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左変形性股関節症(臼蓋形成不全) 幹細胞治療 50代女性

公開日:2025.07.09
左変形性股関節症(臼蓋形成不全、臼蓋骨嚢胞) 幹細胞治療

20年続いた股関節の痛みから解放

「人工関節を勧められたけれど踏み切れない」「痛みのせいで、ヒールを履いたり趣味のヨガができなくなった」このような不安や悩みを抱えておられた50代の患者様が、当院で幹細胞治療を受けられました。

驚くべきことに、初回投与から1か月で、投与前に10段階中8だった痛みが、2にまで軽減しました。

このような痛みの軽減は、どのように実現したのかご紹介いたします。

 

治療前の状態

  • 20年以上前から続く左股関節痛
  • 20代で診断された両股関節の臼蓋形成不全
  • ヒールを履いての歩行や運動で強い痛み
  • 痛みのレベルは10段階中8

この患者様は、20年以上前から続く左股関節痛のため、当院を受診されました。20代の頃から、整形外科にて、両股関節の臼蓋形成不全と診断されていました。臼蓋形成不全とは、股関節の形成不全で、骨頭への臼蓋のかぶりが浅い状態のことです。若い時期に発見された場合には、将来、変形性関節症となることを予防するため、骨盤の骨を切って、臼蓋の屋根をかぶさるようにする手術などを行う場合もあります。

右股関節は、20代の頃にこの手術を受け、現在は痛みなく過ごせているそうです。一方、左股関節に関しては、当時痛みがごく軽度であったため、手術は受けずにいましたが、最近になって痛みが悪化。ヒールを履いて長い距離を歩いたり、趣味のヨガや運動で強い痛みが出るようになりました。

整形外科で相談すると、人工関節置換術を勧められました。左股関節は、関節軟骨のすり減りを認めていたため、軟骨のすり減りを予防する骨切り術の適応はなく、手術をするなら人工関節しか選択肢がありませんでした。しかし、まだ50代という年齢であり、人工関節にすると様々な制限が生じるため、手術に対して抵抗があったそうです。

少しでも痛みなく過ごせる良い方法はないか、人工関節を回避する方法はないかと探された結果、再生医療に希望を持ち、当院を受診されました。

変形性関節症の軟骨破壊は、炎症と軟骨などの組織変性によって進行します。炎症を抑えると同時に変性・損傷した軟骨を再生することができれば、人工関節までの時間を延長したり、場合によっては回避できる可能性があります。いったん人工関節になると、耐用性の問題からアクティブな活動がかなり制限されてしまうため、高い生活の質を確保するという意味では、人工関節までの時間を延長することはとても意義のあることです。

 

リペアセルクリニックの特徴

リペアセルクリニックの特徴

詳細については、こちら当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。

リペアセルクリニックの幹細胞は、生存率96%以上なんだよね。
幹細胞くん
Dr.Sakamoto kun
そうだよ。冷凍せずに培養することで、新鮮で元気な幹細胞を投与できるんだよ!国内の一般的な培養方法では、冷凍保存し、そのまま解凍して投与するから、半分以上が死んでしまうんだ。
なるほど、高品質な幹細胞を使用するから、治療効果も高いんだね!
幹細胞くん
Dr.Sakamoto kun
その通り!他にも、独自の分離シートを使って生命力を高め、更に、化学薬品を使わず無添加の方法で培養するなど、いろんな工夫をしているからこそ、強い幹細胞を作ることができるんだよ。

 

変形性股関節症の幹細胞治療を行っている施設は変形性膝関節症と比べて数が少ないのが現状です。それは、股関節が膝関節と比べて解剖学的に隙間が狭い構造となっており、幹細胞を注入しづらいことが一因と考えられます。

当院では、股関節内に確実に幹細胞を届ける「ピンポイント注射」という技術を有しています。エコーや特殊なレントゲン装置、そして針先が細くしなりのある特殊な注射針などを使用して、確実に股関節内へ幹細胞を届けています。

 

関節内ピンポイント注射療法

 

リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。手術しない新しい治療 股関節の再生医療

 

レントゲン所見

左変形性股関節症(臼蓋形成不全、臼蓋骨嚢胞) 幹細胞治療

レントゲンにて、左股関節の臼蓋形成不全がみられます。
 
 

治療内容>左股関節に5000万個細胞を計2回投与+PRP

この患者様には、左股関節に5000万個の幹細胞を計2回投与する治療プランを立てました。

 

治療後の変化

初回投与後、わずか1か月で、投与前10段階中8であった痛みが、2にまで軽減。投与はあと1回残っていますので、どこまで症状が改善するか、非常に楽しみな状況です。

特に若年・中年の変形性股関節症患者様にとって、人工関節という選択肢を先延ばしにし、自分の関節で活動的な生活を続けられることは、大きな意義があります。

また、臼蓋形成不全という解剖学的な問題がある場合でも、炎症の抑制と軟骨の再生・修復により、症状の大幅な改善が期待できることがわかります。あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか。

リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。

国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、当院は『新時代の再生医療』による治療を提供します。

 

<治療費>

  • 関節1部位  幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 
    投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個
  • 分化誘導( 1回 )55万円( 税込 )
  • PRP治療  16.5万円(税込)

<起こりうる副作用>

  • 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
  • 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。

 

変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています

股関節の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

 

再生医療医師監修:坂本貞範

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