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- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
受傷後20年経過するも、投与直後から明らかな回復が! こちらの患者様は10代の頃、事故によって頸椎レベルでの脊髄損傷を受傷されました。受傷直後は四肢が完全に麻痺したそうですが、その後3年かけて松葉杖なしでの歩行が可能になるまで回復したそうです。しかしその後は現在まで麻痺の回復はなく、特に左半身の麻痺が強く残っており、左足を引きずって歩いています。 長い年月をかけてこれらの後遺症は受け入れることができるようになったそうですが、近年の再生医療の進歩が耳に入ってくるようになり、自分も再生医療を受けてみたいと当院を受診されました。 損傷した神経の回復は通常は1年もすれば止まり、それ以上は望めないと言われています。すなわち後遺症となって様々な症状が残ってしまいます。脊髄の損傷レベルによって症状は様々ですが、手足の運動麻痺、知覚麻痺、自律神経障害、排尿・排便機能障害などが残ってしまいます。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により、脊髄損傷の後遺症が回復した例が数多く報告され、脊髄損傷の後遺症で苦しむ患者様の希望の光となっております。私達は国内でいち早く脊髄損傷の後遺症への幹細胞治療に取り組みはじめ、現在では治療を受けていただいた患者様は数百人にも及んでいます。 患者様に選ばれる理由は、冷凍保存しない生き生きとしたフレッシュな細胞を使用することと、国内ではほとんど行われていない幹細胞の脊髄くも膜下腔内へ直接投与(脊髄腔内ダイレクト注射療法)していることであると考えています。 通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから当院では脊髄くも膜下腔への直接投与を行っております。投与された幹細胞は還流している髄液に乗って損傷した神経にたどり着くのです。 国への正式な届出が受理され、脊髄くも膜下腔内への幹細胞の直接投与が可能な施設は国内ではほとんどありません。 MRI初見 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄くも膜下腔に2500万個細胞の2回投与を予定しました。 なんと、初回投与直後から明らかな神経麻痺の回復を認めました。 ・左手の握力が、投与前5㎏であったのが12kgに回復 ・左手関節に力が入るようになった ・左下腿の力も著名な回復を認めました ・左足に力が入るようになり、足を引きずって歩くことがなくなりました 神経の回復を諦めていた患者様に対して、もう1度希望を持ってもらえることができました。 脊髄損傷の後遺症の治療は整形外科領域では最も難しい領域ではありますが、脊髄損傷の後遺症で苦しまれている患者様のお力添えができるように今後も真摯に治療に取り組んでいきたいと思っております。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.08.28 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
日々、体の調子が良くなっているのを実感!気持ちも前向きに 80代男性 こちらの患者様は、左下肢の筋力低下による歩行のしづらさを訴えて受診されました。 患者様は過去に3回もの脊椎の手術を受けてこられました。20年前に頸椎の手術、2年前に胸椎と腰椎の手術を行いました。7,8年前から左脚を挙げる筋力の低下が出現、徐々に悪化し、歩容(歩く際の姿勢や歩幅)が悪くなってきたそうです。そのため2年前に腰椎と胸椎の手術を受けましたが、改善はみられなかったそうです。上位腰椎にも狭窄があるため、主治医からは4回目の手術を勧められているそうですが、3回もの手術を受けてきてその大変さは身に染みており、手術以外の治療法はないかとご自分で調べて当院を受診していただきました。 これまでは自分で何とかしようと週3回トレーニングジムに通い、筋トレや水中歩行を行っていたそうですが、改善は認めず落ち込んでいたそうです。80歳を超えるとただでさえ身体機能の維持が難しいのに脊髄に障害を抱えておられたら尚更のことと思われます。 現在の保険診療内では、神経機能回復を狙って手術を行った後に、回復が止まってしまった神経機能の回復を再び促す根本的な治療法は残念ながらありません。回復が止まった神経機能の回復を再び促す唯一の方法は「幹細胞治療」になります。 当院では幹細胞の投与方法にこだわりをもっています。通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では脊髄内への直接投与を行っております。もちろんその幹細胞の生存率も高くないといけません。当院では冷凍せず培養された幹細胞を生きたまま投与する手法で行っています。またご自身の細胞と血液を使用し、化学薬品のない無添加の幹細胞を投与することにこだわっています。このような幹細胞を作成できるのは国内では当院だけと自負しています。 MRI初見 受診時のMRIでは、頚髄の圧迫は20年前の手術で改善されていましたが、頚髄自体に輝度変化があり頸椎の手術までに頚髄へ相当なダメージがかかっていたことがうかがわれます。