新着一覧
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第25回日本再生医療学会総会にて発表・座長を務めました
2026年3月19日から21日まで、神戸ポートアイランドで第25回日本再生医療学会総会およびThe 1st ISCT-JSRM Joint symposiumが開催されました。本学会は基礎研究から臨床治療、更には事業展開まで国内のみならず、世界に発信する日本で行われている再生医療系では最大の学会です。 ~細胞治療の有用性について発表~ 私自身、現在も保険診療の病院で人工関節を用いない変形性膝関節症に対する手術方法の探求、膝周囲骨切り術(変形矯正手術)を専門に行っておりますが、手術を受けずに自分の関節を温存する治療として再生医療が期待されております。今回、「膝周囲骨切り医による変形性膝関節症に対する再生医療経験」をテーマに細胞治療の有効性を高める手段としての運動療法、装具治療、治療に向けての気持ちの持ち方の重要性について発表を行って参りました。 ~「リハビリテーション・治療効果」のセッションの座長を行いました~ 名誉なことに「リハビリテーション・治療効果」の口演セッションの座長に指名を頂き、1時間にわたる6名の先生方の発表の進行・質疑応答を担当させて頂きました。神経難病への細胞治療を目指した基礎研究から膝関節疾患に対するPRPの治療効果向上を目指した手法の開発まで再生医療の目覚ましい発展を肌で感じることが出来ました。 有効性、安全性、費用対効果、まだまだ再生医療には課題があります。これらを解決すべく国内のみならず世界の研究者、企業の方が一堂に集い、真剣に熱いdiscussionを交わす姿を見て、身の引き締まる思いと共に、再生医療が近未来の医療として発展し続けているのを感じた学会でした。
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第1回日本Osteotomy学会にて共同演者として発表しました
~「Osteotomy(オステオトミー)って?」~ 2026年3月20日から21日、京都市内で第1回日本Osteotomy(オステオトミー)学会が開催されました。オステオトミーは直訳すると「骨切り術」となり、一般の方は恐怖感を感じてしまうのではないでしょうか。簡単に言えば「変形矯正手術」というものになります。 例えば、年齢があがると二本足の我々は膝の痛みを感じることが多くなります。いわゆる『変形性膝関節症』です。変形が進んで病院を受診すると「人工関節にしましょう」と言われることがあります。日本人はO脚が多く、このとき、膝の症状次第ではO脚変形を矯正することで痛みを解消し、関節機能を改善することが出来るのです。「オステオトミー」は自分の関節を器械に取り換えることなく温存することができる治療なのです。 ~ライフワーク=Osteotomy~ 私自身20数年にわたり膝のオステオトミーに携わり、オステオトミーの手術指導、教育、普及に従事してきたことから、今回は記念すべき第1回でしたが、前身の日本Knee Osteotomyフォーラム、日本Knee osteotomy and Joint preservation研究会の時代から10数年にわたり評議員として携わっております。現在も保険診療の病院で膝オステオトミー手術を行っていることから共同発表演者としても参加して参りました。会期中は神戸で開催されていた日本再生医療学会総会と日程が見事に重なり、京都と神戸を頻繁に往復する三昧でした。 理想の関節の再建には、変形矯正手術と組織再建(傷んだ部分を修復・再生させる)を併せて行うことが望まれます。しかし、現在の日本では再生医療を併せた手術を同時に行うことが出来ませんが、近未来の治療として一部の大学では再生医療技術を併用した手術治験が行われております。組織再建において再生医療は重要な位置づけにあります。手術も行う再生医療医として、引き続き患者さんにマッチした治療法の開発に邁進したいと思います。
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第31回奈良横浜京都バイオメカニクスカンファレンスを京都にて今年も開催しました
~多職種連携の歴史あるカンファレンス~ 2026年2月7日、京都市内で奈良横浜京都バイオメカニクスカンファレンスが開催されました。第1回は横浜、第2~18回は京都、第19回から私が実行委員長を拝命したこともあり、第19~22回は私の地元奈良で開催しました。第23回以降は再び京都で開催、今年で31回目となる歴史あるカンファレンスです。 本会はもともと工学的な研究について大学院生、若手研究者の現在進行形の研究を、参加者全員で議論する場としてはじまりました。約25年前、工学系ばかりの発表の中、私が培養骨髄由来間葉系細胞搭載セラミックの開発という再生医療技術を用いた材料工学の発表を行いましたが、それ以降、工学のみならず、医学、再生医療、リハビリ学、検査医学、放射線医学あらゆる分野のメンバーが参加するようになりました。 ~未来を担う研究者育成のために~ 本会では発表時間10分、質疑応答時間5分の議論に重点を置いた発表構成になっています。発表された研究の意義、方法、評価などについて種々の分野の参加者から議論します。ですから発表者は突拍子もない質問を受けたり、驚くような発想の提案がなされたり、プレゼンテーションの指導を受けたりもします。逆に年齢を重ねてきた研究者が斬新なアイデアを若手研究者からもらい、他施設と共同研究が誕生することもあります。そこが一般の学会、研究会との大きな違いです。 生成AIとの共存の時代ではありますが、これからの未来を担う若手研究者の育成、多職種・他機関との研究ネットワークの構築に寄与できた実感を今年も得たなか、来年の開催を楽しみにしております。
