治療実績 12,000

症例紹介CASE INTRODUCTION

紹介している症例は一部の患者様で、掲載以外の症例も多数ございます。

頚髄損傷 幹細胞治療 40代男性

公開日:2025.07.25
頚髄損傷

受傷から3年後、完全麻痺にもたらされた変化

3年前の交通事故により胸髄を損傷し、重い後遺症に苦しんでおられた患者様は、幹細胞治療により体幹に力が入るようになり、骨盤部を自分で動かせるようになりました。

今回は「完全麻痺」と呼ばれる、最も重い状態だった40代の男性患者様の症例をご紹介いたします。

 

治療前の状態

  • おへそより下の完全麻痺(3年経過)
  • 常に続くしびれ感
  • 車椅子での姿勢保持が困難
  • 膀胱直腸障害で導尿が必要

この患者様は、交通事故により第11胸髄に強い損傷を受け、医学的に「完全麻痺」と呼ばれる最も重い状態でした。複数回の手術を受けましたが、麻痺の改善は全く認められませんでした。40代という若さで、必死に改善方法を探し続けておられました。

脊髄損傷の神経回復は通常1年で止まり、それ以上の改善は望めません。受傷から3年経過した完全麻痺では、保険診療での治療選択肢はありません。リハビリテーションを続けても、機能回復の可能性は極めて低いのが現実です。

 

リペアセルクリニックの特徴

リペアセルクリニックの特徴

詳細については、こちら当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。

Dr.Sakamoto 2
脊髄損傷の患者様は、手足の麻痺だけでなく、感覚の麻痺や排尿・直腸障害などの症状も出ることが多いんだよ。これらの症状によって、日常生活に影響を及ぼしてしまうこともよくあるんだ。
幹細胞治療で神経が再生されれば、そういった機能の改善も期待できるんだね!
幹細胞くん
Dr.Sakamoto kun
その通り!当院の治療では、運動機能だけでなく感覚機能や自律神経機能の改善も目指し、患者様の生活の質向上に取り組んでいるんだ。『脊髄腔内ダイレクト注射』なら、脊髄の損傷部に直接注射するから、神経の再生や修復の効果が高くなるんだよ。

 

当院では、損傷した神経細胞へ、より多くの幹細胞を届け、修復を促したいとの思いから、幹細胞を脊髄くも膜下腔内へ直接投与する「脊髄腔内ダイレクト注射」を行なっています。投与された幹細胞は、循環している髄液に乗って、損傷した神経にたどり着くのです。

 

脊髄腔内ダイレクト注射

また、当院では厚生労働省への届出・受理を経て、2億個の幹細胞一括投与を提供しています。リペアセルクリニック独自の豊富な治療経験から、この投与量の最適化により治療効果がさらに向上することが示唆されています。

1億個と2億個の幹細胞の治療効果比較

1億個と2億個の幹細胞の治療効果比較

 

リペアセルクリニックは「脊髄損傷」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。痺れ・痛み・後遺症 脊髄損傷 の再生医療

 

 MRI所見

頚髄損傷
 
MRIにて第11胸椎の損傷を認めます。
 

<治療内容>脊髄腔内に直接2500万個細胞を計2回投与、1億個細胞の点滴を2回投与

この患者様には、脊髄くも膜下腔に2500万個細胞を2回投与、1億細胞を合計2回点滴投与しました。

 

 治療後の変化

  • 体幹に力が入るように改善
  • 骨盤部を自分で動かせる
  • 前向きな気持ちへの変化し、新たな人生への決意

改善はわずかでしたが確実な変化が現れました。1回目の投与後6週間で、患者様からは「体幹に力が入るようになった。骨盤部を自分で動かせるようになった。」と改善した点について喜んで話していただけました。患者様は、改善した機能を活かして前向きに生きる決意をされました。

完全麻痺でも、受傷から3年経過していても、幹細胞治療は患者様の人生に意味ある変化をもたらすことができます。症状の改善だけでなく、心の面での大きな変化も治療の重要な成果です。あなたも、新しい一歩を踏み出しませんか。

リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。

 

<治療費>  
幹細胞 硬膜内注射と点滴1億個(1回)
462万円(税込)  
<起こりうる副作用>
脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。

 

脊髄損傷の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

脊椎損傷のお悩みに対する新しい治療法があります。

 

再生医療医師監修:坂本貞範

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