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朝起きたら肘の外側が痛い原因とは?考えられる疾患と対処法を解説

「朝、目が覚めた瞬間に肘の外側に鋭い痛みが走る」「起き抜けは腕がこわばって、スマホを持つのも辛い」といった経験はありませんか。
日中はそれほど気にならないのに、なぜか朝だけ肘が痛むという症状は、身体が発している重要なサインかもしれません。
放置すれば、重い荷物が持てなくなったり、ドアノブを回すといった日常動作さえ困難になる恐れがあります。
この記事では、朝の肘の痛みの原因、考えられる疾患、そして痛みを根本から改善するための最新の対処法について詳しく解説します。
- 朝に肘の外側が痛む具体的な理由
- テニス肘や寝姿勢など、背景に隠れた主な疾患
- 自宅でできる痛みを和らげるための初期対応
- 長引く痛みに対する再生医療(幹細胞治療)の可能性
また、湿布や痛み止めといった一時的な対処ではなかなか改善が見られない方にとって、再生医療(幹細胞治療)という新たな選択肢が注目されています。
再生医療は、自分自身の細胞の力を活用して、炎症で傷ついた組織の修復をサポートすることを目指す治療法です。
リペアセルクリニック大阪院の公式LINEでは、肘の痛みや関節疾患に対する再生医療の最新情報、具体的な改善症例を配信しています。
毎朝の不快な痛みから解放されるために、ぜひ参考にしてください。
目次
朝だけ肘の外側が痛くなるのはなぜ?
朝一番に肘の痛みが強く出る背景には、就寝中の筋肉の冷却と血流の低下が大きく関わっています。
人間は寝ている間、体温が下がり、身体を動かさないために関節周囲の循環が悪くなりがちです。
朝に痛みが強くなるメカニズムを以下の表にまとめました。
| 要因 | 痛みが生じる具体的な理由 |
|---|---|
| 血流不足 | 長時間身体を動かさないことで組織への酸素や栄養供給が滞る |
| 組織のこわばり | 夜間の冷えによって筋肉や腱が硬くなり柔軟性が失われる |
| 炎症の蓄積 | 前日に酷使した部位の炎症反応が夜間に進行し朝にピークを迎える |
特に肘の外側には、手首を動かすための筋肉や腱が集中しており、これらが冷えて硬くなった状態で急に動かそうとすると、強い痛みが発生します。
これが、朝起きた時に「肘がズキズキする」「腕が伸びない」と感じる正体です。
日中に動いていると血流が改善し、痛みが和らぐことが多いため軽視されがちですが、この朝の違和感を放置すると慢性的な腱の変性を招く危険があります。
初期段階での適切な理解こそが、悪化を防ぐ第一歩となるでしょう。
考えられる主な原因
朝起きた時の肘の外側の痛みには、単なる疲れだけではなく、特定の疾患が隠れている場合があります。
痛みの性質や生活習慣から、まずはご自身の状態に当てはまるものがないか確認してみましょう。
具体的な原因については、以下の項目に沿って詳しく解説いたします。
肘そのものに問題がある場合だけでなく、首や寝る時の癖が原因となっているケースも少なくありません。
多角的な視点から原因を特定することが、スムーズな改善へと繋がります。
テニス肘(外側上顆炎)
朝の肘の外側の痛みで最も頻度が高いのが、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)です。
テニス愛好家に多いためにこの名がつきましたが、実際には仕事でのパソコン操作や重い荷物の持ち運びなど、手首をよく使う方に多く見られます。
| 項目 | テニス肘の状態と特徴 |
|---|---|
| 病態 | 手首を伸ばす筋肉(短橈側手根伸筋)の付け根が微小断裂している |
| 痛みの部位 | 肘の外側にある骨の出っ張り付近を触ると鋭い痛みがある |
| 動作時の痛み | 雑巾を絞る動きやペットボトルのキャップを開ける時に痛む |
テニス肘は腱の「使いすぎ」による炎症が主な原因です。就寝中にこの損傷部位がこわばるため、朝の動き出しに強い痛みを感じるのが典型的なパターンといえます。
放置すると、腱の組織がもろくなり、何もしなくても痛みが出るようになるため、早めのケアが重要です。
特に近年では、デスクワークの増加により、キーボードを叩く動作だけでも発症するケースが増えており、現代病の一つとも考えられています。
寝姿勢による圧迫や血流低下
肘の外側に特に疾患がない場合でも、寝る時の姿勢が痛みを引き起こしていることがあります。
長時間同じ方向を下にして寝ていたり、肘を深く曲げたまま寝ていたりすることで、神経や血管が圧迫されるためです。
| 寝姿勢のタイプ | 肘への具体的な影響 |
|---|---|
| 横向き寝 | 下側の腕が自身の体重で圧迫され局所的な血行不良を招く |