腰椎MRIでは上位腰椎の中等度の狭窄を認めました。 本来であれば幹細胞投与前に手術により物理的な神経の圧迫を解除した方が良いのですが、こちらの患者様の場合は圧迫が中等度であったことと頸髄の損傷が強かったことから、患者様がお困りになっている左下肢の筋力低下と歩容の悪化は頚髄由来の部分が大きいのではと考え手術より先に幹細胞投与をさせていただくこととしました。 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に3回にわけて2500万個細胞ずつ、合計7500万個細胞を投与しました。 1回目の投与後直後から、左脚を挙げる筋力が投与前はMMT3(抵抗がなければ動かせる)であったのが、正常のMMT5(強い抵抗に打ち勝って動かせる)まで明らかな改善を認めました。 トレーニングジムでのトレーナーさんから、水中歩行時の姿勢が良くなっていると褒められたそうです。 患者様からは「日々、自分の体の調子が良くなっているのを実感しており。前向きに物事を考えられるようになった。」と話していただけました。幹細胞が脊髄神経のみならず脳神経にも良い影響を与えて前向きになれたのか、体の調子が良くなっていることがうれしくて前向きになれたのかは、はっきりしません。しかし幹細胞投与によって患者様の身体機能のみでなく、精神面にも良い影響を与えられたのは事実であり、それを思うと大変うれしい気持ちになりました。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000542 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.07.22 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
両脚の触った感覚が良くなり、尿意と便意がわかるように 60代男性 こちらの患者様は、1年前に両脚に力が入らなくなりました。 3か月経過する頃には両脚は完全麻痺の状態となってしまい、この時点で初めて診断がつきました。診断名は「胸髄内血腫」です。何かのはずみに胸髄内の血管が破綻し、血腫ができてしまったものと推測されますが、脊髄内の血腫は非常に珍しいものと考えます。 整形外科の医師の間で手術で血腫を取り除くかどうか、このまま経過をみるか検討がなされたそうです。手術の際、胸髄を分け入って血腫を取り除かないといけないため、手術操作による神経損傷が起こり症状がより悪化してしまう可能性があるとのこと。それに加え血腫ができてすでに3か月が経過しているため、無事に血腫を取り除けたとしても神経の回復が望めない可能性が高いと、その時は手術は行われませんでした。 しかし神経症状の回復兆しが一切ないことから、さらに3か月経過してから血腫除去の手術を受けることとなりました。手術で無事血腫は取り除かれ大腿部と下腹部に少し力が入るようになりましたが、リスクを取って手術を受けたのに期待していたほどの回復はなく落ち込まれたそうです。尿意が全く感じられないため自己導尿が必要とのことでした。 現在の保険診療内では、神経の物理的な圧迫を取り除く手術を行っても、神経機能の回復がみられなかった方への根本的な治療法は残念ながらありません。手術がもっとも侵襲的であり治療効果が見込める最終手段となっているのです。しかし近年、幹細胞治療によりそういった状況に陥った方でも神経機能の回復が見られる症例が多数報告されるようになりました。当院でも神経損傷の幹細胞治療の黎明期から苦しんでいる患者様の手助けをしたいとの思いで積極的に取り組んできました。 当院では幹細胞の投与方法にこだわりをもって治療に取り組んでいます。通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では脊髄内への直接投与を行っております。脊髄内への直接投与は、国へ正式な届出をし受理されている病院はほとんどありません。さらに当院では数百例という圧倒的に症例数を誇っており、様々な病状に応じた治療が可能となっているのが特徴となります。 MRI初見 前医での手術前のMRIでは第8胸椎レベルの脊髄内に血腫を認めます。血腫除去術の手術後のMRIでは血腫は取り除かれていることがわかります。 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄内に2500万細胞を合計2回投与しました。 両脚の麻痺にはほとんど変化は認めませんでしたが、患者様からは「両脚の触った感覚が良くなった。尿意と便意がわかるようになった。」と確かな神経の回復を感じていただくことができました。 この結果は脊髄内に幹細胞を投与したのみでは得られなかったと思っています。神経を損傷してしまうリスクを覚悟で、手術していただき血腫による胸髄の物理的な圧迫を取ってくださった執刀医のおかげだとも思っています。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000561 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.07.21 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
