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潰瘍性大腸炎でおならが臭くなる・増えるのはなぜ?原因や対策を解説

潰瘍性大腸炎と診断されてから、おならの回数が増えた・臭いが以前よりずっとひどくなったと感じている方は多いのではないでしょうか。
潰瘍性大腸炎によるおならの増加や強い臭いは、大腸粘膜の炎症・腸内細菌叢の乱れ・食事や薬の影響など、複数の要因が重なって生じる症状です。
ただし、おならだけで病状悪化の断定はできないため、正しい知識をもって状態を見極めることが大切です。
本記事では、潰瘍性大腸炎でおならが増える・臭くなる原因から悪化サインの見分け方まで詳しく解説します。
潰瘍性大腸炎の治療を続けながらも、おならや腹部膨満感が気になる方は、従来の薬物療法や生活習慣の改善に加えて、再生医療という選択肢もあります。
潰瘍性大腸炎に対する
\再生医療という選択肢/
再生医療とは、患者さま自身の細胞や組織を用いて、炎症によって傷ついた組織の修復を支える環境を整えることを目指す治療法です。
【こんな方は再生医療をご検討ください】
- 薬物療法やG-CAP療法を続けているが、症状が改善しない方
- 炎症が繰り返し再燃し、寛解を長く維持できていない方
- 手術以外の選択肢を探している方
- 日常生活・QOLへの影響を少しでも軽減したい方
- 副作用の少ない治療法を希望している方
現在の治療に不安を感じている方や、新たな選択肢について詳しく知りたい方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)にご相談ください。
目次
潰瘍性大腸炎のおならが臭う・増える原因
潰瘍性大腸炎でおならが増えたり臭いが強くなったりする背景には、以下の3つの要因が複合的に関係しています。
それぞれの原因を正しく理解することが、症状への適切な対処につながります。
腸の炎症によってガスがたまりやすくなる
潰瘍性大腸炎では、大腸粘膜の炎症によって腸の動きが不安定になることで、発生したガスが排出されにくくなります。
ガスがたまった際にみられやすい症状は、以下のとおりです。
- 腹部が張る
- 腹部に圧迫感や不快感がある
- おならの回数が増える
- ガスがたまった後に、まとめて排出される
- 腹痛や便意を感じやすくなる
また、腸内細菌のバランスが変化すると、食べ物が腸内で発酵する際に発生するガスが増える場合もあるので注意が必要です。
さらに、潰瘍性大腸炎に伴う下痢や便秘などの便通異常が重なると、ガスが腸内に停滞し、腹部の張りやおならが強く感じられることもあります。
ガスや腹部膨満感が気になる場合は、食事内容や症状が現れるタイミングを記録し、主治医に相談することが大切です。
腸内環境の乱れ
潰瘍性大腸炎では、大腸粘膜の炎症によって腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスが乱れ、おならの臭いが強くなることがあります。
健康な腸内では、さまざまな腸内細菌がバランスを保っています。
しかし、腸の炎症や下痢などが続くと、腸内細菌の種類や割合が変化し、臭いの原因となるガスが発生しやすい状態になります。
特に、食べ物に含まれるたんぱく質や含硫アミノ酸が腸内細菌によって分解されると、硫化水素などの揮発性硫黄化合物が生じ、腐った卵のような臭いを感じることがあります。
また、下痢や便秘などによって腸の動きが乱れると、食べ物の残りが腸内で発酵し、ガスの量や臭いが強くなる場合もあるでしょう。
おならの臭いが気になるときは、以下の要因が関係している可能性があります。
- 腸内細菌のバランスの変化
- 腸内でのたんぱく質や食べ物の発酵
- 下痢や便秘などによる便通の乱れ
- 食事内容による影響
ただし、おならの臭いだけで潰瘍性大腸炎の悪化を判断することはできません。
臭いの変化に加えて、腹痛・下痢・血便などが続いている場合は、主治医へ相談しましょう。
食事や薬の影響
潰瘍性大腸炎では、腸の働きが不安定になることで、食事内容によってガスの量や臭いが変化しやすくなります。
以下のような食品は腸内で発酵しやすく、人によってはガスや腹部の張りにつながる場合があります。
- 豆類
- 玉ねぎやキャベツ
- 脂質の多い食品
- 炭酸飲料
- 発酵しやすい糖質を多く含む食品
- 肉や卵など、硫黄を含む成分が多い食品
消化・吸収されなかった成分が大腸に届くと、腸内細菌によって分解される過程でガスが発生します。
ただし、症状が現れる食品や摂取量には個人差があるため、特定の食品を一律に避ける必要はありません。
また、服用中の薬や治療後の体調変化が、腸の動きや腹部膨満感に影響する可能性もあります。
潰瘍性大腸炎のおならは悪化のサイン?
