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冬に増加する?寒い日に起こりやすい脳卒中とは⛄️

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脳

こんにちは😃

師走に入り、寒さも本格的になってきましたね🍃

今回は、冬に増加しやすい『脳卒中』についてです。

脳卒中は大きく、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の3種類に分けられます。

▼脳梗塞
生活習慣病や老化が原因で、血管が細くなったり血栓の詰まりにより脳への血流がなくなり、脳血管が詰まり脳が壊死した状態。
手足や顔の半身麻痺や言語障害、意識障害などの症状が現れます。

▼脳出血
脳を養う小さな血管が、加齢や高血圧などによってもろくなり、破れて出血した状態。発症時に激しい頭痛を伴う場合が殆どで、流れた血液は「血腫」を作り、脳梗塞と同じく周囲を圧迫し、脳細胞を破壊して様々な症状を引き起こします。

▼くも膜下出血
脳の動脈が破裂し、脳を包む3膜(硬膜・くも膜・軟膜)の内、くも膜と軟膜の間にある「くも膜下腔」という隙間に血液が急激に流れ込む。
突然の頭痛や意識障害などの症状が現れ、死亡率が高く、後遺症を残す場合もあります。

これら脳卒中の中でも特に、脳出血やくも膜下出血は一年を通して、特に冬の時期に起こりやすいと言われています。

その理由は、ズバリ『寒さ』です。

冬場で気温が低くなり、冷たい空気に交感神経が刺激されると、体から熱を逃さないように体内の血管が収縮して血圧が上昇し、血管が破れやすくなります。

 

冬場の脳卒中の予防法

●防寒対策を行う
肌着を重ねて着たり、マフラーをしたりと、防寒対策を怠らないようにしましょう。

●温度差のある環境を減らす
・冬場は脱衣所やトイレに暖房器具を置く
・入浴前に熱いシャワーで浴室の床や壁を暖めておく
など、室内や脱衣所の温度管理を行いましょう。

●お風呂の温度を上げすぎない
いきなり熱いお風呂に入ると、急激な血圧の上昇によって脳卒中を誘発します。いきなり熱いお湯につかるのは避け、お湯の温度は38〜40℃ほどに保ちましょう。また、長湯での水分不足は血流が悪くなる原因となるため、お風呂から出た後の水分補給は欠かさないように行いましょう。

 

脳卒中から大切な人を守る『FAST』

みなさんは『FAST』をご存知ですか?
FASTとは、脳卒中によくある3つの症状と発症時刻の頭文字をとった合言葉です。

周囲にいる人に「何だかいつもとちがう、もしかして脳卒中?」と感じる異変があったら下の3つのチェックポイント(顔の麻痺・腕の麻痺・言葉の障害)を確認しましょう。
どれか1つでも当てはまったら、発症時刻を確認して、すぐに119番に電話しましよう。

①FACE・・・顔の麻痺
「イー」と言った時に、顔の片側が下がったり、ゆがみがあります。

②ARM・・・腕の麻痺
両腕を持ち上げたままキープしてみましょう。脳卒中だった場合、どちらか一方の腕が下がってきてしまうことがあります。

③SPEECH・・・言葉の障害
「今日は良い天気です。」などの短い文章を言ってみましょう。
脳卒中の兆候がある場合、短い文章でもうまく話せないことがあります。

④TIME・・・発症時刻
発症時間を確認して迷わず119番に連絡してください。
特に発症してから限られた時間内にしかできない治療があります。
発症してから治療を受けるまでの時間が短いほど、後遺症が軽減される可能性が高くなります。

大切な家族や自分自身を守る為に、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください🌱

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