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腹痛を和らげるツボ6選|手・足・お腹にあるツボの位置と注意点について解説

突然の腹痛や胃の不調に襲われ、「今すぐこの痛みをどうにかしたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
薬が手元にないときや、仕事中などですぐに休めないときには、手軽に実践できる「ツボ押し」が役立つ場合があります。
正しい位置を適切な強さで刺激することで血流が良くなり、つらい痛みを一時的に和らげる効果が期待できます。
本記事では、腹痛の緩和に役立つ6つの代表的なツボの位置をはじめ、正しい押し方について解説します。
いざというときに効果的なケアができるように、ぜひ本記事の情報をお役立てください。
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目次
腹痛を和らげるツボ【6選】
急な腹痛や胃腸の不調を和らげるには、胃腸の働きを整えるツボを適切に刺激することが有効です。
本章では、腹痛の緩和に役立つ代表的なツボを6つ紹介します。
それぞれのツボの正確な位置と、どのような痛みに効果が期待できるのかを詳しく見ていきましょう。
合谷(ごうこく)
合谷は、手の甲にあるツボで、親指と人差し指の骨が交わる少し手前のくぼみに位置しています。
胃腸の働きを活発にして、便秘や下痢を伴う腹痛を和らげるのに役立つツボです。
また、自律神経の乱れを整えて精神的な緊張をほぐす働きもあるため、ストレス性の胃腸トラブルにも効果が期待できます。
ツボを押す際は息をゆっくり吐きながら、痛気持ちいいと感じる程度の強さで押し揉んでみましょう。
足三里(あしさんり)
足三里は、膝の皿の外側から指4本分ほど下に下がった、すねの骨の外側にあるツボです。
胃腸の不調全般に効果があるとされており、消化不良や胃痛、食べ過ぎによるお腹の張りの改善に役立ちます。
また、胃腸の働きを活発にして消化吸収を助けるだけでなく、全身の疲労回復や足の疲れを和らげる効果も期待できます。
椅子に座ってリラックスした状態で親指をツボに当て、少し強めにじっくりと押し込んでみましょう。
中脘(ちゅうかん)
中脘は、へそとみぞおちを直線で結び、ちょうど中間あたりに位置するお腹の中心にあるツボです。
胃の働きを直接助ける効果に優れており、胃もたれやキリキリとした不快な胃痛を和らげるのに役立ちます。
また、暴飲暴食による胃腸へのダメージが気になる方や、食欲不振に悩んでいる方も積極的に刺激したい場所です。
強く押しすぎると内臓への負担になるため、両手の人差し指と中指を重ねて優しく押すようにしてください。
天枢(てんすう)
天枢は、へその両脇からそれぞれ外側へ指3本分ほど離れた場所に位置している左右対になったツボです。
大腸の働きを整える効果が期待でき、便秘によるお腹の張りや下痢を伴う急な腹痛の改善に役立ちます。
また、お腹周りの血流を促して内臓の冷えを解消する働きもあるため、冷え性からくる慢性的な腹部の不調にも有効です。
息をゆっくり吐きながら、両手の人差し指から薬指の3本を使って、優しく沈み込むように押してみてください。
梁丘(りょうきゅう)
梁丘は、膝の皿の外側にある上端から指3本分ほど上に上がった太ももの位置にあるツボです。
胃の痛みを即効で和らげる効果があるとされており、突然襲ってくるキリキリとした急な腹痛や胃けいれんの緩和に役立ちます。
ストレスや緊張でお腹が痛くなりやすい方が、外出先で急な不調を感じたときの応急処置としても知っておきたいツボです。
両手で太ももを包み込むようにして親指をツボにしっかりと当て、少し痛みを感じる程度の強さで長めに押し揉んでみましょう。
巨闕(こけつ)
巨闕は、みぞおちの少し下、左右の肋骨が交わる場所から指2本分ほど下がった位置にあるお腹のツボです。
胃酸の過剰な分泌を抑える働きがあり、ストレスからくる胃痛や胸やけ、吐き気などの不快感を和らげるのに役立ちます。
また、精神的な不安や緊張を和らげて自律神経を整える効果も期待でき、心身のリラックスを促したいときに試してみてください。
指の腹を使って円を描くように、呼吸に合わせて優しく撫でるような強さで刺激しましょう。
腹痛に効くツボの正しい押し方
ツボ押しで腹痛を和らげるためには、正しい力加減と呼吸法を意識しながら行うことが大切です。
本章では、ツボの正しい押し方と意識したいポイントとして、以下の2つを解説します。
ツボ押しの正しい手順とポイントを理解し、効果的に胃腸の不調をケアするための参考にしてください。
痛気持ちいい強さで押す
ツボを押すときは、痛みを感じる一歩手前の「痛いけれど気持ちいい」と思える適度な強さを心がけてください。
早く痛みを治したいからといって、指に力を込めて無理やり強く押しすぎるのは危険なので避けましょう。
