変形性股関節症に幹細胞投与でスムーズな歩行が可能に 50代女性
公開日:2023.09.06
変形性股関節症、手術をせずにスポーツの再開を実現
こちらの患者様は8年前から左股関節の痛みを感じられるようになり、1年前からは痛みで動きの制限まで出現するようになりました。
もともと陸上の選手であり、10年前からは剣道をはじめられたという非常にからだを動かすのが好きな活動的な方でしたが、お近くの整形外科では、人工関節を勧められたそうです。
近年では90歳を超えてもマラソンをされている方、マスターズの水泳大会に出場される方、スポーツや趣味に積極的な方が増えられました。人工関節手術も痛みを取る優れた治療かとは思いますが、やはり自分の関節が器械に置き換わってしまう上に、人工関節の摩耗やゆるみを防ぐために愛護的な生活スタイルが強いられます。こちらの患者様は年齢も50代であり、まだまだ動きたい、スポーツをしたい、ましてや覚え始めた剣道も続けたいという希望がありました。
リペアセルクリニックの特徴
詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。



幹細胞とは、神経や筋肉、骨など様々な組織に変化できる、特別な細胞のことです。当院では、幹細胞を培養する際に、骨になるよう導く誘導因子を加えることで、骨に分化した幹細胞を作り出します。この、骨に分化誘導された幹細胞を、傷んだ関節に投与することで、軟骨の土台となる軟骨下骨を、効率よく再生させることができるのです。
さらに、当院独自の「ピンポイント注射」により、確実に関節内へ幹細胞を届けることができます。エコーや特殊なレントゲン装置、針先が細くしなる特殊な注射針を使用して、生き生きとした大量の細胞を股関節内の軟骨損傷部位へ的確に届けています。
リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
レントゲン所見
レントゲンでは左股関節の臼蓋の形成不全とそれにともなう関節裂隙の狭小化を認めました。
<治療効果>左股関節に5000万個の幹細胞を3回投与+PRP1回
当院の幹細胞は、自分自身の血液を使用した、当院オリジナルの培養法で培養を行った高い生存率を誇る細胞です。また、当院オリジナルの『multiple pin point 注射法(多方向から損傷部位にピンポイントに幹細胞を投与する方法)』で幹細胞の投与を行っており、損傷した場所に幹細胞を直接届けております。
こちらの患者様にも冬場の寒い時期でしたが、12月、1月、2月と3回にわたって幹細胞投与を行いました。
1回目の投与で痛みはもとの痛みの半分になり、2回目の投与後にはリハビリの効果も相まって、当クリニックを最初に訪れた際には痛みのある左股関節をかばった歩行であったのが、ふつうに体重をかけてスムーズに歩けるようになりました。
是非、剣道をこれからも長く続けて頂きたいと思っております。
<治療費>
- 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個)
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 - PRP治療 16.5万円(税込)
<起こりうる副作用>
- 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
- 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓
股関節の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。
再生医療医師監修:坂本貞範