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末梢神経障害の症状を解説!特徴や治療法も医師が紹介

末梢神経障害の症状を解説!特徴や治療法も医師が紹介
公開日: 2026.02.27

手足のしびれやピリピリとした痛みが続いている場合、末梢神経障害の可能性があります。

末梢神経障害とは脳や脊髄から全身へ伸びる末梢神経が何らかの原因で損傷し、感覚や運動の働きに支障が生じる状態です。

しかし「年齢のせいかもしれない」「そのうち治るだろう」と様子を見ていると、症状が徐々に進行し、痛みの慢性化だけでなく、筋力低下・筋萎縮や歩行障害などの後遺症が残る可能性があります。

この記事では、末梢神経障害の症状や原因、治療法について詳しく解説します。

神経障害による症状の悪化を防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。

手足のしびれ・痛みでお悩みの方へ
\再生医療という新たな選択肢/

末梢神経障害によるしびれや痛みに対し、薬やリハビリなどの治療を続けているものの、「思うように改善しない」「痛みが残ったまま」という方もいるでしょう。

そうした方にとって、神経そのものにアプローチする再生医療という選択肢があります。

再生医療とは、幹細胞などの細胞の力を活用し、傷ついた組織の修復や機能回復を目指す治療法です。

手術不要・入院不要で身体への負担が少ない治療ですので、気になる方はまず以下の動画をご覧ください。

再生医療の症例や詳細については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

末梢神経障害とは|末梢神経が損傷し、感覚や運動の働きに支障が出る状態

末梢神経障害(ニューロパチー)とは、脳や脊髄から全身へ伸びる末梢神経がダメージを受けることで、以下のような症状が現れる状態を指します。

  • 手足のしびれや痛み
  • 筋力低下
  • 感覚鈍麻など

末梢神経は、手足を動かす・痛みや温度を感じる・血圧や発汗を調整するといった重要な役割を担い、身体の各部位と中枢神経をつなぐ情報伝達の経路として機能しています。

そのため神経がダメージを受けると情報が正しく伝わらなくなり、感覚や運動機能にさまざまな障害が生じるのです。

また、原因は糖尿病やアルコール多飲、自己免疫疾患、神経の圧迫、薬剤の副作用など多岐にわたり、背景となる疾患によって治療方針は異なります。

症状の進行を防ぐためには、原因を特定し、早期に適切な治療を開始することが重要であり、薬物療法に加えて生活習慣の見直しなどが行われます。

末梢神経障害の症状

末梢神経障害の症状は、主に以下のとおりです。

具体的な症状を確認していきましょう。

感覚の異常(しびれ・痛み)

感覚神経の障害は、末梢神経障害において最も一般的な初期症状とされています。

感覚症状の種類 具体的な症状
しびれ・痛み ・ピリピリ・ジンジンとした異常感覚
・チクチク刺すような痛み
・焼けるような痛み(灼熱感)
・実際には冷えていないのに冷たく感じる(冷感)
感覚鈍麻 ・触れられている感覚が鈍くなる
・痛みや温度を感じにくくなる
・ケガや火傷をしても気づきにくい
感覚過敏 ・通常は痛みを感じない軽い刺激で痛みを感じる
・布団や衣類が触れるだけで痛む

このように、末梢神経障害では「感じにくくなる症状」と「過剰に感じてしまう症状」の両方が起こることが特徴です。症状が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

運動の異常(筋力低下)

運動神経が障害されると、筋肉を動かす指令がうまく伝わらなくなり、手足に力が入りにくくなります。

初期の段階ではわずかな違和感にとどまることもありますが、日常生活の中で以下のような変化として気づくことが多いとされています。

  • 物がつかみにくい
  • ペットボトルのキャップが開けにくい
  • ボタンが留めづらい
  • 歩行時につまずきやすい
  • 階段の上り下りがつらい

症状が進行すると、筋肉が使われなくなることで徐々にやせ細っていく「筋萎縮」が起こる場合もあり、見た目も手足が細くなり、左右差が目立つこともあります。

筋萎縮は一度進行すると回復が難しいケースもあるため、「最近、力が入りにくい」といった小さな変化でも軽視せず、早めに医療機関を受診することが大切です。

自律神経障害(内臓・汗・血圧)

