症例紹介case introduction

紹介している症例は一部の患者様で、掲載以外の症例も多数ございます

  • HOME
  • 症例紹介
  • 高次脳機能障害が大きく改善! 幹細胞治療 70代男性

高次脳機能障害が大きく改善! 幹細胞治療 70代男性

公開日:2025.06.07
脳梗塞 幹細胞治療

言葉を取り戻した奇跡 – 高次脳機能障害からの驚異的回復

「単語さえ出なかった状態から、長文が話せるようになり、友人との会話でも病気に気づかれないほどに回復しました」

脳梗塞 幹細胞治療

明るい表情で、幹細胞治療後の変化について語ってくださった患者様とご家族。

ある日突然言葉を失い、その後、高次脳機能障害に悩まされていた患者様が、幹細胞治療により、日常生活を取り戻されました。ひらがなやカタカナの理解、記憶障害、文字変換の困難など、多くの高次脳機能障害から解放され、さらには、糖尿病の数値も改善しました。

脳の可塑性と再生医療の力が生み出した、奇跡的な回復の過程をご紹介します。

 

治療前の状態

  • 脳梗塞発症による高次脳機能障害
  • ひらがなやカタカナが理解できない
  • 過去に覚えていた単語を忘れてしまう
  • 新聞を読むと疲れる
  • パソコンでの文字変換ができない
  • 糖尿病値(HbA1c 7.7)の高値

この患者様は、家族との会話中に突然話せなくなり、脳梗塞を発症されました。手足の麻痺は現れなかったものの、高次脳機能障害という、より複雑な脳の機能障害が出現してしまいました。高次脳機能障害とは、言語理解や表現、記憶、認知、注意力などの、脳の高度な機能に障害が生じる状態です。

発症から1カ月後、当院を受診された時点では、ひらがなやカタカナが理解できない、以前知っていた単語を忘れてしまう、新聞を読むと極度に疲れる、パソコンで文字変換ができないなど、日常生活や社会活動に、大きな支障をきたしていました。また、糖尿病の指標であるHbA1cも7.7と高値でした。

脳梗塞発症後間もなく、まだ自然回復の可能性がある時期でしたが、どこまで回復できるか分からない不安や、早く回復したいという焦りから、再生医療による治療を希望して、当院を受診されました。

一般的に、脳梗塞で血栓溶解などの急性期治療が終わった後は、リハビリテーションや、内服薬などの対処療法が中心となります。回復を促進したり、後遺症なく回復させる根本的な治療法は、従来の医療では限られていました

近年、幹細胞を使った再生医療により、脳卒中の後遺症が改善した症例が、数多く報告されています。当院でも、いち早くこの治療に取り組んできました。

 

リペアセルクリニックの特徴

リペアセルクリニックの特徴

詳細については、こちら当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。

Dr.Sakamoto kun
脳の細胞の修復・再生には、投与する幹細胞の数も重要な要素となるんだよ。
幹細胞の投与量が多いほど、効果に直結するということ?
幹細胞くん
Dr.Sakamoto kun
その通り。1億個の細胞を2回に分けて投与するよりも、2億個を1回で投与する方が、高い効果を示すんだ。それに、傷ついた血管を、予防的に修復することができるから、再発率を下げるんだよ!

 

脳の神経細胞の修復・再生には、幹細胞の量も重要な要素です。当院では、わずか米粒2〜3粒程度の脂肪組織から2億個以上の幹細胞を培養することが可能です。これにより、脳梗塞発症後間もない時期でも、体への負担を最小限に抑えながら効果的な治療を実現しています。

当院では厚生労働省への届出・受理を経て、2億個の幹細胞一括投与を提供しています。リペアセルクリニック独自の豊富な治療経験から、この投与量の最適化により、治療効果がさらに向上することがわかっています。

1億個と2億個の幹細胞の治療効果比較

 

1億個と2億個の幹細胞の治療効果比較

 

リペアセルクリニックは「脳卒中」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。痺れ・痛み・後遺症 脳卒中の再生医療

 

MRI所見

脳梗塞 幹細胞治療

MRIにて脳梗塞がみられました。
 

<治療内容>2億個細胞を計3回投与

この患者様には、神経細胞と糖尿病によりダメージを受けた膵臓のβ細胞を修復する目的で、2億個の幹細胞点滴を計3回投与しました。

 

治療後の変化

【1回目投与後】

  • パソコンでの文字変換が可能に
  • 小説が読めるようになり理解力が向上
  • 畑仕事が1日できるほど体力が回復

【2回目投与後】

  • 3桁の掛け算ができるようになる
  • 新聞が以前通り読めるように
  • 体幹がしっかりし、体力が向上

【3回目投与後】

  • 長文が話せるようになる
  • 割り算もできるようになる
  • 英単語も自然に出てくるように
  • 友人と普通に会話ができ、病気に気づかれない
  • 糖尿病値HbA1cが6.3に改善

治療後に起きた様々な変化について、患者様とご家族が詳しくお話してくださいました。

脳梗塞 幹細胞治療

1回目の投与後から、目覚ましい変化が現れ始めました。パソコンでの文字変換ができるようになり、小説を読んで理解することも可能になりました。さらに、体力も回復し、畑仕事を1日続けられるようになったと、ご報告されています。

2回目の投与後には、さらに認知機能が向上し、3桁の掛け算ができるようになりました。新聞も以前のように読めるようになり、体幹も安定して全体的な体力の向上が見られました。

そして、3回目の投与完了後には、発症当初は単語さえ出なかった状態から、長文が話せるようになるという、驚異的な回復を遂げられました。さらに、割り算もできるようになり、英単語も自然に出てくるようになりました。最も印象的なのは、病気のことを知らない友人と話しても、全く気づかれないほど、通常の会話ができるようになったという点です。

また、もう一つの大きな成果として、糖尿病の指標であるHbA1cが7.7から6.3へと大幅に改善しました。これは、幹細胞が膵臓のβ細胞にもアプローチし、インスリン産生能力を回復させた可能性を示唆しています。

 

新たな希望

脳梗塞後の高次脳機能障害は、従来の医療では、改善が難しいとされてきた領域です。しかし、この患者様の症例は、適切な時期に、適切な再生医療を受けることで、驚くべき回復が可能であることを示しています。特に、言語機能や認知機能の回復は、患者様の生活の質を大きく向上させ、社会への再統合を可能にします。

脳卒中後に後遺症を抱え、不安な日々を過ごされている方、回復の可能性をあきらめないでください。あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか。

リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。

脳梗塞 幹細胞治療

脳梗塞 幹細胞治療

患者様に投与後の症状の変化を記録していただきました。

 

 

<治療費>  
幹細胞点滴 投与回数(1回)
242万円(税込) 
<起こりうる副作用>
脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。

 

脳卒中の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

脳卒中のお悩みに対する新しい治療法があります。

 

再生医療医師監修:坂本貞範

再生医療のリペアセルクリニックTOPトップ