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50代男性 右肩腱板損傷と右変形性膝関節症に対する幹細胞治療

2年前から右肩が痛く、膝も痛くて歩きにくい

この方は、仕事上よく身体を使うことから右肩が約2年前から痛み始め、最近は腕を上げる時に肩に音がなり痛みが増強してきました。右膝に関しては、20年前に右膝の前十字靭帯を断裂し手術をしました。

膝の靭帯の損傷を起こし手術をした場合は、必ず数年から十数年後には関節の変形が起こります。この方は、靭帯損傷の後遺症として膝の変形が強く見られました。

肩に関しては、MRIでは腱板損傷が見られ損傷範囲は中程度以上でありました。近くの整形外科で関節鏡の手術を勧められましたが、手術をしてリハビリとなると約3ヶ月以上は仕事ができなくなるとのことで、当院の再生医療を受けることになりました。

肩の腱板損傷に対しては、幹細胞による再生医療は有効で関節鏡手術なしでもかなりの改善が見込めます。この方の場合は、関節の可動域制限はなかったので筋力トレーニングのみを行いました。

 

肩腱板損傷と変形性膝関節症の幹細胞治療
肩腱板損傷と変形性膝関節症の幹細胞治療

右肩関節と右膝関節に幹細胞2500万個ずつ1回投与

冷凍せず培養した幹細胞を右肩と右膝に投与しました。冷凍しないことによって生き生きした細胞が作れ、治療効果を高めます。幹細胞を投与してから徐々に痛みが和らぎ、約6ヶ月の時点で10分の3程まで軽快しました。

まだこれから半年の間も再生されるため痛みの軽快は期待できます。さらに肩を動かすときの音もほどんど消えていました。音がなる原因は、損傷した腱板が骨と骨の間を通るとき擦れるためです。

腱板の損傷が修復されると腱板と骨が擦れにくくなりほとんどの場合は音はならなくなりますが個人差はあります。今後も筋力トレーニングを継続して経過を見ていきたいと思います。

<治療費>
関節1部位 幹細胞数(2500万個~1億個) 
投与回数(1回~3回) PRP治療含む 
132~418万円(税込)
<起こりうる副作用>
・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

 

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監修:院長 坂本貞範

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