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椎間板ヘルニアの手術リスクとは?合併症や後遺症の可能性・失敗を避ける対策を解説

椎間板ヘルニア手術のリスクについて解説!起こりうる合併症についても紹介
公開日: 2026.01.30 更新日: 2026.07.31

椎間板ヘルニアとは、背骨のクッションの役割をする椎間板が飛び出して神経を圧迫する疾患で、腰や足に強い痛み・しびれを引き起こします。

症状が重い場合は手術を勧められることもありますが、放置すると日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

「手術を勧められたけれど、失敗や後遺症が心配」「手術しても治らなかったらどうしよう」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、椎間板ヘルニア手術で起こり得るリスク、失敗を避けるための対策について詳しく解説します。

椎間板ヘルニアの手術を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

なお、椎間板ヘルニアの手術を避けたい方、手術に伴うリスクが不安な方は、「再生医療」も選択肢の一つです。

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再生医療は、ご自身の細胞や血液を用いて損傷した組織の再生・修復を目指す治療法で、身体への負担が比較的少ない点が特徴です。

【こんな方は再生医療をご検討ください】

  • 背中や腰、胸の痛み・しびれをできるだけ早く改善したい方
  • できる限り手術を避けて治療を進めたい方
  • 保存療法では十分な改善が得られなかった方

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椎間板ヘルニア手術で考えられる主なリスク

椎間板ヘルニアの手術は症状を改善するために有効な治療法の一つですが、すべての手術には一定のリスクが伴います。

本章では、椎間板ヘルニアの手術で考えられる5つのリスクについて解説します。

手術を受ける前に、どのようなリスクがあるのか理解しておきましょう。

神経損傷

椎間板ヘルニアの手術では、飛び出した椎間板を取り除くために神経の近くで細かい操作を行います。

手術中に器具が神経に触れたり圧迫したりすることで神経が傷つき、以下の症状が現れるリスクがあります。

  • 足や腰にしびれ、痛みが残る
  • 足首が上がりにくくなる、つま先立ちがしづらくなる
  • 筋力の低下
  • まれに排尿・排便の障害が生じる

万が一損傷が起きた場合でも、適切な治療やリハビリを受けることで改善が期待できます。

経験豊富な医師を選ぶことも、リスクを減らすポイントです。

感染症(化膿)や骨髄炎

手術部位に細菌が侵入すると、傷口が化膿したり、重症化して骨髄炎を引き起こしたりする恐れがあります。

感染症は術後の免疫力低下や傷口の管理不足が原因となることが多く、全内視鏡下手術(FELD)では約0.5%の確率で細菌感染が発生すると報告されています。
※参考:全内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出手術|香川労災病院

以下の症状が現れた場合は、感染症が疑われます。

  • 発熱
  • 傷口の赤みや腫れ
  • 痛みの増強
  • 膿の排出

感染症にかかっても、早期に治療を開始することで、感染の拡大や重症化を防げます。

硬膜損傷による脳脊髄液漏

椎間板ヘルニアの手術では、脊髄を包んでいる硬膜という薄い膜が損傷し、中の髄液が漏れ出すことがあります。

とくに内視鏡下手術(FELD)では、術後3日〜30日後に髄液が漏れ出す可能性があるため、以下の症状が現れないか注意が必要です。

  • 強い頭痛(とくに起き上がったときに悪化する)
  • 吐き気

硬膜損傷が起きた場合、多くは安静にすることで自然に回復します。

血栓症や癒着

術後に長時間安静にしていると、血流が滞り、足の深い部分の静脈に血の塊(血栓)ができることがあります。

この血栓が肺に飛ぶと深部静脈血栓症や肺塞栓症といった重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。

また、手術部位の組織が癒着(くっつくこと)すると、神経が圧迫されて痛みが長引く原因となることもあります。

以下のような症状が現れた場合は注意が必要です。

  • 足のむくみや痛み(深部静脈血栓症の兆候)
  • 息苦しさや胸の痛み(肺塞栓症の兆候)
  • 術後しばらく経っても痛みが続く(癒着の可能性)

術後は医師の指示に従い、適切なタイミングでリハビリを開始することが大切です。

早期に体を動かすことで、血栓の形成や癒着のリスクを減らせます。

再発の可能性

椎間板ヘルニアの手術は症状を改善する有効な方法ですが、手術後に再発する可能性はゼロではありません

米国の大規模研究によると、手術後5年以内に再手術が必要になった割合は約14.4%、再手術後からさらに5年以内にもう一度手術を受ける割合は18.2%と報告されています。
※参考:PubMed

術後1年以内は再発リスクが最も高く、時間の経過とともにリスクは減少する傾向にあります。

再発を防ぐためには、適切な体重管理や姿勢の改善、そして医師や理学療法士の指導のもとでリハビリを継続することが重要です。

椎間板ヘルニア手術における麻酔時のリスク

椎間板ヘルニアの手術では全身麻酔が用いられるケースが多く、安全性が高い一方でいくつかのリスクも伴います。

手術を受ける前に、麻酔に伴う以下のリスクについても理解しておきましょう。

リスクの種類 説明
術後の吐き気・嘔吐 ・全身麻酔を受けた方の約30%に起こる頻度の高い合併症
・女性、若年者、乗り物酔いがある方、非喫煙者に起こりやすい
のどの痛み・声のかすれ ・気管にチューブを入れる操作により、一時的にのどの痛みや声のかすれが生じることがある
・ほとんどの場合、数日で回復する
アレルギー反応 ・麻酔薬に対するアレルギー反応(かゆみ、蕁麻疹、気管支痙攣など)が起こることがある
・喘息の持病がある方はとくに注意が必要
血圧の変動 ・麻酔中に血圧が上昇したり低下したりすることがある
・高血圧や心臓病のある方はリスクが高まる
深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群) ・2時間以上、体を動かせない状態が続くと、足に血栓ができるリスクがある。
・手術中はフットポンプやストッキングで予する
覚醒遅延 ・肝臓や腎臓の機能が低下している方では、麻酔から目が覚めるまでに時間がかかることがある

