肩の痛みが1日で取れた!ハイブリッドマニピュレーション 40代男性
公開日:2019.11.20肩の痛みと肩の動きの制限に20年以上悩まされていた
学生の頃に野球のピッチャーをしていて右肩を痛めてしまってからその後も数年痛みが続く。27歳の時に病院で肩の腱が傷んでいるため関節鏡という手術を受けるも痛みが軽快せず。
本人はもう肩の痛みは治らないんだと諦め、そのまま20年以上も痛い状態で我慢していたとのことです。
今回はたまたま当院のホームページを見てくださり来院されました。カウンセリングでの診察ではやはり肩の関節の動きに制限があり、MRIでは軽度の腱損傷を認めました。
一般的な治療だと1年以上かかる
今の状態で保険診療の枠での治療となると、定期的にヒアルロン酸などの注射をして、週に3日以上のリハビリをしたとしても約1年以上はかかります。しかし、
現時点で日本ではおそらく当院しかされていないハイブリッドマニピュレーションを行うことで、1日でほぼ9割以上は改善するのです。
ハイブリッドマニピュレーションとは?
ハイブリッドマニピュレーションとは再生医療➕マニピュレーションのことを言います。では、マニピュレーションの説明からしますね。
四十肩や五十肩、肩の怪我の後の関節の固まり、肩の手術後の関節の固まりや痛みに対して、既存の治療として、マニピュレーションという治療方法があります。
どういうものか具体的に言うと、まず病院に行って、診断を受け手術して全身麻酔をかけて眠りに入ってから肩関節をグッと動かして固まりを剥がすのです。要するに麻酔をかけて肩をグッと動かすことをマニピュレーションと言います。
そして、全身麻酔していることから約1日は入院しなければなりません。こう聞くととても大変そうですね。
当院では日本でも数件しか行われていない方法で麻酔をします。まずエコーを使いながら、肩につながる頚椎の神経だけを麻酔します。そうすることで肩から腕にかけての麻酔をします。その後腕を動かして関節の固まりを取り除きます。
入院の必要も全身麻酔の必要もありませんので、体への負担は少ないです。約2時間ほどで全て治療終了となります。
そして、既存の治療と大きく違うところは再生医療を行うというところです。つまり、マニピュレーションを行なって肩の固まりを取った後に、肩の腱の損傷具合をみて幹細胞や高濃度ACti-PRPを注射するのです。
既存のマニピュレーションだけでは、一度関節の固まりがとれても、関節がくっついていた組織が剥がれた後、それが治癒するまで時間がかかるわけですから再び痛みが出たり、それによって肩が動かせなくなる時間が長いためせっかくマニピュレーションしても再び関節が固まることがよくあるのです。
そこに再生医療を組み合わせることで、剥がれた組織の回復を早め、また損傷していた腱なども修復されるため治療の効果はとても高くなります。もちろん、この治療に痛みはほとんど無いないので安心してください。
一回のハイブリッドマニピュレーションでほぼ完治
この患者さんはマニピュレーションした後、ActiーPRPを注射を行いました。治療した次の日には20年以上の痛みがすっかり取れて肩関節の動きもほぼ正常になったと大変喜ばれました。
反対の左肩も五十肩で痛みがあるので、次回治療の予約もしてくださいました。この再生医療という素晴らしい治療法によって今まで私の外来の経験から約1年以上もかかる肩の関節の治療が、たった1日でほぼ完治するのを目の当たりにして、改めてこの再生医療に出会えたことに感謝しております。
この再生医療で糖尿病や肝臓疾患、脳卒中そして変形性ひざ関節症など多岐にわたり、今までの治療ではあり得ないほどの効果が多く見られています。もし、気になるようであれば一度お気軽にお越しください。
<治療費>
・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 )
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個
・PRP治療 16.5万円( 税込 )
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
監修:院長 坂本貞範