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腱板断裂でやってはいけないことは?自然治癒の可能性や手術以外の選択肢を解説

腱板断裂とは、肩の関節を支える筋肉の腱が傷ついたり切れたりする病気で、腕を上げるときに強い痛みが出ます。
腱板断裂と診断された方や疑いがある方は、日常生活の中で肩に負担をかける動作を避けることが大切です。
適切に対処しないと症状が悪化し、最悪の場合は手術が必要になることもあります。
この記事では、腱板断裂でやってはいけない動作や放置リスク、手術せずに治す方法について解説します。
肩の痛みで悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。
また、現在リペアセルクリニックの公式LINEでは、手術をせずに腱板断裂の改善が期待できる再生医療に関する情報を発信しております。
腱板断裂にお悩みの方は、ぜひ再生医療についてチェックしてみてください。
目次
腱板断裂でやってはいけないこと
腱板断裂と診断された後は、症状を悪化させる動作を避けることが大切です。
本章では、腱板断裂でやってはいけないことを5つ紹介します。
これらの「やってはいけない動作」をチェックして、腱板への負担を減らしましょう。
腱板断裂の症状や原因について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
頭上に腕を挙げる
頭よりも高い位置に腕を挙げる動作は、腱板に大きな負担がかかります。
特に重い物を頭上に持ち上げたり、高い場所から物を下ろしたりする動作は避けてください。
具体的には以下のような動作が該当します。
- 高い棚に物を置く、または取る動作
- 洗濯物を物干し竿に干す動作
- 電球の交換や天井の掃除
- ボールを投げる動作
これらの動作をすると、傷ついた腱板にさらなる負担がかかり、痛みが強くなったり断裂の範囲が広がったりする可能性があります。
高い場所の作業が必要な場合は、踏み台を使用するか周囲の方に手伝ってもらいましょう。
頭や首の後ろでの腕の上下運動
頭や首の後ろで腕を動かす動作も、腱板に過度な負担をかけます。
この動作では肩を外側にひねる必要があり、傷ついた腱板をさらに傷つけてしまうリスクがあります。
日常生活では以下のような場面で注意が必要です。
- 髪を洗ったり結んだりする動作
- シャンプーやトリートメントを頭の後ろで塗る動作
- エプロンの紐を首の後ろで結ぶ動作
- 背中のファスナーを上げる動作
髪を洗う際は前かがみになる、着替えは前開きの服を選ぶなど、工夫して肩への負担を減らしましょう。
重量物を上半身だけの力で持ち運ぶ
重い荷物を腕や肩の力だけで無理やり持ち上げたり、運んだりすることは危険です。
重量物を支える際、肩のインナーマッスルである腱板には瞬間的に大きな負荷がかかるため、断裂部分が広がってしまう恐れがあります。
避けるべき動作には以下のようなものがあります。
- 買い物袋を片手で持つ動作
- ペットボトルのケースや米袋を運ぶ動作
- 小さな子どもを抱っこする動作
- 掃除機や段ボール箱を持ち上げる動作
重い物を運ぶ必要がある場合は、複数回に分けて少量ずつ運ぶ、カートやキャリーバッグを使う、両手で持つなどの工夫をしてください。
また、物を持ち上げる際は下半身の力を使い、肩だけに負担をかけないようにすることが大切です。
痛みがある肩を下にして寝る
就寝時に痛みのある側の肩を下にして、横向きで寝る姿勢は避けてください。
上半身の体重が患部に直接かかると肩の組織が圧迫されて血流が悪化し、ズキズキとした激しい痛み(夜間痛)を引き起こす大きな原因となります。
就寝時には夜間痛を防ぐために以下のような工夫を取り入れましょう。
- 仰向け、または痛みのない側の肩を下にして寝る
- 仰向けの場合、痛い肩から肘の下にかけて薄いクッションを敷く
肩の下にクッションなどを敷くと、肩が床に向かって落ち込むのを防ぎ、関節が安定するため痛みが和らぎやすくなります。
睡眠不足は組織の回復を遅らせるため、楽な姿勢を見つけてしっかりと患部を休ませましょう。
自己流のセルフケア
インターネットの情報をもとに、自己流のストレッチや強いマッサージを行うのは大変危険です。
痛みの原因や断裂の程度、損傷している部位は人によって異なるため、状態に合っていない誤ったセルフケアは組織の破壊を早めるリスクがあります。
避けるべき自己流のセルフケアとして、以下のようなものが挙げられます。
- 痛みを我慢しながらの無理な腕回しやストレッチ
- 患部周辺への強い指圧やマッサージ
- 五十肩(肩関節周囲炎)と自己判断して無理に動かすこと
肩の痛みを改善するためには、必ず整形外科を受診し、現在の状態を正確に把握することが重要です。
自己判断で動かさず、医師や理学療法士の指導に基づいた正しいリハビリに取り組みましょう。
腱板断裂は自然治癒する?主な放置リスク
腱板断裂において注意が必要なのは、断裂した腱板が自然に治ることはほとんどない点です。
時間が経つと炎症は落ち着くケースもありますが、断裂した腱がつながることはほぼありません。
なお、腱板断裂を放置することで考えられる主なリスクは、以下のとおりです。
- 断裂の範囲が広がり、部分断裂から完全断裂へと進行する
- 肩の可動域が狭くなり、腕が上がらなくなる
- 夜間痛が強くなり、痛みで眠れなくなる
- 肩の筋力が低下し、日常生活の動作が困難になる
- 腱板が縮んでしまい、手術での修復が難しくなる
