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テニス肘が重症化したときの症状は?悪化サインと治療法について解説

テニス肘が重症化するとどうなる?症状の変化や重症化させない方法について解説
公開日: 2019.06.11 更新日: 2026.08.31

テニス肘(外側上顆炎)の痛みを「少し休めば治るだろう」と放置していませんか?

初期段階では腕を使ったときにだけ生じていた痛みが、重症化すると安静時や就寝中にもズキズキと痛み出し、日常生活に大きな支障をきたすようになります。

コップを持ち上げられないほどの激痛や握力低下を実感した場合、筋肉の付け根にある腱が深刻なダメージを受けており、手術が必要になるケースも珍しくありません。

本記事では、テニス肘が重症化した際に見られる症状や、重症度のチェックポイントについて解説します。

なお、近年のテニス肘の治療では手術を避ける選択肢として、自己細胞を用いた「再生医療」が注目されています。

再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促す治療によって、テニス肘の根本治療を目指します。

当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料相談を実施しております。ぜひご相談ください。

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テニス肘が重症化したときの主な症状

テニス肘が悪化して重症化すると、単なる動作時の痛みにとどまらず、日常生活に深刻な支障をきたす症状が現れます。

具体的に見られる重症化の症状として、以下の4つが挙げられます。

これらの症状が出ている場合、単なる炎症を超えて腱の断裂などが起きている可能性が高い状態です。

以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

安静時・夜間にも痛みがある

初期のテニス肘は腕を使ったときに痛むことが多いですが、重症化すると腕を休ませていてもズキズキとした痛みが続くようになります。

筋肉の付け根にある腱の炎症が慢性化し、神経が過敏な状態に陥っていることが主な原因です。

就寝中に痛みが強くなって眠れなくなる「夜間痛」を伴うケースもあり、慢性的な睡眠不足やストレスの原因にもなります。

痛みが続くようになったら医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

日常動作で激痛が走る

テニス肘は以下のような動作時に痛みが強くなることが特徴です。

  • 手首を反らす
  • 物をつかんで持ち上げる
  • ドアノブを回す
  • タオルを絞る
  • 指を伸ばす

症状には個人差もありますが、日常的な動作において上記のような症状が出た場合は炎症が慢性化して重症化している可能性があります。

放置しておくと治療が長期化して、手術が必要になる可能性もあるため、早期治療を行いましょう。

握力低下やしびれがある

テニス肘が重症化した場合、握力低下やしびれにより、物を持つ姿勢を維持できなくなる可能性があります。

肘を長時間曲げたままにしないことやストレッチを取り入れるなど、生活習慣の見直しも必要となります。

また、これらの症状は、頸椎椎間板ヘルニアや胸郭出口症候群など神経障害の可能性があるため、医療機関で診断を受けましょう。

肘や手首の可動域が制限される

長引く炎症によって肘関節周辺の組織が硬くなり、腕をまっすぐ伸ばしたり手首を甲の側に反らせたりする動きが制限されます。

ダメージを受けた筋肉や腱が柔軟性を失い、関節そのものが固まってスムーズに動かせなくなることが主な原因です。

この状態で無理に動かそうとすると激痛を伴うため、自力での改善は難しく、固まった関節をほぐすための専門的な治療や計画的なリハビリが欠かせません。

テニス肘の悪化サインとは?重症度チェック

現在の状態がどの段階にあるのかを把握することは、適切な治療方針を決めるうえで重要な要素です。

テニス肘の進行度合いは、痛みの強さや現れるタイミングによって、軽度・中等度・重度の3段階に分類されます。

それぞれの進行段階で見られる具体的な症状や悪化のサインについて、詳しくチェックしていきましょう。

軽度

軽度のテニス肘では、スポーツ中や重い物を持ち上げたときなど、特定の動作で肘の外側に一時的な痛みを感じるのが特徴です。

日常生活にはほとんど支障がなく、安静にしていれば痛みは自然と治まります。

しかし、この段階で痛みを我慢して無理を続けてしまうと、腱への負担が徐々に蓄積して中等度へと進行する恐れがあります。

少しでも違和感を覚えたら、運動後のアイシングやサポーターの着用など、早めのケアを始めることが悪化を防ぐポイントです。

中等度

中等度まで進行するとフライパンを振る、ドアノブを回すといった日常的な動作でも鋭い痛みが走るようになります。

動作を止めた後も痛みが引くまでに時間がかかるようになり、患部を指で押すと強い痛みを感じることも少なくありません。

この段階では、腱の微小な断裂や炎症が慢性化しつつあるため、市販の痛み止めや湿布だけで症状を改善するのは難しくなります。

日常生活に不便を感じ始めたら、速やかに整形外科などの医療機関を受診しましょう。

重度

重度のテニス肘に陥ると手首を少し動かすだけでも肘に激痛が走り、安静時や就寝中にもズキズキとした痛みが続くようになります。

