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線維筋痛症で食べてはいけないもの一覧|控えるべき食品と必要な栄養素を解説

全身の強い痛みや慢性的な疲労感を引き起こす「線維筋痛症」を少しでも和らげるために、食生活を見直したいと考えていませんか。
普段何気なく口にしている食べ物の中には、体内の炎症を促進し、線維筋痛症の痛みを悪化させてしまう可能性がある食品があります。
本記事では、線維筋痛症が避けるべき食品と、その理由について詳しく解説します。
また、症状の緩和に役立つ積極的に摂りたい栄養素や、毎日の食事における注意点も併せて紹介します。
ご自身の体質に合った無理のない食事法を取り入れ、痛みの少ない穏やかな日々を取り戻すための参考にしてください。
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目次
線維筋痛症で食べてはいけないものはある?控えるべき食品一覧
線維筋痛症の痛みを悪化させないためには、体内の炎症を引き起こしやすい食品を控えることが大切です。
本章では、線維筋痛症の症状にお悩みの方が避けるべき食品について解説します。
なぜこれらの食品が体に負担をかけるのか、それぞれの理由や見直すための具体的なポイントについて見ていきましょう。
高糖質食品
砂糖を多く含むお菓子や清涼飲料水などの高糖質食品は、線維筋痛症の症状を悪化させる可能性があります。
これは、高糖質食品を食べて血糖値が急激に上昇すると、体内で炎症反応が起きやすくなるためです。
疲れていると甘いものが欲しくなりますが、白砂糖を大量に使ったケーキや菓子パン、清涼飲料水などの甘いジュースはなるべく控えてください。
どうしても甘みが欲しいときは、ミネラルを含むはちみつや少量の果物を選ぶようにして、血糖値の急上昇を防ぎましょう。
加工油脂・トランス脂肪酸
マーガリンや市販の揚げ物に含まれるトランス脂肪酸は体内の炎症を促進するため、できるだけ避けてください。
これらの人工的な加工油脂は体内で分解されにくく、細胞の働きを妨げて全身の炎症反応を慢性化させる原因となります。
特にスナック菓子やファストフードには多く含まれているため、日常的な摂取は控えることが大切です。
日々の食事では加工された油を減らし、調理には酸化しにくいオリーブオイルなどの良質な脂質を使うようにしてください。
グルテン含有食品
小麦製品に含まれるグルテンも、腸内環境を乱して痛みを引き起こす要因になるため控えることが推奨されます。
グルテンに対する過敏な反応が腸に炎症を起こし、その炎症が全身に波及して線維筋痛症の症状を強めることがあります。
パンやパスタ、うどんなどを日常的に食べている場合は、一定期間だけ小麦製品を絶ってみるのも一つの方法です。
主食を和食中心のご飯に切り替えたり、米粉パンや十割そばなどのグルテンフリー食品に置き換えたりして様子を見てください。
乳製品
牛乳やチーズなどの乳製品も、体質によっては炎症を引き起こす原因になるため注意が必要な食品です。
乳製品に含まれる乳糖やカゼインというタンパク質をうまく消化できない場合、腸内に負担がかかってしまいます。
腸内環境の悪化は免疫や自律神経の乱れにつながり、結果として全身の不快感や痛みを引き起こしやすくなります。
乳製品を食べたあとに疲労感や痛みが強くなる場合は、豆乳やアーモンドミルクなどで代用して様子を見ましょう。
食品添加物
人工甘味料や保存料などの食品添加物は、神経を過敏にさせて痛みを悪化させる恐れがあるため、できるだけ避けましょう。
化学的に合成された成分は体にとって異物と認識されやすく、神経系に負担をかけて線維筋痛症の痛みに影響を与えます。
特にアスパルテームなどの人工甘味料は神経を興奮させる作用があるため、成分表示を確認する習慣をつけてください。
インスタント食品やコンビニ弁当などの加工食品はなるべく減らし、新鮮な食材を使った手作りの食事を心がけることが大切です。
アルコール・カフェイン
睡眠の質を下げるアルコールやカフェインの過剰な摂取も、線維筋痛症の回復を妨げるため控えた方が良いです。
カフェインは交感神経を刺激して体を過緊張させ、アルコールは浅い眠りを招いて疲労や痛みの回復を遅らせてしまいます。
良質な睡眠は痛みを和らげるために欠かせないため、寝る前の晩酌や夕方以降のコーヒーは避けることが大切です。
温かい飲み物が欲しいときは、ノンカフェインの麦茶やハーブティー、白湯を選ぶようにして心身をリラックスさせましょう。
線維筋痛症で食べていいものと必要な栄養素
線維筋痛症による痛みを落ち着かせるためには、抗炎症作用を持つ栄養素を積極的に取り入れることが大切です。
本章では、線維筋痛症の方が積極的に摂取したい4つの栄養素について解説します。
それぞれの栄養素がどのように体に働きかけるのか、豊富に含まれる具体的な食材とともに詳しく見ていきましょう。
オメガ-3脂肪酸
オメガ-3脂肪酸は、体内の炎症を抑える働きがあり、線維筋痛症の痛みを和らげる効果が期待できる栄養素の一つです。
