- 頭部、その他疾患
三叉神経痛を和らげる手のツボを解説!押し方とマッサージの注意点
三叉神経痛が疑われる痛みでは、顔に少し触れるだけでも発作が誘発されるため、痛む部分を直接マッサージしにくいのが特徴です。
そこで試しやすいのが、顔から離れた「手」のツボです。
患部に触れずに刺激できるため、痛みが強い時期でも比較的取り入れやすいセルフケアといえます。
ただし、ツボ押しはあくまで痛みを和らげるための補助的な手段です。
痛みが続く場合や、食事・会話・洗顔といった日常生活に支障が出ている場合は、自己判断で様子を見ずに医療機関を受診しましょう。
本記事では、三叉神経痛を和らげる手のツボの位置と押し方、ツボを押す際の注意点、ツボ押し以外の治療法について解説します。
セルフケアで様子を見るべきか、医療機関を受診すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
三叉神経痛の痛みに対して内服薬などの治療を続けても十分な改善が見られない場合、再生医療による治療も選択肢の一つです。
再生医療とは、患者さまの脂肪から採取した幹細胞や、血液から抽出した血小板を用いて、損傷した組織の修復を促し、症状の緩和を目指す治療法です。
リペアセルクリニックでは、再生医療についての情報を公式LINEで紹介していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
三叉神経痛を和らげる手のツボと押し方
三叉神経痛が疑われる顔の痛みに対しては、以下の2つが代表的です。
どちらも顔から離れた場所にあるため、痛む部分に触れずに刺激できます。
合谷(ごうこく)| 親指と人差し指の付け根
合谷は、顔まわりの不調に対して広く用いられてきた代表的なツボです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 手の甲側で、親指と人差し指の骨が交わる付け根から、 少し人差し指側に寄ったくぼみの部分 |
| 押し方 | 反対の手の親指と人差し指で挟むように持つ 親指の腹を使って、ゆっくり優しく圧をかける |
| 強さの目安 | 「少し痛気持ちいい」と感じる程度で、じんわり押す |
デスクワークの合間や外出先でも刺激しやすいツボのため、痛みが気になったタイミングで試してみてください。
内関(ないかん)| 手首の内側
内関は自律神経の働きを整え、心身をリラックスさせる目的で用いられるツボです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 手首の内側(手のひら側)にある横ジワから、肘に向かって指幅3本分上がったところ 2本の太い筋(腱)の間 |
| 押し方 | 反対の手の親指をツボに当てる ゆっくりと息を吐きながら、呼吸に合わせて優しく押し込む |
| 回数の目安 | 深呼吸をしながら数回繰り返す |
就寝前などリラックスしたい場面に取り入れやすいため、合谷とあわせて無理のない範囲で試してみましょう。
三叉神経痛に対して手のツボを押す際の注意点
手のツボを押す際は、以下の2点に注意が必要です。
セルフケアで症状を悪化させないために確認しておきましょう。
痛みを感じるほど強く押さない
ツボ押しでは、力任せに強く押したり揉みほぐしたりしてはいけません。
強く押してしまうと筋肉を痛める原因になり、身体に新たなストレスを与えて痛みを悪化させるリスクも生じます。
じんわりと気持ちよさを感じる程度の強さにとどめ、呼吸に合わせて優しく押すことを意識してください。
痛みが続く場合はツボ押しだけで対処しない
ツボ押しを行っても痛みが引かない場合は、セルフケアだけで対処せず、医療機関を受診してください。
三叉神経痛には、血管が神経を圧迫しているなど、根本的な原因が存在することが多いとされています。
ツボ押しは痛みを一時的に和らげる補助的な手段であり、原因そのものを取り除くものではありません。
日常生活に支障が出ている場合は、自己判断でのセルフケアを続けず、速やかに専門医の診断を仰ぎましょう。