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日本スポーツ整形外科学会誌に『自らの膝を残すことが可能な骨切り術』に関する論文を発表
当リペアセルクリニック東京院院長 藤間保晶先生の『人工関節とは異なり自分の膝を温存できる骨切り術の論文』が日本スポーツ整形外科学会誌に掲載されました。 膝関節を人工関節に置き換える手術ではなく、自分の膝関節を温存する手術である『骨切り術』に心血を注いできましたが、今回、横浜石心会病院 関節外科センター センター長の竹内良平先生、奈良県立医科大学 整形外科の田中康仁教授とともに、Hybrid closed wedge HTO(HCWHTO)~ハイブリッド式高位脛骨骨切り術~による治療手技を発表いたしました。 この治療法は、脛骨(けいこつ(すねの骨))に切り込みを入れて、膝の内側にかかりすぎている重心を外側に移動させる、O脚を矯正する手術方法です。日本では、これまであまり注目されていない治療法でしたが、近年注目されるようになりました。 HCWHTOでは、腓骨(ひこつ) の一部切除が必要にはなりますが、人工関節手術を受けてしまうとスポーツの継続が難しくなるため、自分のひざ関節が温存されることはこの手術の大きなメリットと言えます。 ▼ぜひこちらの論文をご覧ください。 Hybrid closed wedge HTO(HCWHTO)~ハイブリッド式高位脛骨骨切り術~ リペアセルクリニック・広報スタッフ 当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療法をご提案いたします。 人工関節手術をお考えの方、または膝の痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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羽鳥慎一「モーニングショー」に出演!大谷選手の手術について解説!
羽鳥慎一「モーニングショー」へコメンテーターで出演!大谷選手の手術について解説しました 2023/9/21 テレビ朝日にて朝8時から放送されている「羽鳥慎一のモーニングショー」で東京院の藤間保晶院長がコメンテーターとして出演しました。 番組では、メジャーリーグ、「ロサンゼルス・エンゼルス」で活躍する大谷翔平選手の肘の手術の手法や可能性について、多方面からコメントをさせて頂きました。 司会の羽鳥さんをはじめ、玉川さんらともテンポよく会話し、番組の盛り上げに貢献しました。 番組名:羽鳥慎一のモーニングショー 日時:2023/9/21 AM8:00~AM9:55 放送局:テレビ朝日(ABC) 当院は、「スポーツ障害」にも取り組んでいますので大谷翔平選手の手術に関しては相次いで取材を受けています。 関西テレビ(KTV)の「報道ランナー」をはじめ、毎日放送(MBS)の「ゴゴスマ」でもコメントをさせて頂き、今回で3回目となりました。 いずれにしましても、大谷翔平選手の治療が成功し、再び素晴らしいパフォーマンスを見せて頂きたいと願わずにはおれません! リペアセルクリニック・広報スタッフ
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日本スポーツ整形外科学会 in HIROSHIMA!
日本スポーツ整形外科学会 in HIROSHIMA! 6月29日から7月1日、広島で整形外科では一番大きな学会でもある日本スポーツ整形外科学会が開催されました。ゲスト講演会にはサッカー日本代表の森保監督、青山学院駅伝の原監督、大けがを乗り越えてライブ(布教)活動を続けられるデーモン閣下さん、プロレスラーの獣神ライガーさんが来られました。 スポーツ医学の世界でも再生医療は今や非常に注目される治療方法です。スポーツ選手にとって、出来れば手術治療は回避したいものです。手術となれば、試合は休まなければいけませんし、その間にレギュラーの座を奪われるかもしれません。更には手術後リハビリが必要になることが殆どですので、お給料の問題どころか、選手生命にも影響しかねません。からだに負担の少ない治療で治したいと思うのは当然のことかと思います。 スポーツ選手に限らず、健康寿命が延伸する今日この頃、70歳、80歳、90歳を超えても、多くの方がスポーツ、社会活動に参加されるようになりました。その一方で、二本脚歩行を余儀なくされる人間にとって「膝(ひざ)」が痛くなってくる、いわゆる変形性膝関節症が大なり小なり発症します。その変形性膝関節の手術治療において、わたくし自身これまで、膝関節を人工関節に置き換える手術ではなく、自分の膝関節を温存する手術である『骨切り術』に心血を注いできました。人工関節手術を受けてしまうとスポーツの継続が難しいですから。今回は光栄なことにシンポジウム『膝周囲骨切り術』のシンポジストとして選ばれ、講演をして参りました。 再生医療に関しても幹細胞治療やPRP(多血小板血漿)治療の討論が活発に行われました。自分のからだを温存し、更には、からだに負担の少ない治療法として、再生医療は発展していくと思います。細胞治療が効果ある治療として結果を出していくためには幹細胞の 『Quality(質)』 が大切です。幹細胞の 『Quality』 にこだわって、引き続き、研究、治療に邁進したいと思います。
