脊髄梗塞 幹細胞治療 60代男性
公開日:2025.04.13指先の感覚が回復し、立ち上がりの動作もスムーズに!
当院を訪れた60代の患者様は、1年前のある朝、突然両脚に力が入らなくなり、救急搬送されました。診断は脊髄梗塞。医師からは「寝たきりになる可能性がある」と告げられる、厳しい現実に直面しました。
懸命のリハビリの結果、杖での歩行まで回復されましたが、首から下の温痛覚の麻痺は残り、バランスの悪さから、転倒の恐怖と常に隣り合わせの生活を送っておられました。さらに、治療で使用したステロイドの副作用により、糖尿病も発症。
「これ以上の回復は難しい」と言われた中で、当院の幹細胞治療に、希望を見出していただきました。
脊髄梗塞について
脊髄梗塞は、脊髄に血液を送る血管が詰まることで起こる、深刻な疾患です。血流を絶たれた脊髄の神経細胞は、壊死に至り、様々な麻痺症状が起こります。脳梗塞が広く知られているのに対し、脊髄梗塞は、はるかに稀な疾患ですが、その影響は、生活に大きな変化をもたらします。
脊髄は、私たちの体と脳をつなぐ、重要な「高速道路」です。この道路が途切れると、脳からの指令が体に伝わりにくくなり、また、体からの感覚も、脳に届きにくくなります。その結果:
- 突然の歩行困難
- 感覚の麻痺(特に温度や痛みを感じにくくなる)
- 筋力低下
- バランス感覚の喪失
といった症状が現れます。従来の治療では、ステロイド投与や、リハビリテーションが行われますが、後遺症が残ることも、少なくありません。
幹細胞治療が切り開く新たな可能性
幹細胞には「再生の種」としての力があります。当院では、これまで10,000例以上の症例実績を重ねてきた確かな技術で、治療効果を最大限に引き出します。
特に当院の特徴は:
- 活性の高い幹細胞の使用: 冷凍保存せずに培養することで、生存率96%の高品質な幹細胞を使用
- 無添加培養: 牛の血液を使わない、安全性の高い培養方法を採用
- 脊髄腔内ダイレクト注射: 幹細胞を脊髄腔内に直接投与する、独自の方法で効果を最大化
- リハビリとの併用: 幹細胞治療とリハビリを組み合わせることで、より効果的な機能回復を目指す
- 10,000例以上の臨床経験を積み重ねてきた実績
一般的な点滴投与では、血管に入った幹細胞が全身に広がるため、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は、極めて限られてしまいます。当院の脊髄腔内ダイレクト注射は、幹細胞を必要な場所に直接届けることができる大きな利点があります。
また、独自の高度培養技術と、適切な手続きにより、点滴での2億個投与も提供しています。リペアセルクリニック独自の豊富な治療経験から、1億個を2回に分けて投与するより、2億個を一度に投与する方が、高い治療効果が期待できると、実感しています。
リペアセルクリニックは「脊髄損傷」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
MRI所見
<治療内容>脊髄腔内に直接2500万個細胞を計3回投与
こちらの患者様には、独自の分離シートで厳選した幹細胞を用いて、2500万細胞を合計3回にわたり、脊髄腔内に直接投与いたしました。
治療後の変化
3回目の投与後、患者様からこのような声をいただきました:
「指先に痛みや熱を感じることができるようになり、日常生活での危険を回避できるようになりました。足に力が入るようになって、立ち上がりの動作がスムーズになりました。」
これまで諦めていた感覚が戻り始め、日常生活の質が向上することは、患者様やご家族にとって、何よりも大きな喜びです。
新しい一歩を踏み出すために
脊髄梗塞をはじめとする脊髄疾患は、従来の保険診療では、根本的な治療が難しいとされてきました。
しかし、当院が積み上げてきた豊富な臨床経験により、新たな可能性の扉が開かれつつあります。もちろん、全ての方に同じ効果が現れるわけではなく、症状や状態によって、個人差があります。また、医療技術の発展途上にある治療法であります。それでも、「これ以上の回復は難しい」と言われた方々に、新たな一歩を踏み出す選択肢をご提供できることを、私たちは誇りに思います。
脊髄疾患でお悩みの方、「これ以上良くならない」と諦めかけている方、ぜひ一度当院のカウンセリングにお越しください。再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療をご提供いたします。
<治療費>
幹細胞 投与回数(1回)
242万円(税込)
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
脊髄損傷の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓
脊椎損傷のお悩みに対する新しい治療法があります。
再生医療医師監修:坂本貞範