両変形性膝関節症・左股関節症 幹細胞治療 70代女性
公開日:2025.03.31複数の関節の痛みが、完全に消失!
5年前から両膝の痛み、2年前からは左股関節の痛みにも悩まされていた、70代女性患者様の症例をご紹介します。
近隣の整形外科医院では、両膝は中期の変形性関節症、左股関節は臼蓋形成不全による、初期の変形性関節症と診断されていました。
治療前の状態
- 5年前から両膝に疼痛が持続
- 2年前から左股関節の疼痛も出現
- 両膝は中期の変形性膝関節症
- 左股関節は臼蓋形成不全による初期の変形性股関節症
- 毎月両膝にヒアルロン酸注射を受けるも、一時的効果のみ
- 左股関節は半年ごとのレントゲン検査で、軟骨のすり減りが進行
この患者様は、毎月両膝へのヒアルロン酸注射を受けていましたが、これは対処療法に過ぎず、将来的には人工関節置換術が必要になると説明を受けていました。また、左股関節も、定期的な検査で軟骨の減少が確認されており、今後の進行に不安を感じていました。「3つの関節を根本的に治療できる方法はないか」との思いから、当院を受診されました。
変形性関節症の医学的解説
変形性関節症は、関節軟骨の摩耗や変性により、痛みや可動域制限を引き起こす疾患です。従来の保険診療では、消炎鎮痛剤、ヒアルロン酸注射、リハビリテーションなどが行われますが、これらは対症療法に留まり、進行した関節症では、最終的に人工関節置換術が選択肢となります。
特に、複数の関節に症状がある場合、すべての関節に対して人工関節置換術を行うことは、患者様の身体的負担や、生活の質に大きく影響します。根本的な治療法として、軟骨の再生を促す幹細胞治療が注目されています。
リペアセルクリニックは「膝の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
当院の幹細胞治療の特徴
当院には、末期の関節症で人工関節を避けたい方だけでなく、この患者様のように、初期・中期の段階で進行を食い止めたいと願う方も、多く来院されます。幹細胞治療は、特に初期や中期の関節症に効果が高く、軟骨を再生させる根本的な治療が可能です。
当院の治療が効果的である理由:
- 冷凍せずに培養: 投与するたびに、新鮮な細胞を培養することで、95%以上という高い細胞生存率を実現しています。一般的な医療機関では、細胞を冷凍保存して使用するため、解凍時のダメージで、生存率が60%まで低下してしまいます。
- 独自の分離シート: 高品質な幹細胞だけを選別する独自技術を使用しています。
- 無添加・牛血清不使用の培養環境: 安全性の高い培養方法を採用しています。
- 高濃度細胞の実現: わずかな脂肪組織から、大量の高品質幹細胞を培養できるため、複数関節への同時治療が可能です。
- 股関節への「ピンポイント注射」: 当院独自の技術により、股関節のような狭い関節腔にも、確実に細胞を届けることができます。
リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
レントゲン所見
レントゲンで、両膝の中期変形性関節症と左股関節の初期変形性関節症を確認しました。
<治療内容と経過>両膝に各2500万個細胞、左股関節に5000万個細胞投与+PRP
再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医が、10,000例を超える臨床経験から、患者様の状態に合わせた最適な治療計画を立案しました。
両膝に2500万個ずつ、左股関節に5000万個の幹細胞を1回投与しました。
治療後の変化
治療から1年後の診察では、以前10段階中2と評価されていた両膝と左股関節の疼痛が消失していることを確認しました。日常生活動作の改善が見られ、将来の人工関節置換術も回避できる見込みとなりました。
まとめ
複数の関節に変形性関節症を抱える患者様にとって、すべての関節を一度に治療できる幹細胞治療は大きなメリットがあります。特に初期・中期の段階での治療は、疾患の進行を抑制し、将来的な人工関節置換術を回避できる可能性が高くなります。
複数の関節の痛みでお悩みの方、将来の人工関節を避けたい方は、早めのご相談をお勧めします。早期の段階での治療ほど効果が期待できます。
<治療費>
・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 )
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個
・PRP治療 16.5万円( 税込 )
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
変形性膝関節症・変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓
再生医療医師監修:坂本貞範