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足裏の足つぼはどこ?場所・効果・正しい押し方をわかりやすく解説

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公開日: 2026.08.31

足裏の疲れが気になり、「どこを押せばよいのか」「押して痛い場所は体の不調と関係があるのか」と調べている方は多いのではないでしょうか。

まず知っておきたいのは、一般に「足つぼ」と呼ばれるものには、東洋医学のツボとリフレクソロジーの反射区という別々の考え方が混在しているという点です。

そして、押して痛む場所から内臓の病気を判断することはできません。

そこで本記事では、代表的なツボと反射区の場所、安全な押し方、そして受診を検討したい足裏の痛みについて解説します。

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足裏の「足つぼ」とは?

足裏の図に内臓の名前が書き込まれたマップを目にしたことがある方も多いと思います。

あの図の多くはリフレクソロジーの反射区に基づくもので、東洋医学のツボとは成り立ちが異なります。

それぞれの考え方を整理しておきましょう。

東洋医学の「ツボ(経穴)」

東洋医学では、体を巡るエネルギーの通り道である経絡上の要所を経穴(ツボ)と呼びます。

経穴は位置が定められており、足裏では湧泉(ゆうせん)が代表的です。

湧泉は、足の指を曲げたときにできるくぼみのあたり、足裏を縦に3分割した前寄りの位置にあります。

なお、足つぼマップに描かれた多数のポイントがすべて経穴というわけではありません。

足裏と身体を対応させる「反射区」

反射区は、足裏の各部位が体の器官と対応しているというリフレクソロジーの考え方です。

足指は頭部、土踏まず周辺は消化器というように、足裏全体を体の縮図として捉えます。

ただし、反射区を刺激することで対応する臓器の病気を治療できるという医学的根拠は確立されていません。

リラクゼーションの手段として楽しむものと理解し、治療の代わりにしないことが大切です。

足裏の代表的なツボ・反射区一覧

代表的なツボと反射区の位置を整理すると、次のようになります。

名称 場所 一般に対応するとされる部位
湧泉(経穴) 足指を曲げてできるくぼみ 疲労感やだるさのケアに用いられる
足指(反射区) 親指から小指の腹側 頭部・首まわり
母趾球の下(反射区) 親指の付け根のふくらみの下 胸部・呼吸器
土踏まず(反射区) 足裏中央のくぼみ 消化器
かかと(反射区) 足裏後方の厚い部分 骨盤・腰まわり

ここで示した対応関係はリフレクソロジーの一般的な考え方であり、医学的に証明されたものではありません。

「対応部位が悪いから押すと痛い」という読み方ではなく、足裏をまんべんなくほぐす目安として活用してください。

足つぼ・足裏マッサージで期待できる効果

足裏を刺激すると心地よさを感じ、リラクゼーションや足の疲労感の軽減につながることが期待できます。

立ち仕事や歩き回った日に足裏をほぐすと、張り感がやわらいで楽になったと感じる方は多いでしょう。

一方で、「老廃物が排出される」「内臓の病気が治る」といった説明には十分な根拠がありません。

足つぼはあくまでセルフケアの一つであり、体調不良や痛みが続く場合の医療の代わりにはならない点を押さえておきましょう。

自分でできる足つぼの正しい押し方

安全に行うために、次の手順と目安を守ってください。

  • 椅子に座り、片足をもう一方の膝に乗せて足裏が見える姿勢をとる
  • 親指の腹を使い、垂直方向にゆっくり圧をかける
  • 「痛気持ちいい」ではなく「気持ちいい」と感じる強さにとどめる
  • 1か所あたり数秒程度にし、長時間押し続けない
  • 入浴後など体が温まっているときに行う
  • 終わったら水分を補給する

爪を立てたり、器具で強く押し込んだりすると、皮膚や腱を傷めることがあります。

また、妊娠中の方、足に傷や炎症がある方、糖尿病で足の感覚が鈍くなっている方は自己判断で行わず、医師に相談してください。

感覚が低下していると強く押しすぎても気づけず、皮膚の損傷につながる恐れがあります。

足つぼを押して痛い場所があるのは病気のサイン?

「押すと痛い場所に対応する内臓が悪い」という説明を目にしますが、そのように判断することはできません。

足裏は体重を支える部位で筋肉や腱膜が発達しており、強く押せば誰でも痛みを感じます。

また、その日の歩行量や靴、立ち仕事の有無によっても圧痛の出方は変わります。

つまり痛みの有無は、押す強さと足の疲労状態を反映していると考えるほうが自然です。

反射区の痛みを健康状態の指標にせず、気になる症状があれば医療機関で検査を受けてください。

足裏そのものが痛い場合に考えられる原因

押したときではなく、歩行時や起床時に足裏が痛む場合は、足の疾患が背景にある可能性があります。

痛む場所によって考えられる原因は異なります。

かかと・土踏まずが痛い場合

代表的なのが足底腱膜炎です。

長時間の立ち仕事や歩行によってかかとの内側前方に痛みが出やすく、階段を昇るときやつま先立ちで痛みが強まるとされています。
※参照:日本足の外科学会「足底腱膜炎」

朝起きて最初の一歩で強く痛み、歩いているうちに和らぐという経過も特徴的です。

この状態で強い足裏マッサージを行うと炎症が悪化することがあるため、自己判断での強い刺激は避けましょう。

足指の付け根・前足部が痛い場合

足指の付け根にしびれや焼けるような痛みがある場合は、モートン病の可能性があります。

第3趾と第4趾の間に神経症状が出ることが多く、中腰の作業やハイヒールの常用など、つま先立ちの姿勢が続くと起こりやすいとされています。
※参照:日本整形外科学会「モートン病」

また、前足部の痛みや腫れが続く場合には疲労骨折が隠れていることもあります。

歩くと痛い、しびれがある、腫れが引かないという場合は、整形外科で診てもらいましょう。

足つぼは強く押しすぎずセルフケアとして取り入れよう

足つぼと反射区は成り立ちの異なる考え方であり、足裏のマップに示された対応関係は医学的に証明されたものではありません。

押して痛い場所があっても、それだけで内臓の不調を判断することはできず、押す強さや足の疲労状態を反映しているに過ぎない場合がほとんどです。

足裏マッサージはリラクゼーションや疲労感の軽減を目的に、「気持ちいい」と感じる強さで無理なく取り入れましょう。

一方で、朝の一歩目にかかとが痛む、足指の付け根にしびれがあるといった症状は、足底腱膜炎やモートン病などが疑われます。

何もしていなくても痛む、歩行に支障があるという場合は、セルフケアを続けるより整形外科で原因を確かめるほうが近道です。

保存療法を続けても改善しない足の痛みでお悩みの方は、当院(リペアセルクリニック)公式LINEの情報も参考にしてください。

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監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長