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潰瘍性大腸炎の再燃のきっかけとは?予防法もあわせて解説

潰瘍性大腸炎の再燃のきっかけとは?予防法もあわせて解説
公開日: 2026.07.31

潰瘍性大腸炎は、症状が落ち着いている寛解期と、症状が再び現れたり悪化したりする再燃期を繰り返す病気です。

せっかく寛解を維持できていても、「どんなことがきっかけで再燃するのか」「どうすれば防げるのか」と不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

本記事では、潰瘍性大腸炎が再燃する主なきっかけや前兆・悪化のサイン再燃したときの対処法と予防のポイント、受診の目安までをわかりやすく解説します。

なお、標準治療を続けても再燃を繰り返してしまう場合には、再生医療も選択肢の一つとなります。

\再生医療という選択肢/

再生医療とは、患者さま自身の細胞が持つ修復力を利用して、傷ついた組織の回復をサポートする治療法です。

実際に当院(リペアセルクリニック)の治療を受けられた方の症例については、以下でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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現在の治療を続けても再燃を繰り返している方や、寛解を長く維持できず日常生活に不安を感じている方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。

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潰瘍性大腸炎が再燃する主なきっかけ

潰瘍性大腸炎の再燃は、ストレスや感染症、食生活の乱れ、服薬の中断など、日常のさまざまな要因が引き金になって起こると考えられています。

ここでは、再燃のきっかけとして特に注意したい5つの要因を解説します。

ストレスや慢性的な疲れ

再燃のきっかけとして代表的なのが、過度なストレスや慢性的な疲れです。

潰瘍性大腸炎の発症や再燃にストレスが直接関与するかは完全には解明されていません。

しかし、心身の負担は自律神経のバランスや免疫の働きに影響し、腸の炎症を悪化させる要因になり得るとされています。

仕事や人間関係の悩み、睡眠不足などで疲れをためこまないよう、意識的に休息やリフレッシュの時間を取り入れることが大切です。

感染症や体調不良

かぜや胃腸炎などの感染症、それに伴う体調不良も、再燃のきっかけになることがあります。

特に、細菌やウイルスによる腸管の感染は炎症を引き起こし、潰瘍性大腸炎の症状を悪化させる引き金になります。

また、発熱や下痢などで体力が落ちると、腸への負担も大きくなるため注意が必要です。

日頃から手洗いや十分な休養で感染症を予防し、体調を崩したときは無理をしないことが再燃予防につながります。

特発性の再燃(原因が明確でない)

生活習慣や服薬状況に問題がなく、明確なきっかけが見当たらないにもかかわらず、潰瘍性大腸炎が再燃することもあります。

潰瘍性大腸炎は、免疫機能の異常をはじめ、遺伝的要因や腸内環境など、複数の要因が関係して発症すると考えられていますが、その仕組みは完全には解明されていません。

食事や生活習慣に十分注意していても、すべての再燃を防げるとは限りません。

血便や下痢、腹痛などの症状がみられた場合は、早めに主治医へ相談して適切な治療につなげましょう。

食生活の乱れ

脂質や糖質に偏った食事、暴飲暴食などは腸に負担をかけ、潰瘍性大腸炎の症状を悪化させるきっかけになることがあります。

特に、以下のような食品・飲料は、人によって腹痛や下痢などを引き起こす場合があるため注意が必要です。

  • 脂質の多い食品
  • 香辛料などの刺激が強い食品
  • アルコール
  • 不溶性食物繊維を多く含む食品

症状が強く現れている活動期は、脂質や刺激物、不溶性食物繊維の摂取量を調整し、消化しやすい食品を選びましょう。

一方、寛解期には特定の食品を過度に制限せず、栄養バランスの整った食事を続けることが大切です。

食事内容と体調の変化を記録しながら、自分に合った食事について主治医や管理栄養士に相談しましょう。

服薬中断や自己判断による治療変更

症状が落ち着いたからといって、自己判断で薬の服用を中断したり、量を減らしたりすると、潰瘍性大腸炎の再燃につながる可能性があります。

潰瘍性大腸炎では、症状がみられない寛解期であっても、腸の炎症を抑えて良好な状態を維持するために、5-ASA製剤などの薬を継続することが大切です。

薬の服用を中断すると、気づかないうちに腸の炎症が再び強まり、血便や下痢、腹痛などの症状が現れる場合があります。

潰瘍性大腸炎の再燃でみられる前兆・悪化のサイン

再燃の前兆・悪化のサインとして代表的なのは、1日の排便回数が増える、便に血液や粘液が混じる、腹痛や腹部の不快感、しぶり腹(テネスムス)といった症状です。

潰瘍性大腸炎の再燃では、寛解期に落ち着いていた症状が再び現れます。

部位・区分 気づきたいサイン
便通 下痢や軟便が続く、排便回数が増える
便の状態 血便・粘液便がみられる
おなか 腹痛、しぶり腹
全身(悪化時) 発熱、体重減少、貧血、強い倦怠感

