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パーキンソン病のリハビリとは?効果や自宅でできる運動を解説

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公開日: 2026.06.30

「パーキンソン病にリハビリは本当に必要なの?」「どんな運動をすればいいの?」と、悩んでいませんか。

パーキンソン病と診断されると、症状の進行や転倒への不安から、どう過ごせばよいか迷う方も少なくありません。

結論からお伝えすると、パーキンソン病では薬物療法だけでなく、リハビリを継続することで歩行能力や日常生活動作の維持が期待できます

大切なのは、症状が軽い早期の段階から、無理なく続けられる運動を習慣にしていくことです。

本記事では、リハビリの目的や具体的な運動、自宅でできるトレーニング、継続のコツや注意点までをわかりやすく解説します。

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パーキンソン病はリハビリの継続が重要

パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質であるドパミンが減少することで、体の動きに障害が現れる進行性の病気です。

薬物療法で症状をやわらげながら、リハビリを継続することで、体の機能を保ちやすくなるとされています。

運動を続けることで筋力や柔軟性の低下を防ぎ、転倒のリスクを減らすことにもつながります。

特に、症状が軽い発症早期からリハビリに取り組むことが、将来的な機能維持のうえで大切です。

まずは「薬とリハビリの両輪で進めていく」という点を押さえておきましょう。

パーキンソン病でリハビリを行う目的

パーキンソン病のリハビリには、症状の進行をできるだけ遅らせ、日常生活を送りやすくするという目的があります。

具体的には、以下のような役割があります。

下記でそれぞれの目的を詳しく説明していくので、リハビリの意義を理解し、前向きに取り組むためにも参考にしてください。

歩行能力とバランス能力の維持

パーキンソン病では、歩幅が小さくなったり、姿勢が前かがみになったりして、バランスを崩しやすくなります。

リハビリで歩行訓練やバランス練習を続けることで、転倒を防ぎ、自分の足で歩ける期間を保ちやすくなると考えられています。

歩くときに足が出にくくなる「すくみ足」への対策としても、リハビリは役立ちます。

日常生活動作の維持

着替えや食事、入浴といった毎日の動作も、症状が進むと少しずつ行いにくくなっていきます。

リハビリを通じて手先の動きや体の使い方を練習することで、身の回りの動作を自分でこなせる状態を保ちやすくなります

こうした積み重ねが、生活の質(QOL)を維持することにつながります。

パーキンソン病で行われる主なリハビリ

パーキンソン病のリハビリは、症状に合わせて複数の専門的なアプローチを組み合わせて行います

代表的なリハビリは、以下のとおりです。

理学療法 歩行訓練や姿勢改善訓練、ストレッチなどで、体を動かす機能の維持を目指す
作業療法 着替え・書字・食事など、手先を使う日常動作の練習を行う
言語聴覚療法 声が小さくなる・飲み込みにくいといった症状に対し、発声訓練や嚥下訓練を行う

これらは症状の段階や生活の状況に応じて、専門職の指導のもとで組み合わせて進めていきます。

自宅でできるおすすめの運動

リハビリは医療機関だけでなく、自宅で毎日続ける運動も大切です。

無理なく取り組みやすい運動として、以下のようなものがあります。

  • 大きく体を伸ばすストレッチ
  • 背すじを意識したウォーキング
  • 体幹を支える軽い筋力トレーニング
  • 片足立ちなどのバランス練習

激しい運動を頑張るよりも、毎日少しずつでも続けられる運動のほうが効果的とされています。

動作はできるだけ大きく、ゆっくり行うことを意識すると、パーキンソン病で小さくなりがちな動きの改善に役立ちます。

転倒が心配な場合は、壁や手すりにつかまりながら行うと安心です。

リハビリを続けるコツ

リハビリは一度に頑張るよりも、長く続けることに意味があります

続けるための工夫として、以下のような点が挙げられます。

  • 毎日の生活リズムに運動を組み込む
  • 「10分だけ」など、小さな目標から始める
  • ご家族と一緒に取り組む
  • できたことを記録して達成感を持つ

特に、ご家族のサポートは継続の大きな支えになります。

症状が軽い時期から運動を習慣にしておくことが、将来の機能維持につながります。

リハビリ中に注意したいこと

リハビリを安全に続けるためには、転倒の防止と無理をしないことが大切です。

運動を行う際は、以下の点に気をつけましょう。

  • 足元の段差や滑りやすい場所に注意する
  • 体調が悪い日は無理に行わない
  • 薬が効いている時間帯に運動する
  • 痛みや強い疲れを感じたら休む

パーキンソン病の薬は、効いている時間帯と効きにくい時間帯があります。

体が動きやすいタイミングに合わせて運動すると、より安全に取り組めます。

運動の内容や負荷については、主治医や理学療法士に相談しながら調整してください。

リハビリだけで改善しない場合の治療法

症状が進んでリハビリだけでは対応が難しくなった場合は、薬物療法の調整や手術による治療が検討されます。

薬が効きにくくなってきた場合は、種類や量を見直すことで症状のコントロールを図ります。

また、薬の効果が不安定なケースでは、脳に電気刺激を与える脳深部刺激療法(DBS)という手術が選択肢となることもあります。

いずれの場合も、リハビリと治療を組み合わせて進めることが大切です。

神経機能回復を目指す再生医療という選択肢

パーキンソン病に対しては、近年再生医療による新しいアプローチの研究が進められています。

再生医療は、人が本来持っている組織を修復する力を活用し、損傷した組織や機能の回復・維持を目指す治療法です。

パーキンソン病では、減少した神経細胞を補うことを目指す幹細胞治療などが研究・実施されています。

現在の標準治療は薬物療法とリハビリが基本であり、再生医療はそれを補う将来的な選択肢のひとつとして位置づけられています。

神経機能回復を目指す再生医療については、以下の動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【こんな方は再生医療をご検討ください】

  • 薬やリハビリを続けても症状の進行が気になる方
  • 神経機能の維持・改善に取り組みたい方
  • 標準治療と並行できる選択肢を知っておきたい方
  • 身体への負担が少ない方法を検討したい方

再生医療について詳しく知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

神経変性疾患を含む中枢神経の障害と再生医療の関係については、以下の記事でも詳しく解説しています。

まとめ|リハビリは早期から続けよう

パーキンソン病は、薬物療法とあわせてリハビリを継続することが、症状と上手に付き合っていくうえで重要になります。

思うように体が動かない日もあり、続けることに不安を感じることもあるかと思います。

それでも、無理のない範囲で運動を続けることが、機能を保つための着実な一歩になります。

リハビリに取り組むうえで意識したいポイントを整理します。

  • 症状が軽い早期から取り組む
  • 激しい運動より毎日の継続を優先する
  • 薬が効いている時間帯を活用する
  • 転倒に注意し、無理はしない

一人で抱え込まず、ご家族や主治医、理学療法士と一緒に進めていくことが、長く続けるための支えになります。

薬やリハビリを続けても進行が気になる場合は、神経機能の維持を目指す再生医療という選択肢もあります。

標準治療を基本としながら、関心のある方は将来的な選択肢のひとつとして検討してみてもよいでしょう。

「リハビリと並行できる選択肢を知りたい」「神経機能の改善に取り組みたい」という方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)の公式LINEから無料相談をご利用ください。

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監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長