症例紹介case introduction

急性期脳梗塞 幹細胞治療 70代男性

脳梗塞の後遺症が大幅に改善!

こちらの患者様は脳梗塞発症後2か月で当院を受診していただきました。

脳梗塞発症直後の記憶はないそうです。その後、後遺症として、左口周りのしびれ、左手のしびれ、左側の視野の見えにくさ、めまい、ふらつき、夜間頻尿が残ったそうです。さらに歩行には奥様の介助が必要になってしまいました。「後遺症をなるべく残したくない。今のうちにできる限りの治療をして後悔を残したくない。」とご自分、ご家族で調べて当院の再生医療に行きつき、退院後すぐに受診していただきました。

脳梗塞の方で血栓溶解などの急性期の治療が終わった後は、後遺症を回復させる手段はリハビリや内服などの対処療法しかありません。しかしこれらの効果も限定的になる場合が多いです。急性期の治療が終わった患者様は根本的な治療がないため、後遺症がどこまで回復するかと焦りを抱えたり、不安な日々を過ごされていると思います。

近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により、脳卒中の後遺症が回復した症例が数多く報告されています。具体的には下腹部から採取した脂肪細胞から幹細胞を分離・ 培養し、幹細胞のホーミング効果を期待して静脈から点滴します。ホーミング効果とは、体内に入った幹細胞が再生を必要としている部位・組織から放出されるシグナルを見つけ出し、その部位・ 組織に自動的に集まり目的の細胞に分化したり、傷んだ部位・ 組織を修復することです。よって点滴する幹細胞は生きていないとホーミング効果が期待できません。

当院で使用する細胞は冷凍保存せず投与するたびに培養しているため2回目、3回目に投与する細胞も生存率90%以上の生き生きとしたフレッシュな細胞です。一般的には3回投与するのであれば、1度に3回分の細胞を培養して、2回目、3回目の投与までの期間は冷凍保存する方法がとられています。これでは投与前に細胞を解凍すると幹細胞が死滅してしまい生存率は50〜60%になってしまいます。

また脳の神経細胞を修復、再生するには点滴する幹細胞の数も重要と考えています。当院の細胞培養は細胞培養技術がトップクラスの施設と提携して行うため米粒2~3粒程度の脂肪採取を採取するだけで1億個以上の数まで細胞培養が可能であり、脳梗塞発症後間もない時期でも体への負担を少なく治療が行えます。

そしてもう一つ、骨髄由来の幹細胞がいいのかそれとも脂肪由来の幹細胞がいいのか、という議論があります。最近の論文では脂肪幹細胞による治療の方が効果が高いという報告があります。しかし、この論文の幹細胞も結局は冷凍して培養されています。つまりこの論文で議論となる冷凍された骨髄由来幹細胞と脂肪由来幹細胞と比較しても、当院の冷凍せず培養された幹細胞の方が圧倒的に高い治療効果が期待できることになります。

私達の長年の経験から脳梗塞や脳出血の発症後、早く幹細胞治療を行うほど良好の改善を認めていることがわかっていますので患者様にはすぐに幹細胞治療を行うことをお勧めしました。発症直後のMRIでは右大脳に梗塞巣を認めました。

投与後の変化

1億個細胞の点滴を計3回の投与を予定しました。

初回投与後1週間で左口周りのしびれはなくなり、左手のしびれも軽くなり、夜間頻尿もなくなりました。さらに4か月後にはふらつき、めまいはなくなり小走りも可能になりました。

また脳梗塞後は気分が塞ぎがちでありましたが、元気が出てきたとご家族も喜んでいただけました。患者様には「やれる治療はすべてやったので後悔はない。」と仰っていただき、清々しさを提供できたと私達は大変満足しています。

脳卒中後に後遺症を抱え不安な日々を過ごされている方には、ぜひカウンセリングにお越しいただければと思っています。

 

厚生労働省認可済【2億個の幹細胞】投与を実現

2024年1月より、脳卒中に対する点滴において幹細胞数2億個の投与が厚生労働省からの許認可により可能となりました。これにより、従来の幹細胞1億個の投与よりも高い治療効果が期待できるようになりました。
 

<治療費>
幹細胞点滴 投与回数(1回~3回)
242~594万円(税込)  

<起こりうる副作用>
・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

 

ID T000753
再生医療医師監修:坂本貞範

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