これらのサインに気づいたら、我慢せず早めに主治医へ相談することが、症状の悪化を防ぐうえで重要です。

潰瘍性大腸炎が再燃したときの対処法と予防のポイント

再燃したときは、早めに主治医へ相談し、規則正しい生活と服薬の継続で炎症をコントロールすることが基本です。

ここでは、再燃時の対処と再燃予防のために意識したい3つのポイントを解説します。

症状が出たら早めに主治医へ相談する

血便や下痢、腹痛などの再燃が疑われる症状に気づいた場合は、市販薬などで自己対処せず、早めに主治医へ相談しましょう。

症状が軽いうちに受診し、適切な検査や治療を受けることで、炎症の悪化や重症化を防ぎやすくなります。

受診時には、以下の内容を具体的に伝えることが大切です。

  • 症状が現れた時期
  • 排便回数や便の状態
  • 血便・粘液便の有無
  • 腹痛や発熱など、ほかの症状
  • 現在の服薬状況
  • 過去に再燃した際の症状やきっかけ

日頃から症状や排便の状態を記録しておくと、医師が病状を判断し、治療方針を検討する際の手がかりになります。

規則正しい生活とストレス管理を意識する

潰瘍性大腸炎の再燃を防ぐためには、生活リズムを整え、ストレスをため込みすぎないことが大切です。

十分な睡眠を確保し、起床・就寝や食事の時間をできるだけ一定に保つことで、自律神経や腸の働きが安定しやすくなります。

また、趣味を楽しむ時間や心身を休める時間を意識的に設け、自分に合った方法でストレスを発散しましょう。

無理なく続けられる生活習慣を取り入れることが、体調を整え、寛解を維持することにつながります。

症状が良くなっても服薬を続ける

潰瘍性大腸炎の再燃を防ぐためには、症状が落ち着いている時期も主治医の指示どおりに服薬を続けることが大切です。

寛解期は自覚症状がなくても、腸内に炎症が残っている場合があります。

自己判断で薬を中断したり、服用量を減らしたりすると、炎症が再び強まり、血便や下痢・腹痛などの症状につながる可能性があるので注意が必要です。

薬の副作用が気になる場合や、症状が改善して薬を減らしたい場合も、自分の判断で治療内容を変更してはいけません。

減量や中止を希望するときは、必ず主治医に相談し、指示を受けましょう。

潰瘍性大腸炎の再燃が疑われるときの受診タイミング

潰瘍性大腸炎の再燃が疑われる場合は、症状を我慢せず、早めに消化器内科や主治医へ相談することが大切です。

特に、以下のような変化がみられる場合は、腸の炎症が再び強まっている可能性があります。

  • 下痢や血便が数日間続いている
  • 排便回数が普段より明らかに増えた
  • 腹痛が強くなった
  • 発熱や体重減少がみられる
  • 便意切迫感や強い倦怠感がある

また、症状が落ち着いている寛解期でも、定期的な通院や検査を続ける必要があります。

潰瘍性大腸炎は、発症から7〜8年ほど経過すると大腸がんのリスクが高まるとされているため、定期的な内視鏡検査が重要です。
※参照:難病情報センター「潰瘍性大腸炎」

早めの受診と定期的な検査を継続することが、再燃の重症化や合併症を防ぎ、寛解を長く維持することにつながります。

潰瘍性大腸炎の再燃のきっかけを知り早めに対処しよう

潰瘍性大腸炎の再燃には、ストレスや感染症、食生活の乱れ、服薬の中断など、さまざまな要因が関係する一方で、生活習慣に気をつけていても、明確な原因が分からないまま再燃する場合もあります。

再燃のリスクを抑えるためには、症状が落ち着いている寛解期も主治医の指示どおりに服薬を続け、規則正しい生活や適切なストレス管理を心がけることが大切です。

潰瘍性大腸炎は長期的な治療が必要な病気ですが、再燃のきっかけや前兆を理解し、予防と早期の対処を続けることで、寛解を維持しながら自分らしい生活を目指せます。

一方で、治療を続けても再燃を繰り返し、寛解の維持が難しい場合は、新たな治療法として再生医療を検討することも選択肢の一つです。

再生医療の治療内容や特徴については、以下の動画で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

現在の治療で症状が安定せず、再燃による日常生活への影響や将来への不安を感じている方は、一人で悩まず、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。

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監修者

渡久地 政尚

Masanao Toguchi

医師

略歴

1991年3月琉球大学 医学部 卒業

1991年4月医師免許取得

1992年沖縄協同病院 研修医

2000年癌研究会附属病院 消化器外科 勤務

2008年沖縄協同病院 内科 勤務

2012年老健施設 かりゆしの里 勤務

2013年6月医療法人美喜有会 ふたこクリニック 院長

2014年9月医療法人美喜有会 こまがわホームクリニック 院長

2017年8月医療法人美喜有会 訪問診療部 医局長

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 院長