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再生医療抗加齢学会AARM
現在、「再生医療」は幹細胞等を用いて、既存の医薬品では治療が難しい病気やケガ、治療法が確立されていない疾患に対して近未来の治療法として数多くの研究が進められています。その一方、臨床の現場では安全性や品質にばらつきがあるのが実情です。 『再生医療抗加齢学会』は良質な再⽣医療の実⽤化・普及、再⽣医療に関わる医療従事者の教育・育成、再⽣医療に興味を持つ市⺠の方々に対するアンチエイジングの知識の普及とその実践を⽬的として、大阪大学臨床遺伝子治療講座の森下竜一教授が今年設立された学会です。 その記念すべき第1回の再生医療抗加齢学会学術セミナーが5月14日に大阪で開催され、光栄なことに【膝関節疾患における再生医療の現状と課題】というテーマで講演させて頂きました。 人工関節に頼らない自分の膝を残す膝周囲骨切り術の世界にいる自分にとって、再生医療は自分の膝を残したまま治療する強力な治療ツールです。 私以外では、森下教授が脳血管疾患における再生医療、来年の日本抗加齢医学会の会長をされる熊本大学の尾池教授がexosomeによる抗加齢作用、獣医師の簑島先生が獣医療における再生医療について御講演され、普段聞くことが出来ない分野の先生方の講演も聴講できる貴重な機会になりました。リペアセルクリニックからは、大阪院スタッフの浅利先生も参加され、熱心に聴講されてました。 医師のみならず、看護師、理学療法士、放射線技師、患者さんとの相談窓口となるスタッフ、細胞培養士、義肢装具士など多職種連携で、再生医療が正しく普及され、適切に患者さんへ提供される時代が到来したらよいですね。
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はじめまして、関節温存を目指す膝周囲骨切り手術の世界から参りました!
皆さま、はじめまして。4月から東京院を主に担当させて頂いております。 なぜ、私がこの場にいるのでしょうか・・・。その理由は・・・。 小学生時代は地元の野球チームに所属、学校では陸上、習い事は水泳(4泳法取得し、スクール卒業!)、中学から大学卒業までは軟式テニスと、大のスポーツ好き。しかし、テニスのし過ぎで、大学時代に膝の軟骨の一部である半月板を傷めました。初期に治療すれば軽症で済んだものの、レギュラー選手としてのっていた時期で無理をしたのがたたり、結局は膝の外側の半月板を摘出せざるを得なくなりました。 中学時代には下腿の難治性骨折の経験もあり、医者になってからは整形外科医の道を選択、膝関節医学、スポーツ医学を専門として、診療・手術・リハビリテーションに携わって参りました。 『人工関節』の開発・研究にも携わりましたが、自分の膝の軟骨の一部がないこともあり、親からも授かったからだを残すべく、変形性膝関節症に対する自分のからだを残す手術『関節温存・膝周囲骨切り術』の発展をライフワークとして、国内のみならず欧州・アメリカ・韓国を飛び回り、学会、講演、研修、執筆に心血を注いでおりました。 その一方で、救命救急センター勤務時代に日本初の自家培養複合皮膚移植の治療に携わり、大学生時代に生化学教室で遺伝子の研究に携わったこともあり、膝関節の臨床治療と平行して、20数年にわたり大学、産業技術総合研究所で再生医療の研究を行い、幹細胞を融合した人工骨や人工関節の研究、幹細胞を用いて壊死骨の回復を図る技術の開発(特許第3951023号)、運動器における再生遺伝子の発見などを探求してきました。 患者さんと向き合った病院での治療と、医学の進歩の礎となる基礎研究を平行して行うことで、臨床治療に還元できる再生医療の研究とは・・と考える毎日になりました。 「手術に再生医療を併用できれば、更によくなるのに・・」 「このような疾患には、どのようにしたら再生医療が有効に利用できるのだろうか・・」 「自分の研究している再生医療を臨床医療にどのように反映したら良いのだろうか・・・」 「再生医療をするならば、自分の理想とする細胞を追求したい・・・」 そう思うなか、当クリニック理事長・坂本先生との出逢いがありました。 毎日齢を経るにつれ、からだのあちこちが傷んでくるのは否めませんが、『いかにして優しい治療で痛みを改善させるか』、『いかにして、親にもらった自分のからだを残すか』・・・これらの命題に対して、これまでの経験を踏まえて、再生医療による治療を皆さまに提供できればと存じます。

