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母指CM関節症のリハビリで改善を目指す方法を解説!ストレッチや注意点も紹介

母指CM関節症のリハビリで改善を目指す方法を解説!ストレッチや注意点も紹介
公開日: 2026.07.31

「親指の付け根がズキッと痛む」「ペットボトルの蓋が開けられない」など、当たり前だった日常動作がつらくなっていませんか。

母指CM関節症は、自宅でできるリハビリ(運動療法)によって、痛みを緩和し、関節の機能を維持・改善できる可能性があります。

本記事では、リハビリで改善を目指せる段階、自宅でできるストレッチ・マッサージ・筋力トレーニングの方法、リハビリ時の注意点まで解説します。

リハビリや装具などの保存療法を続けても親指の付け根の痛みが改善しない場合、再生医療も選択肢の一つになります。

再生医療とは、患者さまご自身の細胞や血液を用いて、損傷した組織の再生・修復をサポートする治療法です。

実際の治療内容については、以下の動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

「リハビリを続けても痛みが改善しない」「手術以外の治療法も検討したい」という方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。

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母指CM関節症は自分で治せる?リハビリで改善を目指せる段階とは

母指CM関節症は初期の段階であれば、痛みの軽減や症状の進行抑制が期待できます。

ここでは、リハビリで改善を目指せる段階と、リハビリだけでは難しい段階に分けて解説します。

母指CM関節症をリハビリで改善できる可能性がある段階

母指CM関節症の進行度は、一般的に「Eaton分類」を用いて以下の4段階に分けられます。

母指CM関節症は、比較的初期にあたるステージ1〜2であれば、リハビリや患部の安静、サポーターなどを用いた装具療法によって、痛みの軽減や関節機能の維持・改善が期待できます。

ステージ 関節の状態
ステージ1

・関節の変性が本格的に始まる前の段階
・関節の形は保たれているものの、関節液の増加によって関節の隙間が広がって見えることがある

ステージ2

・関節の隙間が軽度に狭くなり、軟骨の摩耗や小さな骨棘がみられる段階
・関節の形は比較的保たれている

ステージ3 関節の隙間が著しく狭くなり、軟骨の摩耗や関節の変形、骨棘の形成が目立つ段階
ステージ4 母指CM関節に加えて、隣接するSTT関節にも変形性関節症の変化がみられる段階

リハビリの主な目的は、母指CM関節の周囲にある筋肉を鍛え、関節を支える力を高めることです。

関節の不安定性を抑え、つまむ・握るといった動作で親指にかかる負担を軽減することで、痛みの緩和や症状の進行予防を目指します。

ただし、リハビリによって、すでにすり減った関節軟骨や変形した関節そのものが元の状態に戻るわけではありません。

痛みが落ち着いた後も、症状に応じてリハビリや装具の使用を継続し、強くつまむ動作や親指に負担のかかる作業を控えるなど、日常生活のなかで関節を保護することが大切です。

リハビリだけでは改善が難しい段階

母指CM関節症の変形が進んでいる場合や安静時にも痛みが続く場合は、リハビリだけでは十分な改善が得られない可能性があります。

以下に該当する場合は、無理に動かさず医師へ相談しましょう。

  • リハビリや装具療法を2〜3カ月続けても改善しない
  • リハビリ前より痛みが強くなっている
  • 安静時にも痛みが続く
  • 親指の付け根に腫れや変形がある
  • つまむ・握るなどの日常動作が難しい

また、保存療法を続けても痛みが改善しない場合や、できるだけ手術を避けたい場合には、再生医療が選択肢の一つとなることがあります。

「リハビリを続けても改善がみられない」「物をつかむ、つまむ動作のたびに強い痛みが走る」という方は、一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。

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母指CM関節症そのものの原因や治療法については、以下の記事で詳しく解説しています。

自宅でできる母指CM関節症のリハビリ方法【ストレッチ・マッサージ・筋トレ】

自宅でできる母指CM関節症のリハビリ方法については、以下のとおりです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