| 肘の過屈曲 | 肘を強く曲げたまま固定されることで尺骨神経などが引き伸ばされる |
| バンザイ寝 | 肩から腕にかけての血流が阻害され朝に腕全体の重だるさと痛みが出る |
寝返りが少ない方は、特定の部位に負荷が集中しやすくなります。
朝起きた時に痛みだけでなく「しびれ」を感じる場合は、神経が圧迫されている可能性が非常に高いと考えられます。
このようなケースでは、寝具の調整や、肘を軽く伸ばして寝るためのクッションの活用などが効果的です。
身体を冷やさないように寝間着の袖を長めにするなど、血流維持のための工夫も併せて検討するとよいでしょう。
頚椎由来の神経症状
肘自体には異常がないにもかかわらず痛みを感じる場合、実は首(頚椎)に原因があることがあります。
頚椎ヘルニアや頚椎症により、首の神経が圧迫され、その影響が肘の外側の痛みとして現れる現象です。
| 首が原因の特徴 | 肘の疾患との見分け方 |
|---|---|
| 首の動き | 首を後ろに反らしたり横に倒したりすると肘の痛みが強まる |
| 症状の範囲 | 肘だけでなく前腕や指先にかけてもしびれや違和感がある |
| 圧痛の有無 | 肘の外側を強く押しても、痛みが増す感覚があまりない |
朝起きた直後は寝具の影響で首の位置が不安定になりやすく、神経根が圧迫されやすいため、肘の痛みが強調されることがあります。
これは「関連痛」と呼ばれ、本当の痛みの原因が別の場所にある典型的なケースです。
首が原因である場合、肘だけをマッサージしても改善は見込めず、むしろ症状を悪化させることさえあります。
手のしびれや肩こりを伴う場合は、専門的な画像診断を行い、首の状態を正確に把握することが完治への近道となります。
テニス肘の可能性が高いケース
朝の肘の痛みがテニス肘であるかどうかを判断する目安として、いくつかのチェック項目があります。
もし以下の状況に多く当てはまるのであれば、肘の外側の腱に慢性的な損傷が生じている可能性が高いといえます。
| チェック項目 | 具体的な動作の例 |
|---|---|
| 重い物を持つ | 買い物袋を持ち上げたり、片手で重い鍋を持ったりすると痛む |
| 捻る動作 | ドアノブを回す動きや、ドライバーなどの工具を使うと痛みが走る |
| 特定の圧痛点 | 肘の外側の出っ張った骨を指で押すと「ウッ」となるような痛みがある |
テニス肘は、一度発症すると自然治癒しにくい傾向があります。なぜなら、私たちは日常生活で無意識のうちに手首を頻繁に使ってしまうため、腱の修復が追いつかないからです。
特に「朝、歯ブラシを持った時」や「朝食のトーストを掴もうとした時」に痛みを感じる場合は、テニス肘がかなり進行しているサインかもしれません。
これ以上、腱の損傷を広げないためにも、早期に専門的なアドバイスを求めることを検討しましょう。
放置するとどうなる?
「朝だけ痛いから」「動かせば楽になるから」と肘の痛みを放置し続けることは、組織の変性を進行させる大きなリスクを伴います。
腱の損傷は、一度慢性化してしまうと自己修復が難しくなり、日常生活のあらゆる場面で支障をきたすようになります。
痛みを放置した際の進行プロセスは、以下の通りです。
| 進行段階 | 具体的な身体の変化とリスク |
|---|---|
| 初期段階 | 特定の動作時や朝の動き出しのみに痛みが生じる |
| 中期段階 | 軽い荷物を持ったりドアノブを回したりするだけで鋭い痛みが走る |
| 慢性段階 | 安静にしていても疼くようになり握力や腕の筋力が目に見えて低下する |
特にテニス肘などの腱障害は、放置期間が長くなるほど腱の組織がもろくなり、本来の弾力性が失われていきます。
最終的には、組織の壊死(えし)が進むことで、手術を検討しなければならないほど重症化するケースも少なくありません。
また、肘の痛みをかばって生活することで、肩や手首、さらには首の筋肉まで過剰に緊張し、二次的な関節痛を誘発する恐れもあります。
全身のバランスを崩してしまう前に、違和感を覚えた時点での適切な介入が、長期的な健康維持には不可欠です。
自宅でできる対処法
肘の外側に痛みを感じた際、まずは炎症を鎮め、筋肉の柔軟性を取り戻すためのセルフケアが有効です。
自宅で継続的に取り組める対策を、以下の項目に沿って詳しく解説いたします。
これらの対策は、痛みが強い時期だけでなく、再発予防としても重要です。
無理のない範囲で、正しい手順と知識を持って取り組んでいきましょう。
ストレッチの方法
肘の外側の痛みは、手首を伸ばす筋肉が硬くなることで引き起こされます。
この筋肉を優しく伸ばして血流を改善させるストレッチは、朝のこわばり解消に非常に効果的です。
