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【対談】橋本英郎 × Dr.サカモト「再生医療の効果と、正しい怪我との向き合い方」(前編)

公開日:2020.05.27

【対談】橋本英郎 × Dr.サカモト「再生医療の効果と、正しい怪我との向き合い方」(前編)

《STORY01 再生医療に効果はあるのか?》

 

〜Dr.サカモトと橋本選手の出会い〜

膝に怪我を抱える橋本選手は、以前より東京でPRP治療を受けていた。

2年程前に、さかもとクリニックの事を知り、大阪で幹細胞治療を受けた。

再生医療とは

 

【Dr.サカモト】 2年くらい前ですね。

【橋本選手】 そうですね、2年は経ちますね。2年前の1月ですね。

【Dr.サカモト】 再生医療を知ってるって聞いてて。すでに知ってるんだなっていうイメージで。勉強されてたって感じですね。ただ、幹細胞は知らなかったんですね。

【橋本選手】 はい、知らなかったです。

【Dr.サカモト】 その時初めて聞いて。その時半月板損傷に幹細胞効くよって話したら、やってみたいってことで。

【橋本選手】 そうですね、ずっと僕は持病のように高校生の1年目のくらいからずっと持ってたんですけど。ある程度色んな筋力とかそういうのでカバーできてた部分もあったんですけど、年齢を重ねてきて筋力量が減ってきた時にちょっと腫れが出たりとか、水が溜まることが少しずつ増えてきて、少し悩んでたところもあったんで、そこで先生に相談したということがありましたね。

【Dr.サカモト】 東京でPRPって何回くらいしてるのかな?

【橋本選手】 結局、3回くらいはしましたね。

【Dr.サカモト】 1回やってどのくらい持ちました?その時。1週間、1ヶ月、月単位?

【橋本選手】 結構・・・月単位でしたね。僕はシーズン休まずにやってはいたので。やりながらだったんで、こう短期的に詰めて打つっていう間隔ではなくて、ちょっと落ち着いたタイミングだったり期間が空いてからまた行こうかと。

【Dr.サカモト】 今回、幹細胞を3回して、1回目やって、1ヶ月おきにするじゃないですか。1回目やってから効きめってどんな感じでこうましになってきた?PRPと違ってきれが悪いんだけれども徐々に徐々にって感じ?

【橋本選手】 そうですね。1回目チームメイトともそういう話しながらしたんですけど、すぐは・・・やっぱり・・・PRPの方が感じたような気はするんですけど。

【Dr.サカモト】 みなさんいうんですけど、PRPの方がすぐ効いたとか言うんですけど。時間かかりました?

【橋本選手】 時間はかかって、なんとなくこう調子がいいなって言う、整ってきてるなっていう感覚なんで。

【Dr.サカモト】 安定感ができた感じ?

【橋本選手】 そうですね。

【Dr.サカモト】 なるほど。だいたい3回やって、3回目くらいになったらもうだいぶ良くなったけど追加でやってみようかなっていうレベルまで行ってましたよね、たしか。

【橋本選手】 そうですね。また年を、そこから次の年をまたいでから、2月3月って入っていく中で、そういう症状が、腫れがそこからはほとんど出てなかったと思うんですよね。

【Dr.サカモト】 で、今もまあ安定して、とりあえずは半月板が痛んだり、こう引っかかったりとかそういうのもなく?

【橋本選手】 そうですね。で、去年にちょっとまた僕は違う、同じ膝なんですけど違う場所を痛めてしまったので、それで2ヶ月間抜けたりはしたんですけど。以前から持ってる半月板の悪かった場所に関しては年末MRI撮ったりしても、そっちの影響はそんなに出てないんじゃないかということは言われましたけど。

 

《STORY02 ケガを治すために必要なケア》

 

【Dr.サカモト】 治ってから結構、筋力トレーニングしてくれましたもんね。あれが大きかったと思うんです。

【橋本選手】 そうですね。

【Dr.サカモト】 最初見た時、かなり細くなってたんで。筋力つけたら結構底上げなって。

【橋本選手】 結局、それを打って全て完治かっていうと、やっぱり自分でやらないといけないことがあるっていうことは間違いないので。それは人工関節にしろ、どんな手術にしろ。

【Dr.サカモト】 筋力トレーニングとストレッチがいりますもんね。

【橋本選手】 はい、そこのバランスは自然と取るようにして、それが取れて来ると、去年は2ヶ月抜けたんですけど、後半戦にかけては全て試合に絡むことができたので。

【Dr.サカモト】 もう前半後半最後まで90分やっても痛みはそれほど悪くなく?

【橋本選手】 そうですね、試合中に多少軟骨を痛めたとこらへんも痛みが出ることもあったんですけど、だからと言って交代したいなとかそういう状態にはならなかったですね。

【Dr.サカモト】 最近怪我した軟骨のお皿の裏のところ、確かこの前PRPしてグッと半減したというか

【橋本選手】 今のところちょっと落ち着いていますね。痛みもあんまり出なくなって。ま、これから今シーズンオフなんで、シーズン始めの時に先程も先生に仰っていただいたように、筋力をある程度整えた状態でシーズンに入っていけば、より安定して、もうちょっとコンディションも上げていけるのかなと思っています。

【Dr.サカモト】 今も右と左ほとんど一緒くらいですか?太ももの筋肉。

【橋本選手】 いや。

【Dr.サカモト】 まだ?左の方が弱いですか?

【橋本選手】 全然弱いですね。僕自身、左膝を悪くしてからの期間が長すぎるので。

【Dr.サカモト】 高校の時代からですもんね。

【橋本選手】 そうですね。なかなかこう、筋トレをしても大きくなりにくいところはありますね。

【Dr.サカモト】 まだ筋肉生きてるところはね、広げて大きくなると思うので、左はどんどんいじめてもらって。

【橋本選手】 はい、いじめてます。いじめ過ぎでちょっと吐きそうになってます。

【Dr.サカモト】 あ、でもそれやると少しは大きくなる?

【橋本選手】 その瞬間は、左右差ないくらいまで膨らむんですけどまた戻りたがる。それをいかにそういう状態で維持するかなので。

【Dr.サカモト】 でもいい傾向ですね。前よりも絶対大きくなっているのは。

【橋本選手】 そうですね。

【Dr.サカモト】 1個1個繊維を太くすればいいので。右と違ってね。まあ大きくしようと思ったらできる可能性あるので頑張っていただいて。あと、タンパクとかもちろん飲まれてると思うんですけど。

【橋本選手】 はい、だいぶ手こずってはいますけど、一時、去年の夏前くらいもそれでリハビリをちょっと負荷を左足ばっかりかけて、ある程度やった時は太さが全然最初に比べて何センチも違うっていう状態になったので。ま、その辺のサイズ感が、ある程度左右差はまだあるんですけど、本来怪我する前のサイズには近づいていると思います。

 

【Dr.サカモト】 こんな選択肢もあったんだと、手術しなくてよかったねと。まだまだ日本は遅れてると思うんですよ。

【橋本選手】 日本サッカー協会というとこですね。

 

> 再生医療の効果と正しい怪我との向き合い方:後編に続く

 

 

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