左変形性股関節症に対して幹細胞の注射を行う 40代女性
公開日:2019.09.29
末期の変形性股関節に対しての治療
20年前から徐々に左股関節の痛みが出現し、年々歩くのが辛くなって今回幹細胞による再生医療に臨むこととなりました。長年、整形外科の外来でこのような末期の変形性股関節症に対しては、リハビリ通院の治療の方法しかなく、痛みが強くなれば人工関節を選択せざるをえませんでした。
まだ40代とお若く、この年代で仮に人工関節を入れてしまうと、13年〜20年ほどで人工関節は緩んでしまい2回目の手術をしなくてはいけません。
末期ということで、幹細胞による再生医療をすることでどこまで良くなるかは個人差があります。本人はまだ手術はしたくないとういことで今回幹細胞の投与を一回行いました。
幹細胞による再生医療は、今まであり得なかった軟骨の再生が可能となりました。ただ、完全に正常の軟骨まで戻るということではありません。
ただ、再生医療を受けることで、本来なら2回の手術を行わなければいけない事が、1回の手術となることの意義は大きいです。もしかしたら、再生医療を行うことで、一度も手術をせずとも日常生活が困難でなくなるかもしれません。
手術には手術の良さはあります。例えば、ここまで変形の強い股関節なら関節の動きは悪くなり、足の長さも変形側では数センチ短くなります。例え再生医療で痛みがかなりマシになっても、歩行状態を見ると身体を揺らして歩かなければなりません。
ただ、人工関節にはリスクがあります。最も怖いのが手術による血栓症です。ほんのわずかの可能性ですが、手術後に肺血栓症になりお亡くなりなることもあり得るのです。やはり手術はできれば避けたいものです。
せめて痛みは取り除いてほしいと言う患者さんの思いに、私はこの再生医療でその望みを叶える事ができるものと確信しています。もちろん個人差はありますが、今まであり得なかった現象がこの再生医療で現れています。治療の一つの選択肢として、とても強い味方になってくれるでしょう。
当院では、正確に股関節へ幹細胞を届けるためエコーを使い注射をします。膝の再生医療を行う医療機関はいくつかありますが、股関節や肩関節の再生医療を行なっている医療機関はほどんどありません。
リペアセルクリニックの特徴
詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。



リペアセルクリニックは「膝の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
当院では、変形性関節症で人工関節を回避したいと考える方が、非常に多く来院されます。人工関節には、耐用年数の問題(10〜15年程度)があり、置換後は、アクティブな動きを制限しなければならないケースも多いからです。特に、趣味や運動を大切にされる方にとって、これは大きな問題となります。
当院の幹細胞治療では、末期の状態であっても、人工関節を回避できた事例を、多数経験しています。その理由は、幹細胞の質と投与方法へのこだわりにあります。特に股関節は膝関節と比べて、解剖学的に隙間が狭い構造となっており、幹細胞を効果的に届けることが、一般的には難しいとされています。
股関節内に確実に幹細胞を届けるため、「ピンポイント注射」という、当院独自の方法があります。具体的には、エコーや特殊なレントゲン装置、そして、針先が細く、しなりのある特殊な注射針などを使用して、確実に股関節内へ幹細胞を届ける技術を確立しています。
リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
レントゲン・MRI所見
ぜひ、肩関節の痛み、股関節の痛みのある方は一度カウンセリングに来ていただけたらと思います。
どうしても手術を受けたくない、受ける事ができない方は、再生医療も選択肢として考えていただけたら幸いです。もし気になるのであれば、私の今までの関節の幹細胞治療の経験をカウンセリングでお話しできたらと思います。
<治療費>
- 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個)
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 - PRP治療 16.5万円(税込)
<起こりうる副作用>
- 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
- 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓
股関節の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。
再生医療医師監修:坂本貞範