両変形性股関節症(臼蓋形成不全) 幹細胞治療 70代女性
公開日:2025.03.28幹細胞治療で痛みが改善し、卓球を楽しめそう!
3年前から左股関節、数か月前からは、右股関節にも痛みを感じるようになった、70代女性患者様の症例をご紹介します。
整形外科で、臼蓋形成不全による両股関節の変形性関節症と診断され、活動制限に苦しんでいた患者様が、当院の幹細胞治療で改善を得られた事例です。
治療前の状態:
- 3年前から左股関節の疼痛
- 数か月前からは、右股関節にも疼痛が出現
- 臼蓋形成不全による、両側変形性股関節症
- 卓球後の激しい疼痛(歩行困難なほどの痛み)
- レントゲン検査で、関節裂隙消失(末期の変形性関節症)
- 整形外科で、人工股関節置換術を推奨されていた
この患者様は、熱心な卓球愛好家で、痛みを我慢しながらも、趣味を続けていました。しかし、最近の整形外科検査では、末期の変形性関節症と診断され、人工股関節手術を勧められました。しかし「卓球ができなくなるのは避けたい」という強い希望から、代替治療法を求めて、当院を受診されました。
臼蓋形成不全とは、股関節の骨盤側の受け皿(臼蓋)が浅い状態を指します。若年期に発見されれば、予防的手術も可能ですが、すでに関節症に進行した場合、一般的な医療では、人工関節置換術が選択肢となります。しかし、人工関節は耐久性や脱臼リスクの問題から、スポーツなどの活動が制限されることが多い治療法です。
保険診療の範囲では、軟骨を再生させる治療法はなく、進行した変形性関節症に対して、効果的に痛みを改善する方法は、限られています。軟骨の再生を可能にする治療法として、幹細胞治療が注目されています。
当院の幹細胞治療の特徴:
- 当院独自の治療法「ピンポイント注射」
- 冷凍せずに培養した生存率95%以上の強い幹細胞
- 独自の分離シートでの培養技術により、化学薬品や添加物不使用
- 牛などの代替血液不使用の高い安全性
- 再生医療の経験豊富な専門医たちが、10,000例以上の実績に基づき、患者様へ最適な治療プランを提供
股関節は、膝関節と比較して関節腔が狭いため、細胞を正確に注入することが技術的に困難で、この治療を提供できる医療機関は、限られています。当院では、「ピンポイント注射」という、当院独自の治療法をご提供しています。超音波(エコー)と特殊なレントゲン装置、そして細くしなやかな針を使用することで、確実に幹細胞を関節内に届けることが可能になりました。
リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
レントゲン所見
レントゲンで両股関節の末期変形性関節症を確認いたしました。
<治療内容>両股関節に5000万個細胞を3回投与+PRP
5000万個ずつの幹細胞を3回に分けて注入しました。
治療後の変化:
- 治療半年後の診察で、痛みレベルが10段階中8から2に改善
- 卓球活動再開の見通しが立った
- 日常生活動作の改善
- 歩行時の痛みが大幅に軽減
人工関節を勧められた状況で、再生医療について主治医に相談しても、前向きな返答を得られない場合が多いのが現状です。これは、手術を専門とする医師が自身の手術に確信を持っていることや、再生医療がまだ広く普及していないことが背景にあります。しかし、当院では、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、10,000例以上の実績に基づく確かな技術と独自の培養方法で、患者様一人ひとりに最適な治療プランをご提案し、確かな効果を上げています。
スポーツなどの活動を続けたい、人工関節置換術を避けたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。
<治療費>
・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 )
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個
・PRP治療 16.5万円( 税込 )
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓
再生医療医師監修:坂本貞範