投与後数日でしびれ・尿漏れ改善!多くの驚きの変化! こちらの患者様は4か月前に受けた腰椎椎間板ヘルニア手術の後遺症のために当院を受診していただきました。 手術前の症状は右足の知覚異常と足趾の屈曲障害だけでしたが、術前にはなかった左足のしびれ、歩行障害、下肢の重だるさ、尿漏れが、術後に出現したとのことでした。特に手術直後には左下肢を全く動かすことができなくなり、大変不安な思いをしたそうです。術後数日からは徐々に左足に力が入るようになってきたそうですが、いまだに左大腿部に力が入りにくいと自覚があり、歩行時には足元を見ながらでないと不安で歩けないとのことでした。 執刀医に再度MRI検査をしてもらったところ、術前にあった腰椎椎間板ヘルニアは綺麗に取れていたそうですが、新たに中枢の方で脊柱管の狭窄が見つかったそうです。そのため当院での再生医療を受けても症状が改善しない場合には同部位の手術を勧められているとのことでした。 全国で年間何万もの脊椎の手術が行われていれば、こちらの患者様のように術後予期せぬ症状に苦しめられる方がどうしても出てき てしまいます。保険診療内での治療と言えば、リハビリや投薬、はたまた神経機能の自然回復を祈るしか手立てはありません。神経機能の自然回復も1年も経過すると期待できなくなるのが事実です。 損傷した神経の回復を促す方法の一つに「幹細胞治療」があります。当院ではこういった脊椎の手術後の合併症に苦しむ多くの患者様に幹細胞投与を行い、満足のいく成果を上げてきた数百以上の実績があります。そして、当院では生きた細胞を無添加で培養することで、他よりも強く安全な幹細胞を作ることにこだわっていま す。 幹細胞の投与は早ければ早いほど効果を発揮することがわかっていますので、初診後すぐに治療に取り掛かりました。 MRI初見 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄内に2回に分けて2500万個細胞ずつ、合計5000万個細胞と1億細胞を点滴投与しました。 1回目の投与後数日で、困難であった階段昇降ができるようになり、左足のしびれが改善し、尿漏れの改善もみられました。 2回の投与終了後2か月で、投与前は両脚挙げはやっとできるほどの筋力だったのが、抵抗を加えても楽に挙げられるようになりました。そのため歩行は安定し、足元を見なくても不安なく歩けるようになったと喜んでいただけました。 幹細胞治療の確かな効果を実感していただいたため以前から不安のあった両膝の痛みに対しての幹細胞治療も受けていただけることとなりました。また、椎間板ヘルニアの手術をしてくださった先生も、再手術よりも先に幹細胞治療をした方がいいよと患者様に勧めていただいていました。 https://www.youtube.com/watch?v=GcUDE6GCblE こういった事実は幹細胞治療の効果が世の中に広く浸透してきた表れだと自負しており日々の診療の励みになっています。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 000963 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.07.20 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
両下肢のしびれ、痛みが緩和され歩行が安定! 40代男性 こちらの患者様は両下肢の痛み、しびれ、筋力低下で当院を受診していただきました。 患者様は腰椎椎間板ヘルニアのため30代のときに2回手術を受けておられますが、両脚に踏ん張りがきかず歩きづらい、両下肢の痛み、しびれに悩まされ続けてこられました。特に両足底には画鋲を踏んでいるような耐え難い異常感覚があるそうです。 保険診療内での治療と言えば、リハビリや投薬、はたまた神経機能の自然回復を祈るしか手立 てはありません。こちらの患者様も痛み、しびれに対して内服処方を受けていましたが効果が感じられず中止していました。当院ではこういった脊椎手術を受けてもなお後遺症に苦しむ多くの患者様に幹細胞投与を行い、満足のいただける成果を上げてきた実績がありま す。 こういった脊椎の手術後の後遺症に苦しまれている患者様には、幹細胞の点滴投与に加え、さらに脊髄への直接投与(脊髄腔内ダイレクト注射療法)の両方をお勧めしています。幹細胞の点滴治療を行える施設は多くありますが、国への正式な届出を経ており、脊髄内への幹細胞の直接投与が可能な 施設は国内ではわずかです。 さらに数百例の症例を治療している他の医療機関は皆無であります。点滴による静脈注射では、血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので四肢の広範囲に渡る慢性的な痛み、しびれについては効果を発揮しやすいのですが、損傷した脊髄に届く幹細胞の数はどうしても少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届け、修復を促したいとの思いから当院では脊髄腔内への直接投与も行っております。 MRI初見 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄内に2回にわけて、2500万個細胞ずつ合計5000万個細胞と1億個細胞を2回点滴投与しまし た。 投与後は、 ・下肢に力が入るようになり歩行が安定した ・両下肢のしびれ、痛みが緩和された ・目の前が曇っていたのがクリアになった と大変喜んでいただけました。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 0001025 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.07.19 -