痛みをかばうことで握力低下やしびれを引き起こし、コップを持つことさえ困難になるなど、生活の質が著しく低下します。

腱の断裂が深刻化している可能性が高く、保存療法での改善が難しくなる場合もあり、手術による治療が検討されるケースも少なくありません。

取り返しのつかない状態になる前に、早急に医療機関で適切な検査・治療を受けることが重要です。

テニス肘は重症化しても治る?主な治療法

テニス肘の治療法は主に以下の3つの選択肢があり、重症例であっても治る可能性は十分にあります。

それぞれの治療法について詳しく解説していますので、テニス肘の治療法に悩んでいる方はぜひご覧ください。

保存療法

テニス肘の代表的な治療法として、以下のような治療を組み合わせて行う「保存療法」があります。

  • 安静
  • アイシング
  • 薬物療法
  • サポーターの装着
  • リハビリテーション

初期段階では安静にしておくことや、炎症を防ぐためアイシングや消炎鎮痛剤を内服・湿布・注射して痛みを抑えます。

痛みが軽減してくると、筋力トレーニングやストレッチなどのリハビリテーションによって段階的に機能回復を目指します。

手術療法

薬物療法や理学療法などの保存療法を数ヶ月継続しても十分な改善が見られない場合、「手術療法」が検討されます。

テニス肘の手術には主に以下の種類があります。

切除術 痛みの原因になる変形した筋肉を切除する手術
前進術 腱の付着部を別の場所に移動させる手術

症状の進行度によってそれぞれの手術方法が選択されます。

テニス肘は、ほとんどの方が手術をせずに回復を目指せますが、慢性化するとなかなか治りにくい疾患です。症状が長引いて慢性化した場合は手術が必要なケースもあります。

再生医療

保存療法で十分な改善が見られない場合、近年の治療では手術以外の選択肢として「再生医療」が注目されています。

再生医療とは、患者さまの細胞や血液を用いて、炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促す治療法です。

病状に合わせて「幹細胞治療」や「PRP療法」が検討されます。

  • 幹細胞治療:体内の脂肪組織や骨髄などから採取した幹細胞を培養し、体内に投与する治療法
  • PRP(多血小板血漿)療法:血液から血小板を濃縮した成分を精製し、投与する治療法

当院リペアセルクリニックでご案内している脂肪由来の幹細胞治療は、採取する脂肪の量が米粒2~3粒程度のため体の負担が比較的小さいのが特徴です。

当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料相談を実施しております。ぜひご相談ください。

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テニス肘の重症化を防ぐ対処法

テニス肘の重症化を防ぐ対処法について解説します。

早期治療も必要ですが、日常生活において上記の対処法を行うことで重症化を防げる可能性があります。

肘周辺のストレッチ

肘周辺のストレッチは、肘を伸ばし、手のひらを上に向け、もう片方の手で手の甲を押さえながらゆっくり引っ張ることを無理のない程度で1回約20〜30秒を3セット行います。

また、指先を引っ張ることや、手首を反らす、曲げるなどのストレッチも行うと良いでしょう。

ただし、症状が悪化している状態では、自己判断でのストレッチやマッサージが逆効果となる可能性があるため、医師の指導のもと行うようにしてください。

肘周辺のマッサージ

テニス肘のマッサージは、肘周辺の筋肉を優しくほぐすことで、血流が良くなり痛みが軽減する可能性があります。

親指で肘の周りの筋肉を強い力で押さず、指の腹で優しく円を描くように押しほぐしましょう。

強い痛みがある初期段階などでは、マッサージは控えて冷湿布で炎症を抑えることが大切です。

サポーターの活用

サポーターを活用することで、痛む肘の筋肉への負担を軽減し、安静を保つことで炎症の悪化を防ぎます。

運動中や長時間のデスクワーク、日常生活で負担が気になる場面で装着することが大切です。

ただし、長時間のつけっぱなしは、筋力低下や血行不良の原因となるため、休憩時などは外すようにしましょう。

運動量の調整

テニス肘は、オーバーユースにより肘に炎症が起こる可能性があるため、運動量の調整が必要です。

完全に運動をやめるわけではなく、運動する内容を見直して、適度な休憩を取りましょう。

痛みを無視して無理に運動を行うと炎症が悪化する可能性があるため、注意が必要です。

正しいフォームに改善

テニスをするときは、正しいフォームに改善することが大切です。

体幹を使わない手打ちなど、間違ったフォームで続けると、肘への負担が大きくなり、発症するリスクが高くなります。

コーチやトレーナーに指導を受けることや、動画での分析などを行い、正しいフォームを身につけましょう。

テニス肘の重症化サインを見逃さずに適切な治療を受けよう

テニス肘は、重症化すると日常生活に多大な影響を与えるスポーツ外傷です。

痛みがある場合は、初期症状の段階で安静を取り、必要に応じて医療機関を受診しましょう。

治療法としては、薬物療法や理学療法などの保存療法が一般的ですが、これらの治療で改善が見られない場合は、手術療法が検討されることもあります。

また、近年のテニス肘の治療では、自己細胞を用いた「再生医療」という新たな治療選択肢も注目されています。

なかなか治らない肘の痛みにお悩みの方、再生医療を検討している方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設