変形性股関節症 レントゲンで関節が広がった! 70代女性
公開日:2023.07.18
変形性股関節症 レントゲンで明らかな変化が!!
こちらの患者様は2年前から出現した両股関節痛のため受診していただきました。
近くの整形外科では変形性股関節症と診断され、特に軟骨のすり減りが激しい右股関節は人工関節を勧められました。しかし人工関節にすると耐用性の問題、脱臼の問題から卓球を思いっきり楽しめなくなると手術には踏み切れなかったそうです。
そんな中、幹細胞治療の存在を知り興味を持っていただき当院を受診してくださいました。数ある再生医療クリニックの中から当院を選んでいただいた理由は、当院の細胞へのこだわりをホームページで知っていただけたからです。
当院の投与する細胞の生存率は90%以上を誇っています。これは一般的な再生医療のクリニックで使用する細胞の生存率が60%ほどであることと比べると群を抜いた数字です。細胞の生存率は再生される軟骨の量に密接に関係しており、60%の生存率の細胞で再生される軟骨の量は90%のものと比べ3分の2を大幅に下回ってしまうと言われています。
これだけ当院の細胞が高い生存率を誇るのは、細胞培養時に用いる独自の特殊なシートや繊細な技術をもったベテラン培養士さんの熟練した匠の技があるからです。生存率の高い生き生きとした幹細胞を関節内ピンポイント注射で傷んだ関節に投与することで軟骨の再生を期待できます。
リペアセルクリニックの特徴
詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。



幹細胞とは、神経や筋肉、骨など様々な組織に変化できる、特別な細胞のことです。当院では、幹細胞を培養する際に、骨になるよう導く誘導因子を加えることで、骨に分化した幹細胞を作り出します。この、骨に分化誘導された幹細胞を、傷んだ関節に投与することで、軟骨の土台となる軟骨下骨を、効率よく再生させることができるのです。
さらに、当院独自の「ピンポイント注射」により、確実に関節内へ幹細胞を届けることができます。エコーや特殊なレントゲン装置、針先が細くしなる特殊な注射針を使用して、生き生きとした大量の細胞を股関節内の軟骨損傷部位へ的確に届けています。
リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
レントゲン所見
レントゲンでは関節裂伱はほとんど残っておらず、末期の変形性股関節症を認めました。
今までの私たちの経験から同じように軟骨がほとんど残っていないレントゲン所見の患者様でも、当院で幹細胞治療を受けて疼痛がかなり軽減されたことを数多く経験しています。幹細胞治療はご自身の関節を温存することができるため脱臼の心配はもちろんなく、痛みも軽減できるため卓球を続けていただくには幹細胞治療しかないと自信をもってお勧めしました。
<治療効果>両股関節に2500万個細胞ずつを計4回投与+PRP
両股関節に2500万個細胞ずつを計4回投与しました。
両股関節とも投与前10段階中10であった痛みが、半年後には両股関節ともに半分の5まで軽減しました。1年半後には右は2まで、左は1まで軽減しました。
初回投与後1か月から、趣味の卓球は週2回のペースで楽しんでもらっていました。さらにレントゲンでは軟骨が再生したことを示唆する関節裂伱の開大を認めました。また、大きな骨嚢胞もかなり縮小されました。骨嚢胞は大きくなると潰れてしまうこともあります。放っておくと徐々に大きくなり、潰れてしまうと人工関節をしなくてはいけません。この方は、骨嚢胞が小さくなりさらに骨軟骨も再生されたことから、今後痛みも軽減され安定されるものと思われます。
活動生の弱い幹細胞では、これほどまでにレントゲンでの変化は見られません。これは高い生存率と高い活動率を誇る、生き生きとしたこだわりの幹細胞を投与した結果だと考えています。
患者様にも痛みが軽減し、脱臼の心配もなく卓球ができるようになり大変喜んでいただけました。
<治療費>
- 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個)
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 - PRP治療 16.5万円(税込)
<起こりうる副作用>
- 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
- 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓
股関節の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。
再生医療医師監修:坂本貞範