三叉神経痛を和らげる手のツボ押し以外の治療法
ここでは、三叉神経痛の主な治療法として以下の2つを解説します。
どの治療法が適しているかは、痛みの原因や経過、全身の状態によって異なります。
薬物療法(内服薬)
三叉神経痛の初期治療として一般的に選択されるのが、抗てんかん薬(カルバマゼピンなど)による薬物療法です。
神経の異常な興奮を抑えることで痛みの緩和を図りますが、内服薬による治療には以下のような注意点があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な副作用 | めまい・ふらつき 薬疹などの皮膚症状 重篤な血液障害 |
| 長期服用の課題 | 服用を続けるうちに薬の効果が弱まっていく (効果減弱)ことがある |
※出典:日本ペインクリニック学会誌
副作用が気になる場合や服用を続けても痛みが十分に抑えられない場合は、担当医に相談し、ほかの治療法を含めて検討していきましょう。
ガンマナイフ
ガンマナイフは、内服薬による痛みのコントロールが難しくなった場合に選択されます。
開頭手術を行わず、ガンマ線を所定の部位に集中して照射する定位放射線治療の一つです。
頭部を切開しないため身体への負担が比較的少なく、高齢や全身状態などの理由で開頭手術が難しい方にも検討されることがあります。
※出典:国立循環器病研究センター
治療方針については、脳神経外科などの専門医と相談しながら決めていきましょう。
三叉神経痛に対する手のツボに関するよくある質問
三叉神経痛と手のツボについて、患者さまから寄せられることの多い質問にお答えします。
セルフケアを続けるうえで気になる点を、以下で確認してください。
三叉神経痛を自力で治すツボ押し以外の方法はある?
ご自身で行える対策としては、ストレス・疲労・冷えを避け、自律神経を整えることが重要です。
これらは自律神経を乱し、発作を誘発して痛みを悪化させる要因になると考えられています。
睡眠時間を確保する、身体を冷やさないよう心がけるなど、生活習慣を見直すことから始めてみましょう。
また冷たい飲み物や硬い食べ物は、顎を大きく動かしたときに痛みを誘発しやすいため、いずれも避けるのが賢明です。
ただし、これらはいずれも痛みを起こしにくくするための工夫であり、三叉神経痛そのものを治すものではありません。症状が続く場合は医療機関を受診してください。
顔や足にも三叉神経痛に効くツボはある?
顔には「下関(げかん)」「頬車(きょうしゃ)」、足には「足三里(あしさんり)」といったツボがあります。
ただし、痛みが非常に強い時期に顔のツボを無理に触ると、それ自体が発作の誘発因子となるリスクがあります。
まずは顔から離れた手のツボや、足の「足三里」から試す方が安全です。
顔まわりを刺激する場合は、痛みが落ち着いている時期に、ごく軽い力で行うようにしましょう。
三叉神経痛は手のツボ押しだけに頼らず医療機関を受診しよう
手のツボ押しは、患部に触れずに行える手軽なセルフケアとして試す価値があります。
合谷や内関は場所を選ばず刺激できるため、痛みが気になったタイミングで取り入れやすい方法です。
一方で、ツボ押しはあくまで一時的に痛みを和らげるために活用される補助的な手段であり、根本的な治療法ではありません。
ツボ押しを試しても痛みが引かない場合や日常生活に支障をきたすほどの痛みが続く場合は、我慢を重ねずに医療機関へ速やかに相談しましょう。
また、薬物療法を続けても十分な改善が見られない場合には、身体への負担が少ない治療法として、再生医療も選択肢の一つです。
詳しく知りたい方は、リペアセルクリニックの公式LINEでも情報を紹介していますので、参考にしてください。
監修者
圓尾 知之
Tomoyuki Maruo
医師
資格・所属学会
日本脳神経外科学会 所属
脳神経外科の最先端治療と研究成果を活かし、脳卒中から1日でも早い回復と後遺症の軽減を目指し、患者様の日常生活の質を高められるよう全力を尽くしてまいります。





















