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脊髄損傷について

公開日:2023.11.27 スタッフ ブログ 健康 豆知識

首が痛い人

日本では、年間で約5000人の脊髄損傷患者が発生していることをご存知でしょうか?

 

脊髄損傷とは、脊椎の中に通っている脊髄神経を損傷することです。

脊髄は脳と関わり、情報や指令を全身に伝える役割を担っています。例えば、手足などの末端の感覚を脳に伝えています。

もしも脊髄を損傷すると、その役割が行えず、結果として運動や感覚に障害が出てしまいます。

 

一般的に、

「頸椎」で脊髄が傷害されれば、上半身・下半身全体に、

「胸椎」では体幹から下半身に、

「腰椎」では下半身に障害が見られます。

障害の程度は、軽いしびれ程度もあれば、上半身・下半身が全く動かせず、トイレなど排泄のコントロールできない重症例まで、神経の損傷程度に応じて症状が変わります。

 

脊髄損傷の原因としては、交通事故や高所からの転落などの大きな外傷でも起こりますが、

転倒などちょっとした衝撃でも脊髄損傷となる場合も多いため、注意が必要です。

一般的な治療方法は、手術療法とリハビリテーション療法です。

ですが、有効な治療法が見つかっていないため、後遺症から寝たきりの生活や車いす生活となることが多いです。

 

しかし近年では、

ご自身の『幹細胞を用いた再生医療』により脊髄損傷の後遺症が改善した症例報告が数多く発表されています。

当院では、損傷した脊髄に直接幹細胞を投与する『脊髄内幹細胞療法』という、国内でも実施されることが極めて少ない治療法で、神経の再生を目指しています🌱

脊髄損傷の後遺症で困っている患者様やご家族様がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください☺️

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