自律神経が障害されると、呼吸や血圧、発汗、消化・排尿など、自分の意思とは無関係にコントロールされている身体機能に支障が生じます。

主な症状は以下のとおりです。

自律神経障害の症状 具体的な症状
血圧の異常 ・立ちくらみ(起立性低血圧)
・急に立ち上がった際のめまい
・失神しそうになる感覚
発汗の異常 ・汗をほとんどかかない、または必要以上に汗をかく
消化器の症状 便秘や下痢を繰り返す
泌尿器の症状 ・排尿がうまくできない(排尿障害)
・尿が出にくい、残尿感がある
循環器の症状 安静時の動悸

自律神経障害は、手足のしびれや痛みといった典型的な末梢神経障害の症状とは異なるため、神経トラブルが原因であると気づきにくいことがあります。原因不明の立ちくらみや消化不良、排尿トラブルなどが続く場合は、神経内科など専門医への受診を検討しましょう。

その他の症状

末梢神経障害には、これまでに紹介した「感覚」「運動」「自律神経」の3つの分類に当てはまらない症状がみられることもあります。

たとえば、遺伝性の神経障害では、長期間にわたる神経障害の影響により、以下のような足の形に変化が生じることがあります。

  • 足の甲が高くなる:ハイアーチ(凹足)
  • 足指が曲がったままになる:つちゆび(槌趾)

こうした足の変形は、歩行のしづらさや転倒リスクの増加につながることがあるので注意が必要です。また、抗がん剤などの薬剤が原因の場合、薬を中止した後でも一時的に症状が悪化する「コースティング(coasting)」と呼ばれる現象が起きることもあります。

末梢神経障害の原因

末梢神経障害は1つの原因だけでなく、以下のように複数の要因が重なって発症するケースもあるため、正確な診断のためには医療機関での精密検査が必要です。

原因の分類 具体例
代謝・栄養性 ・糖尿病
・ビタミン欠乏(ビタミンB1、B12 など)
・アルコールの過剰摂取
薬剤性 ・抗がん剤(パクリタキセルなど)
・抗結核薬、抗ウイルス薬
免疫・炎症性 ・ギラン・バレー症候群
・血管炎
圧迫・外傷性 ・手根管症候群
・椎間板ヘルニア
・外傷による神経損傷
その他 ・感染症、遺伝性疾患、甲状腺機能低下症

糖尿病は末梢神経障害の代表的な原因のひとつであり、慢性的な高血糖状態が続くことで末梢神経の血流が低下し、神経細胞が徐々にダメージを受けます。しびれや痛みが持続する場合は自己判断せず、医療機関で検査を受けましょう。

末梢神経障害の治療法

末梢神経障害の主な治療法は以下のとおりで、原因疾患の治療と症状を和らげる対症療法を組み合わせて行われます。

治療法の分類 具体的な内容
原因療法 ・血糖コントロール
・薬剤の中止・減量
・ビタミンの補給
・手術(圧迫が原因の場合)
薬物療法 ・抗けいれん薬(プレガバリンなど)
・抗うつ薬(デュロキセチンなど)
・ビタミンB12製剤
リハビリ ・運動療法
・マッサージ
・日常生活動作の訓練
再生医療 ・自己脂肪由来の幹細胞治療
・PRP(多血小板血漿)療法
・損傷した神経の修復・再生を促す

従来の治療で十分な改善が得られなかった方にとっては、神経そのものに働きかける再生医療が新たな選択肢の一つとなります。手術や入院を必要としない方法であり、身体への負担を抑えながら神経機能の回復が期待できます。

末梢神経障害の症状は放置すると筋萎縮や痛みの慢性化につながる!早期に受診しよう

末梢神経障害は、感覚神経・運動神経・自律神経のいずれか、あるいは複数が障害されることで発症します。

原因も以下のように多岐にわたるため、正確に特定したうえで早期に適切な治療を始めることが大切です。

  • 糖尿病
  • ビタミン欠乏
  • 薬剤の副作用
  • 免疫疾患など

しびれや痛みを放置すると、神経の損傷が進行し、筋肉の萎縮や痛みの慢性化、関節の拘縮(関節が固まること)につながるおそれがあります。

特に糖尿病性の末梢神経障害では、足の感覚低下から傷に気づかず、壊疽や切断に至るリスクもあるため注意が必要です。

気になる症状がある場合は、自己判断で様子を見ず、早めに神経内科や整形外科を受診しましょう。

また、現在の症状に不安を感じている方や、従来の治療で十分な改善が得られなかった方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/公式LINE 画像

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設