おならの増加や臭いの変化は、必ずしも潰瘍性大腸炎の悪化を意味するわけではありません。
しかし、他の症状を伴う場合には注意が必要です。
自分の症状がどのパターンに当てはまるか、以下を参考に確認してみてください。
おならだけで再燃とは判断できない
おならの回数が増えたり、臭いが強くなったりしただけでは、潰瘍性大腸炎が再燃したとは判断できません。
ガスの量や臭いは、以下のようなさまざまな要因によって変化します。
- 脂質や発酵しやすい食品の摂取
- 肉類や卵など、硫黄を含む食品の摂取
- ストレスや睡眠不足
- 腸内環境の変化
- 服用中の薬による影響
また、治療薬の変更や体調の変化によって腸の動きが一時的に乱れ、ガスや腹部の張りが気になる場合もあります。
おならの変化に気づいた際は、過度に不安を抱かず、まずは食事内容や服薬状況、生活習慣を振り返ってみましょう。
ただし、腹痛・下痢・血便・排便回数の増加などを伴う場合は、再燃の可能性も考えられますので、症状が続くときは、自己判断せず主治医に相談しましょう。
下痢・血便・腹痛を伴う場合は注意が必要
おならの回数や臭いの変化に加えて、以下のような症状が同時に現れている場合は、潰瘍性大腸炎が再燃している可能性があります。
| 注意すべき症状 | 考えられる状態 |
|---|---|
| 頻回の下痢・血便 | 大腸粘膜の炎症悪化や活動期への移行 |
| 腸の炎症やけいれんの悪化 | 腸の炎症やけいれんの悪化 |
| 発熱(37.5℃以上) | 炎症の悪化や合併症 |
| 急激な体重減少・強い倦怠感 |
・栄養状態の低下や病状の悪化 ・貧血や脱水 |
※参照:難病情報センター「潰瘍性大腸炎」
特に、排便回数の増加や血便が続いている場合は、大腸粘膜の炎症が強まり、寛解期から活動期へ移行していることも考えられるため注意が必要です。
これらの症状が複数重なる場合は、自己判断で様子を見るのではなく、速やかに消化器内科を受診し、適切な診断と治療を受けることが症状の悪化防止につながります。
粘液や便漏れがある場合は早めに受診する
おならの変化に加えて、以下のような症状がみられる場合は、潰瘍性大腸炎の炎症が強まっている可能性があります。
- 便に粘液や血液が混じる
- 突然、我慢しにくい強い便意を感じる
- トイレに間に合わず、便が漏れる
これらの症状は、直腸や大腸の炎症が強まっている可能性を示すサインであり、外出や日常生活に大きな支障をきたし、QOL(生活の質)を著しく低下させる要因となります。
便の状態や排便のコントロールに変化がみられた場合は、現在の治療で炎症を十分に抑えられていない可能性もあります。
排便回数や便の状態、粘液・血液の有無などを記録し、早めに主治医へ相談して、治療内容の見直しが必要か確認しましょう。
潰瘍性大腸炎のおならは原因を理解し適切に対策しよう
潰瘍性大腸炎に伴うおならの増加や強い臭いは、以下のような複数の要因が重なって生じる症状です。
- 大腸粘膜の慢性的な炎症
- 腸内細菌叢(腸内フローラ)の乱れ
- 食生活や服用している薬剤など
まずは、脂質や発酵しやすい食品の過剰摂取を避け、腸内環境を整える食事を意識しましょう。
また、睡眠不足やストレスは自律神経のバランスを乱し腸の働きを低下させるため、十分な睡眠の確保や適度な運動、ストレスをためない生活を心がけることも大切です。
ただし、おならの異常に加えて、頻回の下痢や血便・強い腹痛・発熱などの症状がみられる場合は、腸の炎症が悪化している可能性があります。
自己判断で様子を見るのではなく、できるだけ早く専門の医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
また、治療を継続していても、寛解を維持することが難しい場合は、新たな治療の選択肢として再生医療を検討する方法もあります。
再生医療の治療内容については、以下の動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
現在の治療で十分な効果を感じられない方や、手術以外の新たな治療法を検討したい方は、一人で悩まず、まずは当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
監修者
渡久地 政尚
Masanao Toguchi
医師
略歴
1991年3月琉球大学 医学部 卒業
1991年4月医師免許取得
1992年沖縄協同病院 研修医
2000年癌研究会附属病院 消化器外科 勤務
2008年沖縄協同病院 内科 勤務
2012年老健施設 かりゆしの里 勤務
2013年6月医療法人美喜有会 ふたこクリニック 院長
2014年9月医療法人美喜有会 こまがわホームクリニック 院長
2017年8月医療法人美喜有会 訪問診療部 医局長
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 院長
所属学会
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