強すぎる刺激は周囲の筋肉を過剰に緊張させ、かえって胃腸の働きを悪化させてしまう恐れがあるため要注意です。
指の腹を使ってゆっくりと均等に圧をかけ、心地よい刺激がじんわりと体の奥へ広がる感覚を目安にしてください。
息をゆっくり吐きながら押す
ツボを刺激する際は、指の動きとご自身の呼吸のタイミングを合わせることが大切です。
指でツボをゆっくりと押し込むときに、口から「ふーっ」と細く長く息を吐き出しましょう。
一方で、指を離すときには鼻から自然に息を吸い込むことを意識して、数回ゆっくりと繰り返すようにしてください。
深い呼吸を意識するだけで自律神経が整いやすくなり、心身の緊張をほぐす効果も期待できます。
腹痛を和らげるためのツボ押しを避けるべきタイミング
ツボ押しは手軽な腹痛ケアの一つですが、体の状態によっては逆効果になるため、特定のタイミングでは避ける必要があります。
具体的には、以下のようなタイミングでツボ押しするのは控えてください。
- 食後30分以内、または満腹時
- お酒を飲んだ後や発熱しているとき
- 痛みが激しいとき
- 妊娠中
食後すぐにツボを刺激すると、消化のために胃腸へ集まっていた血液が全身に分散し、胃腸の働きが低下して消化不良を引き起こす可能性があります。
少なくとも食後30分〜1時間ほどの時間を空け、胃腸の働きが落ち着いてからツボ押しを行ってください。
また、飲酒後や発熱時にツボを押すと全身の血行が急激に良くなり、アルコールが回りやすくなったり熱が上がったりする場合があるため注意が必要です。
激しい痛みがあるときや妊娠中の方も、ツボ押しによる血流変化が逆効果になってしまうため、自己判断でのケアは避けましょう。
腹痛を和らげるツボに関するよくある質問
腹痛や胃腸の不調に関するツボ押しについて、多くの方が疑問に感じるポイントをまとめました。
本章では、腹痛を和らげるツボに関してよく寄せられる以下の2つの質問に回答します。
急な痛みへの対処法や、便秘に伴うつらい症状を緩和するための正しい知識としてぜひお役立てください。
腹痛に効く即効性のあるツボはどこ?
腹痛に効く即効性のあるツボとして、太ももにある「梁丘(りょうきゅう)」や手の甲にある「合谷(ごうこく)」が挙げられます。
特に梁丘は、突然襲ってくる胃の痛みや急な下痢の症状を素早く鎮めるのに役立つツボといわれています。
外出先や仕事中など、すぐに休むことが難しい場面での応急処置として覚えておくと便利です。
また、合谷も胃腸の働きを活発にして痛みを和らげるのに役立ちます。
急な痛みが起きたら深呼吸をしながら、これらのツボを「痛気持ちいい」と感じる強さで優しく押し揉んでみてください。
便秘による腹痛に効くツボはある?
便秘に伴うお腹の張りや痛みには、へその両脇に位置する「天枢(てんすう)」というツボが役立ちます。
天枢は大腸の働きを整える効果が期待でき、滞った便の排出をスムーズに促してつらい腹痛を和らげる働きがあります。
仰向けに寝転んでリラックスした状態になり、息をゆっくりと吐きながら両手で優しく沈み込むように押しましょう。
また、手の甲にある「合谷(ごうこく)」も自律神経を整えて排便を促すため、便秘解消のサポートに役立ちます。
これらのツボを日常的に刺激することで、便秘になりにくい健康的な腸内環境を少しずつ整えていきましょう。
腹痛を和らげるツボ押しは有効なセルフケアの一つ
突然の腹痛や胃もたれを感じた際、正しいツボ押しを実践することは、手軽で有効なセルフケアの一つです。
胃腸の働きを整える「足三里」や即効性が期待できる「梁丘」など、症状に合わせたツボを適度な強さで刺激することで、つらい痛みを和らげるのに役立ちます。
ただし、力任せに強く押したり、食後すぐや飲酒後に刺激したりするのは、かえって体に負担をかけるため避けてください。
深呼吸を意識しながらリラックスした状態でツボを刺激し、ご自身の胃腸の調子を整えて健やかな毎日を過ごしましょう。
万が一激しい痛みが続く場合は、自己判断でセルフケアを続けるのではなく、速やかに医療機関を受診して適切な治療を受けることも重要です。
監修者
渡久地 政尚
Masanao Toguchi
医師
略歴
1991年3月琉球大学 医学部 卒業
1991年4月医師免許取得
1992年沖縄協同病院 研修医
2000年癌研究会附属病院 消化器外科 勤務
2008年沖縄協同病院 内科 勤務
2012年老健施設 かりゆしの里 勤務
2013年6月医療法人美喜有会 ふたこクリニック 院長
2014年9月医療法人美喜有会 こまがわホームクリニック 院長
2017年8月医療法人美喜有会 訪問診療部 医局長
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 院長