| 手順 | ストレッチの具体的な動き |
|---|---|
| 基本姿勢 | 痛む側の腕を前にまっすぐ伸ばし手のひらを下に受ける |
| 動作 | 反対の手で手の甲を掴み手首をゆっくりと手前(下)に曲げる |
| キープ | 肘の外側から前腕が伸びているのを感じながら20秒静止する |
このストレッチは、反動をつけずに深い呼吸を繰り返しながら行うことがポイントです。
強い痛みを感じるまで無理に伸ばすと、逆に腱を傷めてしまう可能性があるため「気持ちいい」と感じる程度に留めておきましょう。
特にお風呂上がりや、朝の動き出しの前に数回繰り返すことで、筋肉の柔軟性が高まり、動作時の衝撃を緩和できます。
毎日コツコツと続けることが、硬くなった腱の性質を改善させるための近道となります。
サポーターの活用
仕事や家事でどうしても腕を使わなければならない時は、サポーター(テニス肘用バンド)の活用が推奨されます。
物理的に筋肉の付け根への負担を分散させることで、炎症の悪化を防ぐことができます。
| サポーターの利点 | 装着によって得られる具体的なメリット |
|---|---|
| 負担の分散 | 手首からの衝撃を肘の手前でカットし腱の付着部を保護する |
| 痛みの軽減 | 筋肉の過剰な収縮を抑えることで動作時の痛みを和らげる |
| 回復の促進 | 患部を安静に近い状態に保つことで組織の修復をサポートする |
装着する位置は、肘の外側の最も痛む場所から、指2本分ほど手首に近い部分が最適です。
締め付けすぎるとかえって血流を阻害してしまうため、指が1本入る程度の余裕を持って固定しましょう。
サポーターはあくまでも「補助」であり、これだけで完治するわけではありませんが、悪循環を断ち切るためには有用なツールです。
正しい位置への装着を心がけ、負担のかかる動作を行う際には忘れずに使用するようにしてください。
痛みが長引く場合の再生医療という選択肢
ストレッチやサポーター、既存のリハビリを数ヶ月続けても改善が見られない場合、それは腱の組織が深刻に変性している可能性があります。
こうした難治性の肘の痛みに対し、自分自身の細胞の力を活用して組織の修復を促す再生医療(幹細胞治療)が、新たな治療の選択肢となっています。
肘の関節疾患における再生医療の期待される効果を、以下のテーブルにまとめました。
| 期待される作用 | 具体的な身体への働きかけ |
|---|---|
| 組織の修復促進 | 幹細胞が放出する成長因子が損傷した腱や軟骨の再建をサポートする |
| 強力な抗炎症 | 慢性化した炎症を細胞レベルで鎮め、持続的な痛みを緩和させる |
| 機能の再獲得 | 組織の柔軟性を取り戻すことで関節可動域の改善と筋力回復を目指す |
再生医療は、自分の脂肪から抽出した細胞を用いるため、副作用のリスクが極めて低いことが大きな特徴です。
従来のステロイド注射のような「一時的な除痛」ではなく、身体の本来の自己治癒力を最大化させるアプローチであるといえます。
メスを入れない注射のみの治療であるため、入院の必要もなく、仕事を休みづらい方や早期のスポーツ復帰を目指す方にとってもメリットの多い選択です。
リペアセルクリニック大阪院では、多くの肘関節疾患に悩む患者様に対し、一人ひとりの病態に合わせた最適な細胞投与を行っています。
まとめ|朝の肘の痛みは早めの対処が大切
朝一番に感じる肘の外側の痛みは、身体が休息を求めている、あるいは組織の限界を知らせている警告サインです。
放置して慢性化させる前に、原因を正しく突き止め、適切なケアを開始することが完治への最短距離となります。
毎朝を快適に迎え、健やかに腕を動かすための重要ポイントを最後におさらいしましょう。
- 朝の痛みが強い場合は、夜間の冷え対策と寝姿勢の見直しをまず行う
- テニス肘が疑われるなら、無理な動作を控えてサポーターで患部を保護する
- ストレッチを習慣化し、手首を伸ばす筋肉の柔軟性を根気強く高める
- 既存の治療で変化がない場合は、組織の再建を促す再生医療という選択肢を検討する
肘の自由を失うことは、あなたの趣味や仕事、そして何気ない日常の喜びを制限してしまいます。
リペアセルクリニック大阪院は、最新の再生医療技術をもって、あなたが痛みから解放され、再び力強く手を動かせる日を全力でサポートいたします。
現在の症状がどのような状態にあるのか、まずは不安を解消するために当院の公式LINEをぜひ活用してください。
専門のカウンセラーが、あなたの肘の健康を取り戻すためのヒントを共に考え、全力でお手伝いをさせていただきます。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設





