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
脊髄梗塞後も体幹に筋力がつきコントロールが可能に! こちらの患者様は2か月前からの歩行障害と膀胱直腸障害のため、当院を受診されました。 症状は2か月前のある日突然出現しました。朝、突然両脚に力が入らなくなり歩行が困難になりました。いろいろな病院を受診しましたが、診断がついたのは症状が発症して4日目のことでした。診断名は「脊髄梗塞」です。 脊髄梗塞とは、脊髄の血管が詰まってしまい神経が機能しなくなることで、脳梗塞と比べるとはるかに希な疾患です。診断がつき次第、緊急入院となり血栓を溶解する点滴などでの治療、その後はリハビリ病院へ転院しリハビリを続けておられますが、神経の回復が思わしくなく発症後2か月の早い時期に再生医療を頼って受診していただきました。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により脊髄麻痺の後遺症が回復した例が数多く報告され、後遺症で苦しむ患者様の希望の光となっております。 私達は国内でいち早く脊髄麻痺の後遺症への幹細胞治療に取り組みはじめ、現在では治療を受けていただいた患者様は数百人にものぼっています。患者様に選ばれる理由は、冷凍保存しない生き生きとした強い細胞を使用していることと、国内ではほとんど行われていない幹細胞の脊髄内への直接投与(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っていることであると考えています。 当院の幹細胞は脂肪由来の幹細胞を用いています。脊髄や脳神経の再生医療では骨髄由来の幹細胞を用いる施設もありますが、今後は脂肪由来の幹細胞治療が主流となっていきます。その理由は、骨髄由来の幹細胞は技術的に生き生きした強い大量の幹細胞を培養することは難しいことと、幹細胞を採取する際、脂肪由来の幹細胞と比べて患者様の身体への負担が大きいからです。 当院では独自の技術による大量の生き生きした強い幹細胞を直接脊髄内へ投与することで、その効果は骨髄由来幹細胞を凌駕すると考えています。また幹細胞投与はリハビリと並行して行うことで幹細胞が損傷した脊髄神経を修復し、より身体機能の回復の効果を高めることができます。さらに嬉しいことに幹細胞の血管内投与では、脊髄梗塞で傷ついた脊髄神経を修復させるだけでなく、今後脊髄梗塞になるかもしれない血管を予防的に修復させ、再発も抑えてくれます。 MRI初見 MRIでは胸腰椎以降部の脊髄内に高輝度変化があり、脊髄梗塞と診断がつきます。 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に2500万個細胞ずつ、計3回の投与を計画しました。 1回目の投与後1か月には、 ・体幹に力が入るようになって歩行時のバランスがよくなった ・右足の指が固まっていたのが動くようになった ・両足のしびれが半減した など患者様から喜びの声を聞くことができました。 さらに投与回数を重ねるに従って体幹の筋力は安定してきて、今まで便のコントロールが困難でしたが、肛門括約筋の機能が回復することで便のコントロールも可能となりました。 脊髄梗塞を発症してから間もない時期でリハビリも継続中でありますし、更なる神経の回復もかなり期待できると思われます。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000902 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.06.06 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
幹細胞投与により、多くの確かな効果を実感! こちらの患者様は、6年前からの四肢のこわばりと動かしにくさなどを訴えて受診されました。 初めて症状が出現したのは6年前です。6年前に足の動かにくさと歩行時のもつれが出現し、整形外科では「頚椎症性脊髄症」と診断されました。5年前に頸椎の手術を受けられましたが手術後に症状が悪化してしまい、両手の動かしやすさも出現したそうです。その後いくつかの病院を転々としましたが、手術をしてくれる病院を見つけることは難しかったそうです。やっとのことで2回目の手術を受けることができたのは4か月後のことです。しかし手術後に急に歩けなくなり、右上肢の激痛も出現したため精査したところ、感染していたことがわかりました。 その後3回目の手術を行いましたが、不運なことに3回目の手術直後も四肢を動かすことができなかったのですが、現在は歩行器を使用することで歩行は可能となっています。しかし握力は弱り、箸の使用も困難になり、ちょっとしたことでふらつくようになってしまいました。リハビリを続けてはいますが、現在は神経症状の改善が止まってしまったため、再生医療を希望して当院を受診されました。 