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- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
脊髄損傷|バイクで事故・再生医療の幹細胞投与 この方は、10年前に原付バイクで事故を起こし手足の麻痺で動かすことができなかったが、2ヶ月後から歩行器歩行ができるように、その半年後には一人で歩くことができるようになり、仕事に復帰しています。 ただ、歩行の機能が低下していてよくつまずくとのことです。そのほか事務仕事は何とかこなせるが、手の指がまだ完全に思うように動かせないとのことです。 脊髄損傷にも色々な症状があります。完全麻痺になると下肢が全く動かなくなったり感じなくなったりもします。高齢者が増えたことで、非骨傷性脊髄損傷という病気が注目されています。 この病気はまず加齢によって頸椎症や頸部脊柱管狭窄症が起こり手の痺れや歩行のしにくさが出ます。そこにちょっとした外力が加わり脊髄損傷が起こるのです。この病態は徐々に進行していきます。転倒しただけで寝たきりになることもあります。 一般的な治療法として頸椎脊柱管狭窄症となり、手の痺れや手の筋力の低下、歩行障害が出ると頸椎の手術となります。手術をしても取れない痺れや筋力低下はどうしても後遺症として残ってしまうのです。 これに対して、脊髄損傷に対する幹細胞治療が最近注目を集めています。頸椎ヘルニアや腰椎ヘルニアの術後の後遺症にも良い適応となるでしょう。 MRI所見 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 国内で最近認可されほとんど行われていない脊髄内への幹細胞の投与を3回予定しています。今までは脊髄の幹細胞投与というのは点滴による静脈内投与がメインでした。 しかし、脊髄内に幹細胞を直接投与することで脊髄の損傷した部位を再生させるという画期的な治療が当院でできることとなりました。 今現在は幹細胞の培養中で今後幹細胞投与後の治療の経過を診ていきたいと思います。 https://youtu.be/9S4zTtodY-k その他の動画はこちらへ <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID000440 再生医療医師監修:坂本貞範
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- 幹細胞治療の症例
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有名Youtuber・suisui-Projectのチンさんの再生医療 車椅子ユーチューバー「チンさん」が脊髄損傷の幹細胞治療を受けることになりました。チンさんはyoutubeで車椅子になった経緯、そして車椅子生活の上で実際自分が感じたことをまっすぐに伝えられていることに私はとても感銘いたしました。 同じ境遇の方々に少しでも心の支えになり、また車椅子でも生活しやすい環境や街づくりにも大きな後押しになると思います。チンさんは今後も色々な取り組みをチャレンジしており、もしご興味があれば一度「チンさんのチャンネル」を尋ねてみてくださいね。 チンさはアメリカンフットボールの怪我で脊髄損傷となりました。頸椎の神経に損傷を受け完全麻痺となり、下肢は全く自分で動かすことができません。 上肢に関しては肘を曲げる動作はしっかりとできますが、伸ばす方の力はかろうじて動く程度となります。手首の力も曲げる方向は全くありません。もちろん尿意や便意もなく自己導尿をされています。 脊髄損傷の合併症の一つで褥瘡があります。これは、車椅子生活が長くなると殿部に床ずれができることを言います。そこから細菌が入って身体中に細菌が回ると敗血症となり命に関わります。麻痺があると筋肉は痩せていき床ずれを起こしやすくなります。 再生医療により筋力や感覚の回復はもちろんのことですが、少しでも殿部あたりに筋肉がつきそしてその上に脂肪が乗ることで床ずれを起こさない環境を作ることも大切です。 1億個の幹細胞の点滴3回と脊髄内幹細胞投与3回を行う 当院では国内でほとんど行われていない脊髄内への幹細胞の直接投与の認可を得ています。ダイレクトに脊髄損傷の箇所に幹細胞が届くので点滴での静脈注射よりも期待されています。 現時点で点滴2回と脊髄内幹細胞投与1回を行いました。その効果として殿部に感覚が戻ってきたのと、腰回りの振動の感覚が出てきました。さらに左大腿部の筋肉の収縮する信号が出てきました。 一般的に完全麻痺になって何年も経つとほとんど機能回復は望めません。それが、脊髄の再生医療という先進医療が始まり国内ではまだまだ症例は少ないですが、脊髄損傷の方にとっては希望の光となる治療だと思います。まだ。幹細胞投与を開始したばかりなので今後の回復を追っていきたいと思います。 https://youtu.be/l5TxjDw3ubU その他の動画はこちら <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID000016 監修:院長 坂本貞範