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変形性股関節症に対する関節内ピンポイント療法!80代女性

公開日:2021.07.11
変形性股関節症の幹細胞治療

特殊なレントゲンと針でピンポイント注射

約1年前に右股関節が痛くなりその後左股関節が痛み出す。現在は左股関節の痛みが強いということで幹細胞治療希望のため来院されました。

最近、当院に来院される多くの方が私のYou tubeを事前に見てこられています。すでにYou tubeで治療の詳細を勉強されていて私が説明するまでもなくよく再生医療のことを理解しておられ驚く事がよくあります。

やはり、治療について動画で説明できるというのは効率がいいなとつくづく思います。

この方は、関節の可動域も徐々に動きが悪くなっており、足の爪を切るのも困難な状態でした。ただ、まだ痛くなって1年は経っておらず、レントゲン上でも骨頭の形は球形を保っており再生医療後のリハビリでかなり改善の見込みがあると判断しました。ただ、痛みが出て1年足らずで関節の軟骨はほどんど残っておらず病態としては末期の変形です。

以前のレントゲンはなかったので、何年経過してこのように末期になったのかは不明です。変形性股関節症は、変形があっても痛みを感じず、痛みが出て初めてレントゲンを撮ってみると、すでに変形の末期になっているというケースもよくあります。

ただ、その場合は、急性破壊性股関節症との鑑別も必要となります。これは、数ヶ月で一気に変形が進む病態です。病態の原因はまだ不明ですが、片側の関節のみに発症する事が多く、レントゲンで鑑別診断をします。

この方は両側の関節変形が見られレントゲン上判断して、急性破壊性股関節症ではないと診断しました。急性破壊性股関節症は再生医療でも治療成績が落ちると思われ必ず鑑別診断が必要となります。この急性破壊性股関節症の症例数は少なく、整形外科医でも鑑別診断できる先生は少ないのが実情です。

私自身、人工関節専門病院で多くの症例の診察と手術を行なってきました。その経験のおかげで多くの急性破壊性股関節症の治療にたずさわる事ができました。

 

関節内ピンポイント療法

股関節の軟骨が減少し変形している場所に針を刺す手技はかなり難易度が高いため、一般的な病院での股関節内の注射では、関節を包む袋内に直接投与する「関節内ピンポイント注射」をします。

しかし、袋に入った注射液が軟骨のすり減っている関節部に回っていけばいいのですが、変形性股関節症では関節の隙間が狭いためうまく注射液が回りません。そうなると、せっかく培養した幹細胞も軟骨がすり減っているところに行かないため治療が無駄になります。

変形性股関節症の幹細胞治療

変形性股関節症の幹細胞治療

当院では、独自の方法でしっかりと針先を関節軟骨のすり減っている場所に刺入します。骨頭は球形であるため柔らかい針でないと針先は関節内まで届きません。

上のレントゲンでは、特殊な針を使用しており針先が骨頭に沿ってカーブを描いております。そうする事で骨頭の頂点まで針が進み幹細胞を軟骨のすり減ったところに100%届ける事ができます。

 

リペアセルクリニックの特徴

リペアセルクリニックの特徴

詳細については、こちら当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。

Dr.Sakamoto 2
末期の変形性関節症は、軟骨だけでなく、その土台となる軟骨下骨まで損傷しているから、一般的な幹細胞治療では、効果を感じにくいと言われているんだ。
だから軟骨の再生だけでは不十分で、軟骨下骨の修復も同時に行う必要があるんだね!
幹細胞くん
Dr.Sakamoto kun
その通り。分化誘導を用いた治療だと、従来の幹細胞治療よりも、軟骨下骨を効率的に再生できるんだよ。

 

幹細胞とは、神経や筋肉、骨など様々な組織に変化できる、特別な細胞のことです。当院では、幹細胞を培養する際に、骨になるよう導く誘導因子を加えることで、骨に分化した幹細胞を作り出します。この、骨に分化誘導された幹細胞を、傷んだ関節に投与することで、軟骨の土台となる軟骨下骨を、効率よく再生させることができるのです

さらに、当院独自の「ピンポイント注射」により、確実に関節内へ幹細胞を届けることができます。エコーや特殊なレントゲン装置、針先が細くしなる特殊な注射針を使用して、生き生きとした大量の細胞を股関節内の軟骨損傷部位へ的確に届けています。

関節内ピンポイント注射療法

 

リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。手術しない新しい治療 股関節の再生医療

 

<治療効果>関節に幹細胞1億個を2回投与+PRP

当院独自の冷凍しない方法で培養した幹細胞を投与して約1ヶ月目から効果が現れ、3ヶ月目には10分の3まで痛み軽減する。それと同時に関節可動域訓練を行いかなりの改善も見られました。今後もまだ軟骨は作られていくので痛みは軽減していくと思われます。

 

<治療費>

  • 関節1部位  幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 
    投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個
  • PRP治療  16.5万円(税込)

<起こりうる副作用>

  • 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
  • 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。

 

変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。

股関節の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

 

再生医療医師監修:坂本貞範

 

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