現在の保険診療内では手術を行った後に、神経の回復が止まってしまった場合の根本的な治療法はありません。こういった場合の唯一の治療方法は幹細胞治療になります。私達は幹細胞治療の黎明期より、脊椎の手術後の後遺症に苦しむ多くの患者様に幹細胞治療を提供し、満足のいく神経回復をもたらしてきました。良好な治療成績の要因は2つあります。 1つ目は、冷凍保存しない生き生きした強い幹細胞を使用していることです。 2つ目は、投与方法です。通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した脊髄細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では国内ではほとんど行われていない脊髄内への直接投与という画期的な治療法(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っております。針を脊髄のくも膜下腔まで進め、そこで幹細胞を投与します。投与された幹細胞は髄液の中に入り、髄液は脊髄の中を還流しているので、その流れに幹細胞は乗って脊髄損傷部位まで届きます。 MRI初見 受診時のMRIでは頚髄の圧迫は3回にも及ぶ手術で改善されていました。 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄内に2500万個細胞ずつ、合計2回の投与を予定しました。 1回目の投与後2か月で、 ・投与前の両手のしびれ・痛みが半分以下に ・両下肢のこわばりがほとんど消失 ・体幹に力が入り足が上がるようになり歩行が安定 ・指が伸びるようになった ・手が使いやすくなった など様々な効果を実感いただけました。 頸椎、腰椎の手術後もなお後遺症に苦しんでいる患者様は、一度カウンセリングへお越しください。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000842 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.03.05 -
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術後7年経過し、悪化傾向だった症状が改善! こちらの患者様は四肢のこわばりと動かしにくさを訴えて受診されました。 初めて症状が出現したのはもう20年も前です。初めは軽い両手、両足のしびれとこわばり程度であったのが徐々に進行してきて、四肢の動かしづらさや歩行のしにくさが出現しました。7年前には頚椎症性脊髄症と診断され、頸椎の除圧と固定術を受けておられます。手術後は残念ながら症状の改善は認めなかったのですが、この7年間は症状の進行はピタッと止まっていたそうです。 しかしながら最近、手のしびれが悪化してきており、今後症状が悪化してこないかと心配になり再生医療を頼って受診していただきました。現在の保険診療内では神経機能回復を狙って手術を行った後に、回復が止まってしまった・回復しなかった神経機能の回復を促す根本的な治療法はありません。 こちらの患者様のように手術部位の神経の圧迫は解除され続けているにも関わらず、年齢を重ねるにつれて後遺症が悪化してくることを止める根本的な治療法もありません。こういった場合の唯一の方法は幹細胞治療になります。年齢を重ねるにつれて悪化してくる後遺症の改善も可能としてきました。 良好な治療成績の要因は2つあります。1つ目は、冷凍保存しない生き生きした強い脂肪細胞由来の幹細胞を使用していることです。2つ目は脊髄内に幹細胞を直接投与する画期的な投与方法です。 脊髄や脳神経の再生医療では骨髄由来の幹細胞を用いる施設が多いです。しかしながら骨髄由来の幹細胞は技術的に生き生きした強い大量の幹細胞を培養することは難しいのです。一方、私達の施設では脂肪由来幹細胞を最大2億個まで培養することが可能です。2億個の幹細胞投与となると、1億個投与では得ることができない効果が期待できます。 さらに、骨髄から幹細胞を採取する場合は患者様の身体への負担が大きくなってしまいます。一方、脂肪幹細胞は下腹部から局所麻酔で1㎝ほどの創で採取可能で体への負担はほとんどありません。近年の研究では脂肪由来幹細胞の方が治療成績が高いという報告が出てきています。 また通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した脊髄細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では、国内ではほとんど行われていない脊髄内への直接投与という画期的な治療法(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っております。 具体的には病院で手術する際の腰椎麻酔と同じ方法です。針を脊髄のくも膜下腔まで進めてそこで幹細胞を投与します。投与された幹細胞は髄液の中に入り、髄液は脊髄の中を還流しているので、その流れに幹細胞は乗って脊髄損傷部位まで届きます。 MRI初見 受診時のMRIでは、頚髄の圧迫は7年前の手術で改善されていました。 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に3回にわけて2500万個細胞ずつ合計3回投与しました。 