腱板断裂を長期間放置すると、肩の骨や軟骨にも影響が及び、人工関節手術が必要になることもあります。
肩の痛みや動かしにくさを感じたら、自己判断で放置せずに医療機関を受診しましょう。
腱板断裂は手術しないとどうなる?主な治療法
腱板断裂は自然に治ることはほぼありませんが、必ずしもすぐに手術が必要なわけではなく、状態に合わせた治療法を選択することが重要です。
主な治療法として、以下の3つが挙げられます。
断裂の大きさや年齢、ライフスタイルによって最適な選択肢が異なるため、それぞれの治療法について見ていきましょう。
保存療法
腱板断裂の治療は、まず手術を行わずに痛みの緩和と機能回復を目指す「保存療法」から開始されるのが一般的です。
主に以下のような治療法を組み合わせます。
- 安静と固定
- 消炎鎮痛剤や湿布による痛みの軽減
- ステロイド注射による炎症の抑制
- 理学療法士による運動療法やリハビリ
断裂した腱そのものが元通りにつながるわけではないため、負担のかかる動作による痛みの再発には注意が必要です。
手術療法
保存療法を数カ月続けても痛みが改善しない場合や、断裂が大きく日常生活に深刻な支障が出ている場合は「手術療法」が検討されます。
現在では、肩に数カ所の小さな穴を開けて内視鏡を入れる「関節鏡視下手術」が主流となっており、身体への負担が軽減されています。
断裂した腱を特殊な糸で骨に直接縫い付け、物理的に修復するため、根本的な解決が図れるのが大きな特徴です。
一方で、術後は装具での固定や長期間の計画的なリハビリが必要となり、社会復帰までに数カ月程度の時間を要します。
再生医療
近年注目を集めているのが、患者さま自身の血液や細胞を利用して、組織の自己修復力を高める「再生医療」という治療法です。
再生医療は、患者さまから採取・培養した幹細胞を用いて、断裂した腱板の再生・修復を促すことで根本的な改善を目指します。
その他にも以下のような特徴があります。
- 断裂した腱板そのものにアプローチするため、再断裂リスクが低い
- 患者さま自身の細胞を用いるため、拒絶反応やアレルギーのリスクが低い
- 大掛かりな手術や入院が不要で、日帰りで治療を受けられる
再生医療は日帰りで行える治療のため、手術を避けたい方や、仕事や家庭の事情で長期間の入院が難しい方も受けられます。
▼腱板損傷に対する再生医療について
当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料相談を実施しているため、ぜひご相談ください。
腱板断裂でやってはいけないことに関するよくある質問
腱板断裂と診断された方から、日常生活の過ごし方や治療の選択肢について多くの疑問が寄せられます。
よくある質問として、以下の3つが挙げられます。
正しい知識を身につけて、適切な対処法を実践しましょう。
腱板断裂を悪化させないためにはどうすればいい?
腱板断裂を悪化させないためには、肩より上に腕を挙げる動作や、重い物を持ち上げる動作を避けることが重要です。
すでに傷ついている腱板に過度な負担をかけると、断裂部分がさらに広がってしまう危険性があります。
痛みが少ないからといって自己判断で腕を大きく動かす運動を行ったり、無理なストレッチをしたりするのも禁物です。
日常生活では肩に負担をかけない工夫を取り入れ、医師の指導に基づくリハビリを慎重に行いましょう。
腱板断裂の痛みを和らげる方法は?
腱板断裂の痛みを和らげるために日常生活でできる対処法は、以下のとおりです。
- 痛む肩を下にして寝ないようにする
- 三角巾で腕を固定して安静を保つ
- 肩を冷やして炎症を抑える(急性期)
- 痛みを引き起こす動作を避ける
- 市販の消炎鎮痛剤や湿布を使用する
医療機関で痛みを和らげる方法としては、消炎鎮痛剤の処方やステロイド注射があります。
腱板断裂の痛みを和らげるストレッチなど、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
腱板断裂で手術したくないときの治療法は?
手術を避けたい場合は、内服薬やリハビリを中心とした「保存療法」や、近年注目されている「再生医療」が選択肢となります。
保存療法では、肩周りの筋肉を鍛えて機能を補うことで、日常生活に支障がない状態を目指します。
また、近年では自己細胞を用いた再生医療も手術を伴わない新たな治療法として注目されています。
ただし、断裂の大きさによっては手術が避けられないケースもあるため、主治医とよく相談して治療方針を決定しましょう。
腱板断裂の痛みには再生医療をご検討ください
腱板断裂は、ちょっとした油断や自己判断の行動によって、症状が急激に悪化してしまう危険性を秘めています。
腕を頭上に高く挙げる動作や、重い荷物を無理に持ち運ぶこと、さらには痛みのある肩を下にして寝るといった日常の何気ない習慣が傷ついた組織に致命的なダメージを与えかねません。
痛みが和らいだからといって自己流のストレッチやマッサージを行うのは避け、まずは安静を保つことを優先してください。
なお「手術せずに腱板断裂を治したい」という方は、治療の選択肢として再生医療をご検討ください。
再生医療は、患者さまから採取・培養した幹細胞を用いて、断裂した腱板の再生・修復を促すことで根本的な改善を目指します。
腱板損傷でお悩みの方は、当院リペアセルクリニックにご相談ください。
>当院の再生医療による肩関節の症例はこちら
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

























