症例紹介case introduction

紹介している症例は一部の患者様で、掲載以外の症例も多数ございます

胸髄損傷 幹細胞治療 50代男性

公開日:2025.03.10

「20年経った脊髄損傷が改善する可能性」

脊髄損傷の後遺症と、長く付き合ってこられた50代男性の治療経過をご紹介します。

この患者様は、20年以上前、お祭り中の事故で胸椎・胸髄を損傷されました。事故直後は、両下肢の完全麻痺となりましたが、緊急手術とリハビリを経て、4年かけて仕事復帰を果たされました。素晴らしい回復でしたが、それでも、両下肢のしびれ、筋力低下、膀胱直腸障害などの後遺症は残ったままでした。

脊髄神経の回復は、数年で止まるというのが医学の常識です。この患者様も、事故後数年間は回復が見られたものの、その後は変化がなく、残された後遺症を「仕方ない」と受け入れて、生活されてきました。

しかし、医学は日々進歩しています。近年、幹細胞治療によって「回復が止まった」と思われていた脊髄損傷の後遺症が、改善するケースが報告されるようになりました。そのような情報に触れた患者様が、「もしかしたら」という思いで、当院を訪れたのです。

当院の幹細胞治療の特徴は、細胞の質と投与法にあります。一般的な静脈点滴では、幹細胞が全身に広がってしまいますが、当院では「脊髄腔内ダイレクト注射法」を採用。これにより、従来の点滴投与数倍から数十倍の効果が期待でき、実際当院での、「脊髄腔内ダイレクト注射法による筋力回復や痺れの軽減には、我々ドクター陣も毎回驚いております。

腰椎麻酔と同様の手技で、脊髄くも膜下腔に直接細胞を届けます患者様への負担を最小限にするため、細い針を使用し、痛みや合併症予防にも配慮しています。

また、一般的な医療機関では、細胞を冷凍保存して使用するため、解凍時のダメージで生存率が60%以下まで低下してしまいますが、当院では、冷凍せずに培養しています。治療のたびに新鮮な細胞を培養することで、95%以上という驚異的な生存率を実現しています。

リペアセルクリニックは「脊髄損傷」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。痺れ・痛み・後遺症 脊髄損傷
の再生医療

 

 

 MRI所見

胸髄損傷 幹細胞治療

MRI検査で、手術による脊髄の除圧を確認しました。

 

<治療効果>脊髄腔内に直接2500万個細胞を計2回、さらに1億個細胞を点滴で1回投与

脊髄くも膜下腔に2500万個の細胞を2回、さらに1億個を点滴で1回投与しました。

治療からわずか1ヶ月で、20年以上変化のなかった症状に、明らかな改善が見られました。両足のしびれが3分の1に軽減し、足裏の感覚が向上。足に力が入るようになり、運転時には、手動ブレーキではなく、足でブレーキを踏めるようになりました。右足の筋力が左足と同等まで回復し、長距離歩行が楽になり、階段での手すりも不要になるなど、日常生活の質が、大きく向上しました。

「回復が止まった」と言われる脊髄損傷でも、適切な幹細胞治療によって、改善する可能性があるというこの症例は、私たち医療者にとっても、大きな驚きであり、希望でした。

脊髄損傷は、整形外科領域で最も治療が難しい疾患の一つですが、再生医療の発展によって、新たな可能性が開かれつつあります。同様の後遺症でお悩みの方は、諦める前に、一度ご相談ください。

再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、10,000症例以上の実績に基づく確かな技術と独自の培養方法で、患者様一人一人に最適な治療プランを提供しています。

 

胸椎・胸髄損傷 幹細胞治療

患者様に投与後の症状の変化を記録していただきました。

 

<治療費>  
幹細胞 投与回数(1回)
242万円(税込) 
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。

 

脊髄損傷の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

脊髄の損傷は手術しなくても治療できる時代です。

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再生医療医師監修:坂本貞範

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