1回目の投与直後から右肩を上げやすくなったと、2回目の投与後からは四肢のこわばりが改善したと喜んでいただけました。さらに手術後の頸部の痛みが緩和したと言っていただけました。 手術してもほとんど改善を認めなかった症状が、手術後7年経過してかつ悪化傾向であるにも関わらず改善させることができ、脊髄腔内ダイレクト注射療法の威力にあらためて驚かされました。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 0001049 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.01.17 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
四肢のこわばりが改善し、頚部の痛みが緩和! こちらの患者様は左上肢のしびれ・痛み・動かしにくさを訴えて受診されました。 2年半前から水泳をしている際に左肩が上がりにくいことに気が付きました。その2年後には左上肢の痛み・しびれが出現するようになり、整形外科を受診しました。結果はC5/6の頚椎椎間板ヘルニアの診断で、ヘルニアは大きく頚髄の圧迫が強いということですぐに手術が施行されました。手術後は左上肢のしびれ・痛みは術前と比べて7割ほどになったそうです。しかし改善が思ったよりなかったことと最近では痛みが悪化していることが心配になり主治医に相談したところ、まだ術後半年なのでこのまま待っていたら改善してくると言われたそうです。 しかしこのまま何もせず待つのは不安であり何かできることはないかと再生医療を頼って受診されました。現在の保険診療内では神経機能回復を狙って手術を行った後に、回復が止まってしまった神経機能の回復を再び促す根本的な治療法はありません。回復が止まった神経機能の回復を再び促す唯一の方法は幹細胞治療になります。 良好な治療成績の要因は2つあります。1つ目は冷凍保存しない生き生きした強い脂肪細胞由来の幹細胞を大量に使用していることです。2つ目は投与方法へのこだわりです。脊髄や脳神経の再生医療では骨髄由来の幹細胞を用いる施設もあります。骨髄由来の幹細胞は技術的に生き生きした強い大量の幹細胞を培養することは難しいことと、骨髄から幹細胞を採取する際、身体への負担が大きいことから私達は脂肪幹細胞を用いています。脂肪幹細胞であれば下腹部から局所麻酔で1cmほどの傷で採取することが可能です。 近年の研究では脂肪由来幹細胞の方が治療成績が高いという報告が出てきています。また通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した脊髄細胞へより多くの幹細胞を届けるため、当院では国内ではほとんど行われていない脊髄内への直接投与という画期的な治療法(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っています。 具体的には病院で手術する際の腰椎麻酔と同じ方法です。腰から針を刺し脊髄のくも膜下腔まで進めて幹細胞を投与します。特に大きな痛みは伴いません。投与された幹細胞は髄液の中に入り、髄液は脊髄の中を還流しているため、その流れに幹細胞はのって脊髄損傷部位まで直接届きます。 MRI初見 受診時のMRIではC5/6頚髄ヘルニアによる圧迫は手術で改善されていましたが、頚髄自体に輝度変化があり頚髄へ相当なダメージがかかっていたことがうかがわれます。 脊髄内に直接幹細胞を4回投与 脊髄に2500万個細胞ずつ計4回の投与を行いました。 患者様には投与するたびに症状がよくなっていると話されており、初回投与から半年後には左上肢のしびれ・痛みは投与前10段階中8であったのが3となりました。 左上肢の痛み・しびれで夜間寝れないことが多かったのが、鎮痛薬を飲み忘れてもぐっすり眠れるようになったと喜んでいただけました。左肩が上がるようになり肘の曲げ伸ばしもしやすくなって、大好きなゴルフも数年ぶりにできるようになったとも話していただけました。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 0001035 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.01.14 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
頚髄損傷後も諦めずに治療法を模索してよかった こちらの患者様は1年半前にバイク事故によって第6頸椎・頚髄損傷を受傷されました。 救命センターへ搬送され緊急手術が行われましたが、手術後1か月間は手足に全く力が入らず寝たきりだったそうです。術後1か月より少しずつ手足に力が入るようになってきて術後2か月で車椅子への移乗とお箸の使用が可能となりました。術後3.5か月で歩行訓練を開始し、術後半年には短い距離ですが杖歩行が可能となるまで回復しました。 しかし術後1年で身体機能の回復はストップしリハビリテーションは終了、担当医から後遺症診断書を作成してもらいました。そのおかげで金銭的な補償、機能性の良い車椅子、自動車の改造費など手厚い補償が受けられるようになりました。しかし長い距離を移動する時は、車椅子に頼らないといけないなど不自由な生活が強いられていたり、手足の筋肉のこわばりが少しずつ進行しているなど不安も抱えておられました。