症例紹介case introduction

紹介している症例は一部の患者様で、掲載以外の症例も多数ございます

頸髄損傷 幹細胞治療 40代男性

公開日:2025.03.03

幹細胞治療で指の動きが改善、パソコン操作も少しずつできるように!

こちらの患者様は、5年前に交通事故によって、頸椎レベルでの脊髄損傷を受傷されました。

事故後2か月は、自力で下肢を動かせなかったそうですが、懸命なリハビリで、現在は両手に杖を持てば、自力歩行が可能となりました。

しかし、基本的には、日常生活では車椅子を使用しているそうです。また、手の指が動かしづらく、パソコン業務に支障が出ています。もう少し指が動いたら、仕事の幅が広がるのではと、再生医療を頼って受診されました。

損傷した神経の回復は、通常は1年もすれば止まり、それ以上は望めないと言われています。すなわち、後遺症となって、様々な症状が残ってしまいます。脊髄の損傷レベルによって、症状は様々ですが、手足の運動麻痺、知覚麻痺、自律神経障害、排尿・排便機能障害などが残ってしまいます。こちらの患者様のように、車椅子生活や、場合によっては、寝たきり生活を余儀なくされます。

私達は、国内でいち早く脊髄損傷の後遺症への幹細胞治療に取り組みはじめ、現在では、治療を受けていただいた患者様は数百人にもおよんでいます。

患者様に選ばれる理由は、冷凍保存しない生き生きとしたフレッシュな細胞を使用することと、国内ではほとんど行われていない、幹細胞の脊髄くも膜下腔内へ直接投与(脊髄腔内ダイレクト注射療法)していることであると考えています。

通常は、脊髄損傷の幹細胞治療は、点滴による静脈注射です。しかし、血管に入った幹細胞は、全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は、少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へ、より多くの幹細胞を届け、修復を促したいとの思いから、当院では、脊髄くも膜下腔への直接投与を行っております。

投与された幹細胞は、還流している髄液に乗って、損傷した神経にたどり着くのです。国からの正式な認可がおりており、脊髄くも膜下腔内への幹細胞の直接投与が可能な施設は、国内ではほとんどありません。

当院でも、3年前までは、点滴投与のみおこなっていましたが、認可後は、脊髄内投与もすることになり、その治療効果には、雲泥の差があったことにとても驚きました。幹細胞の脊髄内投与には、脊髄神経の再生に、大きな期待ができるものと、確信した瞬間でもありました。

リペアセルクリニックは「脊髄損傷」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。痺れ・痛み・後遺症 脊髄損傷
の再生医療

 

 

 MRI所見

頸髄損傷 幹細胞治療

MRI検査では第5、第6頸髄の損傷が認められました。

 

<治療効果>脊髄くも膜下腔に直接2500万個細胞を計5回投与

脊髄くも膜下腔に2500万細胞を合計5回投与しました。

投与後2年の現在、両手の指の動きがよくなりました。投与前は、両手の人差し指でキーボードをタッチしていましたが、現在は、左手のみではありますが、人差し指から小指の4本でタッチが可能になりました。

さらに、1時間ごとに行っていた排尿の感覚が、4時間にまで伸びたそうです。夜間の頻尿で、1時間おきに起きないといけないのは、とても辛かったと、言われていましたが、今はぐっすり眠れると喜んでいました。

四肢に残存していたこわばり・痛みも10分の1に軽減し、この結果にも、大変喜ばれています。

5年も前の事故での後遺症に対しても、様々な症状改善を認め、幹細胞治療の力を感じることができました。

脊髄損傷の後遺症の治療は、整形外科領域では最も難しい領域ではありますが、脊髄損傷の後遺症で苦しまれている患者様の、お力添えができるように、今後も真摯に治療に取り組んでいきたいと思っております。

 

 

頸髄損傷 幹細胞治療

患者様に投与後の症状の変化を記録していただきました。

 

<治療費>  
幹細胞 投与回数(1回)
242万円(税込) 
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。

 

再生医療医師監修:坂本貞範

脊髄の損傷は手術しなくても治療できる時代です。

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