股関節の痛み改善しマラソン再開 CM関節症も軽減!60歳男性
変形性股関節症とCM関節症の再生医療
前回、頚椎椎間板ヘルニアと腰椎椎間板ヘルニアの再生医療をされた方で、同時に左股関節とCM関節症の治療も行いました。2020年4月頃から痛みが出現し歩行困難となりました。元々、ランニングや筋肉トレーニングを積極的にされていたので運動ができないことにとてもショックを受けていました。
レントゲン所見
<治療効果>左股関節に5000万個の幹細胞を2回投与+PRP
右CM関節に500万個の幹細胞を投与
左変形性股関節症の進行期で関節内ピンポイント注射を行いました。右手のCM関節症に対しても幹細胞の関節内投与を行いました。2ヶ月ほどすると左股関節の痛みは10分の2まで軽減され、指の痛みはほとんど気にならなくなりました。指のCM関節症の方は意外と多くおられ、今までの治療では痛みが強くなればステロイドの注射をする方法しかなく、それでも慢性的に痛みが継続することがほとんどです。CM関節症の手術に関していうと、痛みを取るというだけのための手術として、関節の固定術というものがありあります。しかし、へバーデン結節やCM関節症などの指の関節症に対して積極的には手術することはほとんどありません。指の関節の手術をしてしまうと、拘縮が起こり指が思うように曲がらなくなるためです。指が曲がりにくくなって日常生活が困難になるぐらいなら、慢性の我慢できるぐらいの痛みであれば我慢した方がいいという判断になるのです。
頸椎椎間板ヘルニアによる手の痺れも激減し、腰痛、股関節痛、指の関節の痛みもだいぶん落ち着きました。今まで色々な箇所の痛みや痺れで悩まされていて、今までの保険診療内での保存療法では太刀打ちできない痛みでしたが、そのほとんどの悩みが解消されました。
改めて幹細胞による再生医療は、手術以外の第3の治療方法としてとても良い治療法だと思われます。痛みの悩みを抱える人たちにとっては一筋の光となれば幸いです。
<治療費>
関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個)
投与回数 (1回~3回)132~418万円(税込)
PRP治療 16.5万円(税込)
<起こりうる副作用>
・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
ID 000020
再生医療医師監修:坂本貞範