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変形性股関節症に対する幹細胞治療 70代女性

公開日:2021.05.04
変形性股関節症に対する幹細胞治療

2年前から痛みが出る

この方は、2年前から股関節から大腿部にかけて痛みが出現し、近くの整形外科で坐骨神経痛と言われ治療しましたが痛みは治らず。その後1年ほどしてもう一度他の整形外科に行くと変形性股関節症と診断されたそうです。

変形性股関節症の症状は坐骨神経痛の症状とよく似ていて医師としても判断に苦渋する事はよくあります。さらに、この方の場合、2年前の時点では股関節の変形はレントゲンではあまり現れていないとのことでした。

おそらくここ2年で急激に変形が進んだものと思われます。

レントゲン上で股関節の変形が初期であれば分かりにくい場合があります。症状も坐骨神経痛と似ているので医師としてはまず、坐骨神経痛に対する治療をするという選択はよくあることです。

ただ、変形性股関節症と坐骨神経痛の痛みの場所は似ていますが、痛みの出方に違いがあることが多くみられます。変形性股関節症の痛みは歩行時や負担がかかる時に痛みが増強することが多いですが、坐骨神経痛では安静時にも同じような痛みが継続することが多くみられます。

そして変形性股関節症の場合、大腿部の前面が痛くなることが多いです。坐骨神経痛は大腿部の後面や側面に多くみられますしかし、すべてがそうとは限りません。そこに診断の難しさがあります。

もう一つ見分けるポイントとして、変形性股関節症の場合関節の動きが悪くなると言うことです。変形の初期でも関節の動きに左右差がよくみられます。そしてもう一つは筋力の低下です。知らず知らず痛い方の関節に力をかけなくなり、太ももが少し細くなっていることがあります。

 

リペアセルクリニックの特徴

リペアセルクリニックの特徴

詳細については、こちら当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。

Dr.Sakamoto 2
末期の変形性関節症は、軟骨だけでなく、その土台となる軟骨下骨まで損傷しているから、一般的な幹細胞治療では、効果を感じにくいと言われているんだ。
だから軟骨の再生だけでは不十分で、軟骨下骨の修復も同時に行う必要があるんだね!
幹細胞くん
Dr.Sakamoto kun
その通り。分化誘導を用いた治療だと、従来の幹細胞治療よりも、軟骨下骨を効率的に再生できるんだよ。

 

幹細胞とは、神経や筋肉、骨など様々な組織に変化できる、特別な細胞のことです。当院では、幹細胞を培養する際に、骨になるよう導く誘導因子を加えることで、骨に分化した幹細胞を作り出します。この、骨に分化誘導された幹細胞を、傷んだ関節に投与することで、軟骨の土台となる軟骨下骨を、効率よく再生させることができるのです

さらに、当院独自の「ピンポイント注射」により、確実に関節内へ幹細胞を届けることができます。エコーや特殊なレントゲン装置、針先が細くしなる特殊な注射針を使用して、生き生きとした大量の細胞を股関節内の軟骨損傷部位へ的確に届けています。

関節内ピンポイント注射療法

 

リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。手術しない新しい治療 股関節の再生医療

 

レントゲン所見 右股関節の変形がみられます

変形性股関節症に対する幹細胞治療

 

<治療効果>右股関節に1億個の幹細胞を2回投与+PRP

右股関節に冷凍ぜず作成した幹細胞を投与して1ヶ月で痛みは10分の6、2ヶ月目には10分の4まで痛みがなくなりました。その後も徐々に痛みは軽快し半年後には10分の2となり長距離歩行でも痛みはそれほどなく遠出もできるようになりました。

レントゲン上では末期で骨頭も強く変形していることから、今までの保険治療では必ず人工関節の手術しか選択肢はありませんでした。

さらに右股関節周囲の筋力低下に対してトレーニングを指導し、股関節の可動域を上げるストレッチも行いました。

 

<治療費>

  • 関節1部位  幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 
    投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個
  • PRP治療  16.5万円(税込)

<起こりうる副作用>

  • 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
  • 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。

 

変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。

股関節の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

 

再生医療医師監修:坂本貞範

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