麻酔科専門医が行う全身麻酔の安全性は高く、麻酔が直接の原因で死亡するケースは10万例に1例程度と報告されています。

ただし、高齢の方や持病がある方、緊急手術の場合はリスクが高まります。

何か治療中の病気やアレルギーがある場合は、必ず麻酔担当医にお伝えください。

椎間板ヘルニア手術で失敗を避けるための対策

手術後のトラブルや再発のリスクを減らすには、信頼できる医師選びと術後の正しい過ごし方を事前に把握しておくことが大切です。

本章では、手術で失敗を避けるために取り組みたい対策について解説します。

納得のいく治療を受け、元の生活に戻るための事前準備として、ぜひ参考にしてください。

経験と技術のある医師を探す

椎間板ヘルニアの手術で失敗を避けるには、脊椎疾患の治療実績が豊富で、高度な技術を持つ医師を選ぶことが重要なポイントです。

執刀医の経験不足は、神経の損傷や症状の再発といったリスクを高める原因に直結します。

病院のホームページなどで、整形外科の専門医資格の有無や年間の手術件数などを事前に確認してみましょう。

また、カウンセリング時に治療方針について分かりやすく丁寧に説明してくれるかどうかも大切な判断基準となります。

セカンドオピニオンを取り入れる

提示された治療方針に少しでも不安や迷いがある場合は、別の医療機関で専門医の意見を聞く「セカンドオピニオン」の活用をご検討ください。

一人の医師の診断だけでなく、複数の視点から病状を客観的に評価してもらうことで、手術の必要性を深く理解できるようになります。

また、別の術式や手術以外のアプローチなど、ご自身のライフスタイルに合ったより良い治療法が見つかる可能性もあります。

納得して治療に進むための前向きな選択として、ぜひ取り入れてみてください。

術後の注意点を理解して対策する

手術が無事に終わった後の過ごし方を理解しておくことも、再発を防ぎ、後遺症を残さないための重要な要素です。

術後は腰の組織がデリケートな状態になっているため、重い物を持つ動作や腰を強くひねるような姿勢は避ける必要があります。

退院後のリハビリ計画や日常生活での制限事項について、手術を受ける前から主治医によく確認しておきましょう。

自宅の環境を整えたり、仕事の復帰時期を調整したりと、ゆとりを持って回復に専念できる準備を進めておくことで、術後のトラブルを未然に防ぐことにつながります。

椎間板ヘルニア手術のリスクに関するよくある質問

納得のいく治療法を選ぶためにも、手術に関する不安や疑問をあらかじめ解消しておくことが重要です。

本章では、椎間板ヘルニア手術のリスクに関してよく寄せられる疑問に回答します。

治療への理解を深めるためにも、ぜひ参考にしてください。

椎間板ヘルニア手術の失敗率は?

椎間板ヘルニア手術全体の成功率は一般的に高く、重大な失敗や後遺症が生じるケースは少ないといわれています。

また、手術の有効性は70〜80%といわれており、多くの方が手術によって症状が改善・軽減することがわかっています。
※出典:全内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出手術

しかし、再発や痛みが完全に取りきれないリスクは決してゼロではありません。

術式や患者様の状態によっても結果は変わるため、具体的な内容については主治医に直接確認すると良いでしょう。

手術のメリットと起こり得るリスクの双方を十分に理解し、納得した上で治療方針を決定することが大切です。

椎間板ヘルニアを手術しないで治すには?

症状が軽度の場合、手術を行わずに痛みを和らげる「保存療法」を選ぶことが基本的な治療の第一歩となります。

具体的には、コルセットの着用や安静を保つことで患部への負担を減らし、自然な回復を促します。

また、痛みを抑えるお薬の内服や、神経の周りに薬を注射するブロック注射などのアプローチを組み合わせケースもあります。

症状が落ち着いてきたら、無理のない範囲でストレッチや筋力トレーニングを取り入れましょう。

椎間板ヘルニアの手術を避けるには「再生医療」をご検討ください

椎間板ヘルニアの手術には、神経損傷・感染症・硬膜損傷・血栓症といった合併症のリスクに加え、術後の再発リスクも伴います。

また、麻酔に伴うリスクもあるため、手術を受けることに不安を感じる方も少なくありません。

そのような方には、ご自身の細胞や血液を用いて、損傷部位の再生・修復を目指す「再生医療」も選択肢の一つです。

再生医療は、手術や入院を必要とせず、身体への負担が比較的少ない治療法であるため、手術に伴うリスクを回避できる可能性があります。

当院リペアセルクリニックでは、幹細胞を損傷部位へ直接届ける独自の「脊髄腔内ダイレクト注射療法」によって、高い治療効果が期待できます。

脊髄腔内ダイレクト注射療法

実際に当院で治療を受けられた方の症例については、以下の動画で紹介しております。ぜひご覧ください。

手術を避けたい方や、合併症・後遺症のリスクに不安を感じている方は、一人で悩まず、まずは当院リペアセルクリニックへご相談ください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設