自分が一番欲しいものは、手厚い補償ではなく自由に動く手足であるとの強い気持ちで奇跡を信じて幹細胞治療を希望し、当院を受診していただきました。 現在の保険診療内では、修復が止まってしまった神経細胞の修復を再び促す治療法はありません。手足の運動麻痺、知覚麻痺、自律神経障害、排尿・排便機能障害などが残ってしまい、場合によっては車椅子生活や寝たきり生活を余儀なくされます。十分なリハビリを行っても後遺症が残った場合には後遺症診断書を作成して補償を受けることになります。患者様本人もそうだと思われますが、医療従事者である私達の一番の願いは、患者様の満足のいく身体機能の回復です。それが叶わない時、私達はもどかしさに苛まれてしまいます。患者様の後遺症診断書を作成した御担当医ももどかしい気持ちだったと察します。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により脊髄損傷の後遺症が回復した例が数多く報告されています。私達は脊髄損傷の後遺症で苦しむ患者様に手を差し伸べたいとの思いで、黎明期から脊髄損傷の後遺症への幹細胞治療に取り組みはじめました。さらに幹細胞の投与方法にもこだわりをもっています。通常は脊髄損傷の幹細胞治療は、点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では脊髄内への直接投与を行っております。 国への正式な届出が受理された脊髄内への幹細胞の直接投与が可能な施設は、国内ではとても珍しくほとんどありません。幹細胞の脊髄内投与の症例数に関しては国内で一番多いと思われます。具体的な投与方法は手術で行われる腰椎麻酔と同じ手技となります。腰部から針を硬膜内に幹細胞を投与します。患者様の負担を減らすために、細い針を使用し痛みの軽減、低髄液圧症候群予防に努めています。 MRI初見 受診時MRIでは頚髄の圧迫は手術により綺麗に解除されていますが、第6頸椎の高位で頚髄内に白い輝度変化が残存しています。 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に3回にわけて2500万個細胞ずつ合計7500万個細胞を投与しました。 1回目の投与後1.5か月で両足と体幹の筋力が回復し歩行が安定しました。 2回目の投与後1か月(初回投与後3か月)には連続して歩ける距離が投与前と比べ3倍以上になり、利き手である右手の握力は投与前5㎏であったのが16㎏まで回復しました。 この患者様は私達にとっては今までの保険診療の治療において、常識では考えられない奇跡と言っても言い過ぎではない回復をされたと考えています。さらに患者様からは「かなり手足に力が入るようになって車の運転が楽になりました。床から自力で立ち上がれるようになりました。諦めずに治療法を模索してよかった。」など治療効果に満足していることがわかる言葉をいただきました。 3回目の投与後、どこまで治療効果を実感していただけるか私達も患者様同様に楽しみにしています。 ▼患者様に投与後の症状の変化を記録していただきました <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 000880 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.12.12 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
幹細胞治療でしびれと知覚鈍麻がほぼ回復! こちらの患者様は8年前に高所からの転落により腰椎損傷・脊髄損傷を受傷されました。受傷直後は右下肢の完全麻痺を認めましたが、緊急手術の甲斐もあり、術後6週間から少しずつ動くようになって現在は独歩可能となっています。 患者様は大怪我を乗り越えてその後めでたく結婚されたのではありますが、後遺症で膣の感度が悪いなどデリケートな問題を抱えて受診されました。さらに会陰部から両側大腿部内側のしびれ、知覚鈍麻を訴えておられました。脊髄損傷は手足の運動麻痺、知覚麻痺、自律神経障害、排尿・排便機能障害などが残ってしまいますが、この患者様は独歩が可能で運動麻痺など大きな後遺症はなく、主に知覚障害で悩まれていました。 この患者様のように脊椎・脊髄損傷をはじめ、頸椎・腰椎ヘルニア、頚椎症性脊髄症や腰部脊柱管狭窄症は、手術をしても痺れ・知覚鈍麻などの知覚障害が後遺症として残ることが思いの他よく見られます。現在の保険診療内では手術以上の治療法はありません。 私は今までも術後の残存する知覚障害に悩まされている患者様を多く見てきました。残存するしびれに対しては内服薬の服用などの対処療法を行ってみるものの効果は限定的です。知覚障害は、運動麻痺と比べ些細な問題と捉えられがちですが、知覚障害を抱えている患者様にとっては深刻な問題です。 私達は手術後も残存する知覚障害に悩まれている患者様に対して、幹細胞治療による積極的治療に取り組み良好な成果を数多く上げてきました。具体的な幹細胞の投与方法は、手術で行われる腰椎麻酔と同じ手技で行われます。腰部から針を硬膜内に針を進め、冷凍せず培養されて生き生きした幹細胞を投与します。患者様の負担を減らすために、できるだけ細い針を使用することで痛みの軽減、低髄液圧症候群予防に努めています。 