽いために対処が遅れ、複数の背骨が連鎖的に潰れて背中が丸く変形してしまう恐れがあります。
はっきりとした原因がないまま腰や背中に軽い痛みが続く場合は、見えない骨折を疑って医療機関を受診することが大切です。
骨折による激しい痛み
骨粗鬆症によってもろくなった骨が、転倒などの強い衝撃を受けて完全に折れてしまうと激しい痛みに襲われます。
手首や太ももの付け根といった部位の骨折も起こりやすく、動けなくなるほどの強い痛みを伴うことも珍しくありません。
また、突然の痛みに耐えきれずに自力で立ち上がることが困難になるケースもあります。
このような強い痛みが出ている場合は、速やかに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
さらに、骨折による痛みを未然に防ぐためには、治療を受けるだけでなく、転倒しにくい生活環境を整えることが求められます。
骨粗鬆症の初期症状として痛みは現れるのか
初期の骨粗鬆症では、痛みなどの自覚症状が現れることがほとんどなく静かに進行していきます。
本章では、骨粗鬆症の初期症状に関して知っておくべきポイントについて解説します。
なぜ初期には痛みが出ないのか、そして痛みに代わる重要なサインについて詳しく見ていきましょう。
初期段階では痛みを自覚しにくい
骨の内部がスカスカになり、骨密度が少しずつ低下していく段階では、痛みが生じることはありません。
そのため、痛みなどの自覚症状がないまま病気が進行し、ある日突然骨折してしまうケースが多く見られます。
腰や背中に痛みが現れたときには、すでに骨がもろくなっている状態であることが多いため、日常生活のささいな衝撃にも注意が必要です。
早期発見するためにも、定期的な検査で骨の健康状態を把握することが重要となります。
身長の縮みや姿勢の変化に注意
痛みのない初期の骨粗鬆症を見逃さないためには、見た目や身体のわずかな変化にいち早く気づくことが大切です。
身長が縮んでいると自覚した場合は、もろくなった背骨が潰れ始めているサインの可能性があります。
また、背中が丸くなってきたと感じたり、壁に背を向けた際に後頭部が壁につかなかい場合も要注意です。
これらの変化は目に見えない骨折が起きている可能性が高いため、激しい痛みが出る前に整形外科を受診して検査を受けましょう。
骨粗鬆症の痛みを緩和するには?主な治療法
骨粗鬆症による背中や腰の痛みを緩和し、今後の骨折を未然に防ぐためには、適切な治療を継続することが重要です。
本章では、骨粗鬆症の主な治療法として以下の3つを解説します。
痛みの程度や骨の折れ具合に合わせて、これらの選択肢の中から適切な治療方針が検討されます。
薬物療法
骨粗鬆症の治療における基本となるのが、骨を丈夫にして痛みの原因となる骨折を防ぐための「薬物療法」です。
骨を溶かす細胞の働きを抑える薬や、新しい骨を作る働きを促す薬など、症状に合わせた内服薬が処方されます。
また、痛みが強く出ている期間には、炎症を抑える痛み止めや湿布などを併用して、一時的に不快な症状を和らげるためのアプローチも行います。
毎日の服薬を継続することで徐々に骨密度が高まるため、自己判断で服用を中断しないようにしましょう。
注射療法
飲み薬での治療が難しい場合や、骨折のリスクが高く、骨を強くする必要がある場合は「注射療法」が検討されます。
新しい骨を作る働きを促す薬や、骨が壊れるのを防ぐ薬などを決められたスケジュールで注射して投与します。
毎日自宅でご自身で打つタイプから、月に一度や半年に一度だけ通院して打つタイプまで、さまざまな種類が存在します。
ご自身のライフスタイルや痛みの状態に合わせて、無理なく続けられる治療計画を主治医としっかりと相談しましょう。
外科的治療
背骨が潰れる圧迫骨折が生じ、保存療法を続けても痛みが改善しない場合は「外科的治療」が検討されます。
潰れてしまった背骨の中に医療用の特殊なセメントを注入し、内部から固めて骨を安定させる手術などが代表的です。
グラグラしていた骨がしっかりと固定されるため、手術の直後から背中や腰の痛みが和らぐ効果が期待できます。
背中の皮膚を数ミリ切開するだけで済むため体への負担が少なく、高齢の方でも受けやすい治療法です。
骨折による長引く痛みにお悩みの方は、手術が適応となるかどうか医療機関に相談してみましょう。
骨粗鬆症の痛みに関するよくある質問
骨粗鬆症による痛みが続く期間や処方される薬に関してよく寄せられる以下の2つの質問に回答します。
それぞれの疑問に対する具体的な回答について詳しく見ていきましょう。
骨粗鬆症の痛みはいつまで続く?
骨折による背中や腰の痛みが続く期間は、骨の折れ具合や治療の進み方によって異なりますが、一般的には数週間から数カ月程度が目安となります。
もろくなって潰れてしまった骨が癒合し、安定するまでには一定の時間を要するためです。
コルセットを装着して安静を保ちながら適切な治療を続けることで、強い痛みは少しずつ和らいでいく傾向にあります。
ただし、複数の骨が連続して潰れている場合や治療が遅れた場合は、痛みが慢性化して長期間にわたって残るケースもゼロではありません。
自己判断で通院を中断せず、主治医と定期的に症状の変化を確認しながら、根気よく骨の修復を待つことが大切です。
骨粗鬆症で用いられる痛み止め薬は?
骨折に伴う激しい痛みや慢性的な鈍痛を和らげるために、主に「非ステロイド性消炎鎮痛薬」や「アセトアミノフェン」などが処方されます。
痛みを抑える内服薬に加えて、患部に直接貼って炎症を鎮める湿布薬などの外用薬が併用されることもあります。
また、背骨が潰れて神経が圧迫され、強いしびれや痛みを伴うケースでは、神経の過敏な働きを抑える薬が用いられる場合もあります。
しかし、これらの痛み止めはあくまで一時的に痛みを緩和するためのものであり、骨自体を丈夫にする効果はありません。
痛みを抑えつつ骨密度を高める治療薬と併用して、総合的に骨の健康状態を改善していくことが重要です。
骨粗鬆症の痛みは骨折の可能性あり!早めに医療機関を受診しよう
背中や腰に生じる痛みは、単なる老化や疲労ではなく骨粗鬆症で骨がもろくなったことによって生じた骨折のサインである可能性があります。
初期の骨粗鬆症は痛みなどの自覚症状がほとんどなく静かに進行するため、症状を自覚した時点ですでに骨がもろくなっているケースが多いです。
「いつもの腰痛だから大丈夫」と自己判断して放置していると、複数の骨が連鎖的に潰れて背中が変形するリスクがあります。
これ以上の骨折を防ぎ、健康な身体を維持するためには、早期から適切な治療を開始することが重要です。
また、従来の治療で十分な効果が得られない方や、薬以外の選択肢を検討したい方は、「再生医療」をご検討ください。
再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、骨組織の再生・修復を促す効果が期待できるアプローチとして注目されている治療法です。
当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料相談を実施しております。ぜひご相談ください。
監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師
























