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頚椎症性脊髄症 四肢のこわばりと動かしにくさに幹細胞治療  60代男性

術後7年経過し、悪化傾向だった症状が改善!

こちらの患者様は四肢のこわばりと動かしにくさを訴えて受診されました。

初めて症状が出現したのはもう20年も前です。初めは軽い両手、両足のしびれとこわばり程度であったのが徐々に進行してきて、四肢の動かしづらさや歩行のしにくさが出現しました。7年前には頚椎症性脊髄症と診断され、頸椎の除圧と固定術を受けておられます。手術後は残念ながら症状の改善は認めなかったのですが、この7年間は症状の進行はピタッと止まっていたそうです。

しかしながら最近、のしびれが悪化してきており、今後症状が悪化してこないか心配になり再生医療を頼って受診していただきました。現在の保険診療内では神経機能回復を狙って手術を行った後に、回復が止まってしまった・回復しなかった神経機能の回復を促す根本的な治療法はありません。

こちらの患者様のように手術部位の神経の圧迫は解除され続けているにも関わらず、年齢を重ねるにつれて後遺症が悪化してくることを止める根本的な治療法もありません。こういった場合の唯一の方法は幹細胞治療になります。年齢を重ねるにつれて悪化してくる後遺症の改善も可能としてきました。

良好な治療成績の要因は2つあります。1つ目は、冷凍保存しない生き生きした強い脂肪細胞由来の幹細胞を使用していることです。2つ目は脊髄内の幹細胞を直接投与する画期的な投与方法です

脊髄や脳神経の再生医療では骨髄由来の幹細胞を用いる施設多いですしかしながら骨髄由来の幹細胞は技術的に生き生きした強い大量の幹細胞を培養することは難しいです。一方、私達の施設では脂肪由来幹細胞を最大2億個まで培養ることが可能です。2億個の幹細胞投与となると、1億個投与では得ることができない効果が期待できます。

さらに、骨髄から幹細胞を採取する場合は患者様の身体への負担がきくなってしまいます。一方、脂肪幹細胞は下腹部から局所麻酔で1㎝ほどの創で採取能で体への負担はほとんどありません近年の研究では脂肪由来幹細胞の方が治療成績が高いという報告が出てきています

また通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した脊髄細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから当院では、国内ではほとんど行われていない脊髄内への直接投与という画期的な治療法(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っております。

具体的には病院で手術する際の腰椎麻酔と同じ方法です。針を脊髄のくも膜下腔まで進めてそこで幹細胞を投与します。投与され幹細胞は髄液の中に入り髄液は脊髄の中を還流しているので、その流れに幹細胞は乗って脊髄損傷部位まで届きます。
 

 MRI初見

頚椎椎間板ヘルニア

受診時のMRIでは、頚髄の圧迫は7年前の手術で改善されていました

 

脊髄内に直接幹細胞を3回投与

脊髄内に3回にわけて2500万個細胞ずつ合計3投与しました。

1回目の投与直後から右肩を上げやすくなったと、2回目の投与後からは四肢のこわばりが改善したと喜んでいただけましたさらに手術後の頸部痛みが緩和したと言っていただけました

手術してもほとんど改善を認めなかった症状が、手術後7年経過してかつ悪化傾向であるにも関わらず改善させることができ、脊髄腔内ダイレクト注射療法の威力にあらためて驚かされました。

 

<治療費> 
幹細胞投与回数(1回〜) 165万円〜(税込)
<起こりうる副作用>
・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

 

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再生医療医師監修:坂本貞範

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