MRI初見 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に2500万個細胞ずつ合計7500万個細胞を投与しました。 1回目の投与後からわずか2か月で両大腿部内側のしびれ、知覚鈍麻はほぼ回復し、膣の感度も投与前が0とすると6から7ぐらいにまで回復したと喜んでいただけました。 また完全麻痺からある程度、自然回復していた右足の筋力も片足立脚ができるまで更なる回復を認めました。 手術後に残存するしびれなどの知覚障害は些細な問題と捉えられてしまいがちですが、患者様にとっては深刻な問題です。これからも積極的に手術後に残存する知覚障害に対する幹細胞治療にも取り組んでまいりたいと思います。 https://www.youtube.com/watch?v=1mWLB1N7ims その他の動画はこちら <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 000526 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.12.07 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
一人で歩けるようになったのが何よりうれしい こちらの患者様は5年前から両手のしびれを自覚され、整形外科で頚椎症性脊髄症と診断され手術を勧められていたそうです。 しかし大切な仕事を休むことができず手術を受けるのを我慢していたそうです。すると両手のしびれ、手の使いにくさ、下肢の筋力低下、歩行時のふらつきが出現し徐々に悪化していきました。限界まで我慢した結果、物が持てなくなり、左下肢の著名な筋力低下が出現した2年前についに手術を受けました。 手術前は、担当医からは症状が重くなるまで手術を我慢したので、手術をしても神経の回復は望めないかもしれない、今回の手術はこれ以上悪化しないようにするための手術だと説明を受けました。結果は担当医の言う通り、手術後2年待ってもほとんど神経機能の回復は起こってきませんでした。 歩行時に杖を使用しても、なお人の介助が必要となってしまったことに、早く手術を受けていたら良かったと後悔したそうです。もちろん後悔していたばかりではありません。リハビリも前向きに2年間頑張ってこられましたが、どうしても左足が自分の思うように動かすことができず回復を諦めかけていたそうです。そんな時、当院の脊髄症の後遺症に対する幹細胞治療を知り、受診していただきました。 現在の保険診療内では、いったん回復が止まってしまった神経の回復を再び促す治療法は残念ながらありません。回復が止まった神経の回復を再び促す唯一の方法は『幹細胞治療』になります。 当院では幹細胞の投与方法にこだわりをもっています。通常は脊髄損傷の幹細胞治療は、点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では脊髄内への直接投与(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っております。 国への正式な届出が受理された、脊髄内への幹細胞の直接投与が可能な施設は国内ではほぼ無く、当院での症例数も国内で最多となります。過去の症例も数多くあるので、カウンセリングの時にもいろいろ提案はできる限りしております。 MRI初見 受診時のMRIでは頚髄の圧迫がC4/5、C5/6レベルで椎間板ヘルニアを認め頚髄が前方から圧迫されています。C3からC6レベルで頚髄内に高輝度変化を認め、神経の強い圧迫が長期間続いていたことがわかります。 筋力は、歩行に重要な左大腿四頭筋の筋力が著名に低下しており、膝を伸ばすことが不可能(MMT2)となっていました。 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に3回にわけて2500万個細胞ずつ、合計7500万個細胞を投与しました。 なんと1回目の投与後直後から、左下肢の筋力アップを自覚されました。初回投与後半年で左大腿四頭筋の著しい筋力回復(MMT5)を認め、介助が必要であったのが、10分もの間、杖を持てば自力で歩くことが可能になりました。 さらに、 ・手が使いやすくなり、フォークしか使えなかったのが箸が使えるようになった ・布団の上げ下げができるようになった ・椅子から楽に立ち上がれるようになった など日常生活の質の大幅な向上を認めました。 患者様からは、「誰の介助もなく一人で歩けるようになったのが何よりもうれしいです」と喜びの声をいただきました。患者様の喜びの声を励みに、これからも頚髄症の後遺症に苦しむ患者様が笑顔になっていただけるように頑張っていきたいと思います。 https://www.youtube.com/watch?v=RvtGNUVtLok https://www.youtube.com/watch?v=_ao6mMbBhSE https://www.youtube.com/watch?v=sswUU9CWG2E その他の動画はこちら <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 000857 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.12.04