母指内転筋・親指のストレッチと母指球のマッサージ

母指内転筋のストレッチと母指球のマッサージは、CM関節周囲の筋肉の緊張をやわらげ、関節への負担を軽減するために行います。

母指内転筋は親指を内側に引き寄せる働きを持つ筋肉で、この筋肉が硬くなるとCM関節への負担が増えやすいため、柔軟性を保つことが重要です。

種目 やり方 ポイント
母指内転筋のストレッチ

・痛みのある手を開いて手のひらを上に向け、反対の手で親指の付け根(母指球)を軽く支えて親指が閉じないように固定する

・その状態で人差し指から小指までを付け根から伸ばし、心地よい伸びを感じる位置で10〜20秒キープする

痛みが強い場合は無理に伸ばさない
親指の外転・伸展ストレッチ

・手を机の上に置いて手のひらを横向きにし、親指を外側(手の甲側)へゆっくりと伸ばす

・その状態を10秒ほどキープし、ゆっくり戻す

朝起きた時や、手を使う作業の前後に行うと効果的
母指球のマッサージ

・テニスボールなどを机に置き、母指球をボールに当てる

・小さな円を描くように1〜2分ほどゆっくりとボールを転がす

強く押しすぎると炎症を悪化させる恐れがあるため、心地よいと感じる範囲で行う

いずれも親指の付け根にある膨らみ(母指球)や周囲の筋肉をほぐし、血流を促すことを目的としたケアです。

第一背側骨間筋と母指対立筋の筋力トレーニング

第一背側骨間筋と母指対立筋のトレーニングは、関節の安定性を高め、日常生活での関節への負担軽減につなげるためのエクササイズです。

鍛える筋肉 やり方 ポイント
第一背側骨間筋
(人差し指を親指側へ開く筋肉)
手を机の上に横向きに置き、親指は動かさずに人差し指だけを天井方向へ持ち上げて、ゆっくり下ろす動作を10〜15回繰り返す

・親指のCM関節を直接動かさないため、比較的取り組みやすい方法

・人差し指に輪ゴムをかけて軽い抵抗を加えるのも効果的

母指対立筋
(親指と他の指を合わせる筋肉)

・軽く手を開いた状態から、親指の先端と人差し指の先端を合わせて軽く押し合い、2〜3秒キープして離す

・同様に、親指と中指、薬指、小指の順に合わせていく(各指3〜5回ずつ)

痛みを感じる場合は無理をせず、押し合う力を弱めて行う

どちらも関節を支える筋力を補うためのエクササイズなので、痛みの出ない範囲で継続してみてください。

母指CM関節症のリハビリ時における注意点

母指CM関節症のリハビリは、痛みを我慢せず、無理のない範囲で続けることが大切です。

以下の点に注意しましょう。

  • 痛みを我慢して続けない
  • 翌日まで痛みが残る場合は休む
  • 痛みが落ち着いてから負荷を下げて再開する
  • 長時間行わず、少しずつ継続する

リハビリ中に強い痛みが出る場合や翌日まで痛みが続く場合は、関節に過度な負担がかかっているサインです。

一度中止して患部を休ませ、痛みが治まってから回数や力加減を調整しましょう。

母指CM関節症は早めのリハビリで改善を目指そう

母指CM関節症は、早期から適切なリハビリに取り組むことで、痛みの軽減や関節機能の維持・改善を目指せます。

本記事で紹介したストレッチやエクササイズは、無理のない範囲で毎日コツコツと継続しましょう。

ただし、リハビリや装具、湿布、内服薬などの保存療法を続けても改善がみられない場合、これまでは手術療法が主な選択肢でした。

しかし近年では、「再生医療」も選択肢の一つとなっています。

実際の治療内容は以下の動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

「ペットボトルの蓋を開ける、物をつまむといった動作で親指の付け根の痛みに悩まされている」「リハビリを続けても改善しない」という方は、一度、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設