症例紹介case introduction

紹介している症例は一部の患者様で、掲載以外の症例も多数ございます

大腿骨頭壊死による痛みが激減! 40代男性

公開日:2023.08.14
両大腿骨頭壊死レントゲン

両⼤腿⾻頭壊死症、幹細胞治療により痛みが激減!

こちらの患者様は数か⽉前からの両股関節痛のため、海外から受診していただきました。

⾃国の整形外科での診断は⼤腿⾻壊死症でした。⼤腿⾻頭壊死とは⾻頭の⼀部に⾎が通わなくなって⾻組織が死んだ状態(⾻壊死)になることです。⾻壊死があるだけでは強い痛みは⽣じませんが、⾻壊死に陥った部分が潰れること(圧壊)により強い痛みが出現します。

治療は⾻壊死部の圧壊を防ぐために、若年者は⾻切り術が第⼀選択となります。具体的には、⼤腿⾻頭の⾻壊死部位を⾮荷重部へ正常部を荷重部位へ⾻を切って移動させます。こちらの患者様は、まだ痛みは 両股関節ともに 10 段階で4と強くはなく、レントゲンでも⾻壊死部の圧壊は認めていませんでした。しかし⾃国の整形外科では、このまま⽇常⽣活を続けていくと⾻壊死部に負担がかかり圧壊が出現すると⾻切り術を勧められたそうです。⼿術内容を聞くにかなり⼤がかりで侵襲的な⼿術であり、術後の荷重制限も⻑期に及ぶため⼿術に踏み切れずにいたそうです。しかしいつ⾻壊死部の圧壊が出現するか不安を抱えておられ、⼿術以外に良い⽅法がないかと探し異国の地の当院へ辿り着かれました。

⼤腿⾻頭壊死に対する幹細胞治療に関してですが、国内での報告はほとんどありません。しかし当院には現在までに⼤腿⾻頭壊死症で幹細胞治療を受けられた患者様は数⼗⼈いらっしゃいます。おそらく国内で最多と思われます。治療結果として個⼈差はありますが、痛みが軽減し⾻壊死部の圧壊を防ぐことができた症例は 70%以上の確率で認めています。

当院の投与する細胞の⽣存率は細胞培養技術がトップクラスの施設と提携しているため 90%以上を誇っています。これは⼀般的な再⽣医療のクリニックで使⽤する細胞の⽣存率が 60%ほどであることと⽐べると群を抜いた数字です。理由として、幹細胞を培養する過程で冷凍せずに投与できるからです。

国内では、ほとんどが⼀度幹細胞は冷凍されて、投与時に解凍する⽅法をとります。冷凍して解凍する際には、幹細胞には⼤きなダメージを受けて、⽣存率がかなり低下しさらに、⽣きている細胞も弱々しいものとなります。これでは、せっかく関節に⼊れた幹細胞も再⽣及び修復という役割が果たせなくなります。さらに、脂肪採取量も少なく⽶粒2〜3 粒程度の脂肪を採取するだけで 1 億個以上の数まで⽣き⽣きとした細胞の培養が可能です。⼀般的なクリニックで は1 千万個ほどの幹細胞を投与していることと⽐べると、細胞数も群を抜いています。

「幹細胞の質と量へのこだわり」以外にも「股関節内に確実に幹細胞を届ける」ということへもこだわりを持っています。エコー、特殊なレントゲン装置、そして特殊な注射針を使⽤して股関節内へダイレクトに幹細胞を届けることを可能としています。

 

リペアセルクリニックの特徴

リペアセルクリニックの特徴

詳細については、こちら当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。

Dr.Sakamoto 2
末期の変形性関節症は、軟骨だけでなく、その土台となる軟骨下骨まで損傷しているから、一般的な幹細胞治療では、効果を感じにくいと言われているんだ。
だから軟骨の再生だけでは不十分で、軟骨下骨の修復も同時に行う必要があるんだね!
幹細胞くん
Dr.Sakamoto kun
その通り。分化誘導を用いた治療だと、従来の幹細胞治療よりも、軟骨下骨を効率的に再生できるんだよ。

 

幹細胞とは、神経や筋肉、骨など様々な組織に変化できる、特別な細胞のことです。当院では、幹細胞を培養する際に、骨になるよう導く誘導因子を加えることで、骨に分化した幹細胞を作り出します。この、骨に分化誘導された幹細胞を、傷んだ関節に投与することで、軟骨の土台となる軟骨下骨を、効率よく再生させることができるのです

さらに、当院独自の「ピンポイント注射」により、確実に関節内へ幹細胞を届けることができます。エコーや特殊なレントゲン装置、針先が細くしなる特殊な注射針を使用して、生き生きとした大量の細胞を股関節内の軟骨損傷部位へ的確に届けています。

関節内ピンポイント注射療法

 

リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。手術しない新しい治療 股関節の再生医療

 

レントゲン・MRI所見

大腿骨頭壊死による痛みが激減!

 

両大腿骨頭壊死レントゲン

 

Before レントゲンでは両股関節ともに関節裂隙は保たれて⾻頭の形態は保たれていますが、⾻壊死を認めていました。MRIでの壊死部分の境界線がはっきりと写っておりました。

After 骨壊死部の圧壊はなく、壊死部の再生されてレントゲンで白く変化が見られる。

 

<治療効果>両股関節に1億個の幹細胞を計3回投与+PRP

両股関節に1億個細胞ずつ計 3 回の投与を⾏いました。

初回投与後3か⽉で両股関節の痛みは半分まで軽減していました。術後 1 年のレントゲンでは両股関節とも⾻壊死部の圧壊は認めず関節裂隙も維持されていました。さらに、壊死していた部分の⾻硬化像が⾒られ、おそらく壊死した部分が再⽣されて、⾻が硬くなっているものと思われます。

患者様からは「はるばる⽇本に来て治療を受けてよかった。」と⾔っていただけました。

 

<治療費>

  • 関節1部位  幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 
    投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個
  • PRP治療  16.5万円(税込)

<起こりうる副作用>

  • 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
  • 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。

 

変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。

股関節の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

 

再生医療医師監修:坂本貞範

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