青魚などに豊富に含まれるこの良質な脂質は、炎症を引き起こす物質の生成を直接的に抑える役割があります。
サバやイワシ、サンマなどの青魚のほか、えごま油や亜麻仁油、くるみなどから効率よく摂取しましょう。
熱に弱く酸化しやすいため、お刺身で食べたり、サラダに油をそのままかけたりするなどの工夫をしてください。
ビタミンD
ビタミンDは、骨の健康を保つだけでなく、免疫機能を正常に働かせて全身の痛みを和らげるために欠かせない栄養素です。
線維筋痛症にお悩みの方はビタミンDが不足している傾向があり、積極的に補うことで症状が和らぐケースもあります。
鮭やしらす干しなどの魚介類や、干し椎茸、きくらげといったキノコ類に多く含まれているため、意識して食事に取り入れてください。
また、日光を浴びることで体内でも作られるため、体調の良い日は短時間の散歩を習慣にすることもおすすめです。
抗酸化物質
ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質は、細胞を傷つける活性酸素を取り除き、神経の過敏な状態を和らげるのに役立ちます。
慢性的な痛みや疲労感があるときは、体内で活性酸素が過剰に発生し、全身の炎症が強まっていることが考えられます。
緑黄色野菜や色の濃い果物、緑茶などに豊富に含まれているため、毎日の食事に彩りを取り入れるよう意識してください。
特にブロッコリーやパプリカ、ベリー類などは抗酸化作用が高く、症状を落ち着かせるために役立ちます。
食物繊維
食物繊維は、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、免疫力の向上や自律神経の安定を助ける大切な栄養素です。
腸の働きが正常に保たれると、体内の炎症反応が抑えられやすくなり、結果として全身の痛みの軽減につながります。
ごぼうやさつまいもなどの根菜類、海藻類、大豆製品、玄米などに多く含まれているため、主食や副菜として取り入れてください。
水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく食べることが、腸への負担を減らしながら健康的な体を作るポイントとなります。
線維筋痛症の食事における工夫と注意点
線維筋痛症の症状を和らげるためには食事の見直しが有効ですが、無理のない範囲で続けていく工夫が必要です。
本章では、日々の食事において気をつけるべき注意点として、以下の3つを解説します。
食事の時間がストレスにならないよう、どのように工夫すれば良いのかを詳しく見ていきましょう。
過度に食品の制限をしない
食べてはいけない食品を気にしすぎて過度な制限をすると、かえってストレスとなり症状の悪化につながる恐れがあります。
線維筋痛症は精神的な負担が痛みに影響しやすいため、日々の食事を楽しめなくなってしまうことは避けるべきです。
完璧を求めすぎず、たまには好きなものを少しだけ食べるなど、心にゆとりを持たせることが大切になります。
ご自身のペースで無理のない範囲で食生活を見直し、長く続けられる心地よいバランスを見つけましょう。
栄養バランスを意識する
特定の食品を避けるだけでなく、さまざまな食材から栄養をバランスよく摂取して全身の健康を保つことが重要です。
いくら体に良い栄養素だからといって、同じ食材ばかりに偏ると免疫力や体力の低下を招く原因となります。
肉や魚、野菜、海藻類などをバランス良く取り入れることで、神経や筋肉が正常に働くための土台が作られていきます。
主食と主菜、副菜を組み合わせた和食を中心にするなどして、体に必要な栄養をしっかりと補うようにしてください。
体調に合わせて食品を変える
その日の痛みや疲労感に合わせて、消化の良い食品選びや調理法を変えるなど、柔軟に食事の内容を調整してください。
線維筋痛症は日によって症状の波があるため、痛みが強いときは胃腸に優しい温かいスープやおかゆが適しています。
体調が良い日は、栄養価の高い青魚や色の濃い野菜をしっかりと食べて、体力を蓄えることが痛みの予防につながります。
ご自身の体の声に耳を傾けながら、その日の状態に合った無理のない食事を選ぶことを心がけましょう。
線維筋痛症で絶対に食べてはいけないものは原則ない
線維筋痛症の症状を悪化させる可能性のある食品はありますが、「絶対に食べてはいけないもの」が決まっているわけではありません。
逆に、特定の食品を厳しく制限しすぎると、毎日の食事がストレスになり、かえって心身に負担をかけて痛みを強めてしまう恐れがあります。
大切なのは、ご自身の体質やその日の体調に合わせて、無理のない範囲で食事の内容を見直し、バランスよく栄養を摂取することです。
少し食べてみて体調が悪くなる食品があれば控え、痛みが和らぐと感じる食材を積極的に取り入れるなど、柔軟に対応していきましょう。
食事を楽しむ心のゆとりを持ちながら、ご自身にとって続けやすい食生活を見つけることが重要です。
監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師





















